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ドローン空撮[技術解説] - サイバーショットDSC-WX200発表

サイバーショットDSC-WX200発表

0 [Zero]が今後1年間メインとして用いるカメラが内定しました。
2013年1月16日に発表された、「サイバーショットDSC-WX200」が本命です。

注意:
以下の内容は「安全率を高めに設定したマルチコプター空撮の動画撮影」に特化した内容となります。
一般の方の使い方とは大きく異なります。
その点にご注意下さい。(それでも優秀なカメラと思いますが・・・)

HX30V+フード

2013年のメインカメラ=HX30V

「科捜研の女」「GTO」もこのカメラで撮影されています。
フードが取り付けられていることから変わった雰囲気になっていますが市販のHX30Vと同じです。

60P対応で、広角端28mm。
強力な手ブレ補正を内蔵し、重量は254g(フード除く)

延べ購入台数は5台。
本当に活躍しました。
10日ほど前にハンディカムは新型が発表。
空間手ブレ補正に魅力を感じ、最新の社内自作ジンバルはハンディカムを意識した形状になっています。
それは「空間手ブレ補正が搭載されたハンディカムが軽量になる」と予測したから。
ここまでは読み切ったのですが・・・
先ほど発表された、新型のサイバーショトで想定外のスペックが出てきてしまいました。
(3割程度の軽量化と読んでいました)

DSC-WX200と関係カメラの比較

サイバーショット
DSC-HX30V
2012年2月発表
サイバーショット
DSC-WX200
2013年1月発表
サイバーショット
DSC-RX100
2012年月発表
ハンディーカム
CX630V
2013年1月発表
ハンディーカム
CX430V
2013年1月発表
重量 254g 121g
-133g
240g
-14g
375g
+121g
238g
-16g
イメージセンサー 1/2.3型 "Exmor R"
CMOSセンサー
1/2.3型 "Exmor R"
CMOSセンサー
1.0型(13.2 x 8.8mm) "Exmor" CMOSセンサー 1/3.91型 "Exmor R"
CMOSセンサー
1/3.91型 "Exmor R"
CMOSセンサー
広角端 28mm ※1 27.5mm ※1 33mm ※2 26.8mm ※2 26.8mm ※2
手ブレ補正 光学式(疑似3軸) 光学式 光学式(疑似3軸) 空間光学方式 空間光学方式
映像記録 60P,60i 60i 60P,60i 60P,60i 60P,60i
レンズ構成 9群12枚 7群9枚 6群7枚
35mm換算焦点距離 28-784 27.5-385 33-120 26.8-321 26.8-804

※1:手ブレ補正アクティブ
※2:手ブレ補正アクティブ未使用

DSC-WX200のスペックの読み方

カーボンフレーム

←この様に機体のカーボンのフレームに軽め穴を空けても10g程度しか軽量化は出来ません。
今回はカメラを交換するだけで133gも軽量化が可能です。
まさに圧倒的というレベル。
機体側で、100gの軽量化の手間とコストは相当な物です。
2013年1月発表のサイバーショットは従来型よりも当然ですが軽量化されると読んでいます。
HX30Vが254gですので、同スペックで180g程度になれば十分と読んでいたのですが・・・
見事に読み間違えです。
「軽量であることが空撮機材の正義」と掲げている0 [Zero]にとっては夢のようなカメラです。

ハンディーカムCX630Vの空間手ブレ補正も魅力(フード無し運用可能なら+100g)
サイバーショットDSC-RX100のレンズのキレも魅力(広角端と手ブレ補正が問題)
AS15(90g)は画質の点で落選。
このカメラが発表されなければ、ハンディーカムCX630Vが2013年のメインカメラと考えていました。

ここはフラットに小型マルチコプターに搭載するカメラのスペックを読みましょう。
HX30Vとの比較で進めます。
注目はDSC-WX200のレンズ。
HX-30Vと比較するとテレ端を縮めています。
このメリットは軽量化とさらなる手ブレ補正の進化の可能性。
マルチコプター空撮には歓迎の方向です。
HX-30Vと比較すると、広角端のアクティブ手ブレ補正の広角端が改善(広くなっている)とスペック表からは読み取れます。
(公式サイトでご確認ください)
一瞬よろこんでしまいそうなのですが・・・
これは回転方向の補正が無くなった。もしくは弱くなったとも取れます。
回転ですので、ジンバル側の制御を頑張れば対抗出来るとも言えるのですが・・・
ここは実機購入後にテストならびに改修を実施しないと何とも言えません。

受光部は同スペックと取れました。
レンズはテレ端が短くなったことから、良い方へ動いたと期待します。
構成がシンプルになったと言う事は一般的にはキレが出てくることを意味します。
もちろん、コストとコンパクト化を優先し画質を犠牲にしているという可能性は残ります。
ここに関しては実写テストを待たなければなりません。

運用面に目を向けると、バッテリーの仕様変更に注意が必要。
DSC-WX200のバッテリーは軽量=容量が落とされてます。
冬場の運用時間は大幅に短くなっていると推測されます。
いつも通り、スペアバッテリーを加温しながら運用となるのですが・・・
ここは10g重くなっても、容量は下げて欲しくないところでした。

どちらにしても、早急な入手とテストが必要。
0 [Zero]が全面的にDSC-WX200に乗り換えたなら・・・
そういう意味と取って下さい。

【加筆:DSC-WX200はHX30Vと置き換わったのか?】
結論としてはDSC-WX200とHX30Vの両方を使い分けています。
手ブレ補正に限ってはHX30Vの方が優秀であることを実写にて確認。
重量以外に、DSC-WX200が勝る部分はありませんでした。(あくまで、プロが空撮に用いるという観点から)
ただし、DSC-WX200も業務では用いています。
絶対的に軽量である必要のある機材にはDSC-WX200は必須です。
結果として、現場には各々を持ち込んでいます。
今の段階ではどちらのカメラも必要です。
加筆日:2013/04/05

公開日:2013/01/18
最終更新日:2013/04/05
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