ドローン空撮［技術解説］ － 屋内限定業務用クアッドコプター開発開始
サイバーショットDSC-WX200前提の機体
2013年1月24日にサイバーショットDSC-WX200 が発売されました。
これを発売日翌日にテスト購入し、最初の簡易フライトテストは完了させています。
このカメラはSONY独特のアクティブ手ブレ補正を内蔵。
ドラマ撮影が可能と思われるスペックで最軽量。
このカメラを徹底的に使いこなすという観点から、屋内撮影に特化させた機体を開発します。
このページを書いている段階では基礎設計完了済み。
後は実体化のみ。
必要な材料は発注済みで数日後に到着。
1週間で初フライト。
2週間で業務投入レベルとするのが目標です。
屋内用ハル
今回の機体のポイントはAR.Droneの、「屋内用ハル」を装着すること。
機体の基本性能はこのハルに装着されるプロペラサイズで決まってきます。
具体的には7インチプロペラ。
安全性は極めて高い機体となるのですが余剰浮力は少ない事は容易に想定出来ます。
この7インチというサイズの中で、如何に実務性能を突き詰めるのかが目標となります。
【加筆：最終的には8インチ樹脂ペラ】
初期の段階ではAR.Droneのオリジナルと同等サイズの7インチと考えていましたが最終的には8インチを搭載しています。
フライト総重量1.0kgの機体では7インチが厳しいというのが理由。
なお、8インチ搭載のために、モーターは内側にオフセットして取りつけています。
いつもなら、「軽量」を第1のコンセプトとなるところですが今回の機体は、「実務性能」が性能要求の第一位です。
・建築物への接触対策(屋内ハル装着)
・機体の耐久性(熱ダレ対策)
・画質
・他の機材との連動
120gのコンデジを搭載する割りにはフライト重量は重めに仕上がります。
重いといっても、フライト重量は最終形態でも1.5kg以下。
ただし・・・
普通の空撮会社が見逃すような軽量化対策は徹底的に実施。
贅肉を削ぎ落として、筋肉で機体重量は構成されます。
この1月～2月の空撮業務（バルーン含む）は例年よりも多め。
多くの機体を開発・メンテしたいところですが当面はこの機体に絞ります。
Wookong-MのGPSアンテナ問題で2013年1月の半分を消化してしまったことが本当に悔やまれます。
最終更新日：2013/04/05
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1) マルチコプターの導入