微振動対策として、ノックスドール3100をフロアを中心に施工中。
いつもの通り結論から。
一般用途のハイエースには、不要です。
参考購入価格:¥62,000(20L缶)
20L缶は、なかなか売り物がないので・・・
私の購入先を紹介→外部リンク
←今から、9年前に乗っていたファーストカーです。
ハイエースコンテンツなのに、なぜボルボが出てくるのか?
それは、私が向かおうとしている方向を理解してもらうためです。
◆2004年式ボルボXC90
・最初期モデルの新古車を購入(2013年現在も現行モデル)
・直6ガソリンターボ
・高級車と言って良い価格帯の車
ハイエースと同じ様に「長距離移動の仕事車」として購入された車両です。
購入先は、その当時の、「客先」です。
今でこそ、ハイエースが仕事で必須の車なのですが、その当時は・・・こういうのが必要だったんです。
それで、この車ですが・・・
ハンドルからの微振動が酷かったのです。
1日で、500kmを超えるような移動を行うと・・・非常に辛い事になっていました。
その当時も、長距離移動を想定しています。
量販モデルは5気筒。
この振動をさける観点から、6気筒搭載の最上級モデルを選択していました。
それなのに・・・振動です。
結局は、この車は3ヶ月で降りました。
その後は、アウディを営業車として数台を乗り継ぎ。
そのアウディも、ガソリンの相性により悩まされるということも経験しています。
その一方で、ディーゼルのメルセデス・ベンツT1Nで、月に1万kmを走り切ったという経験もしています。
それらの経験から、「ガソリン車の微振動とディーゼルの振動は別物」という基準が出来ました。
非コモンレールのT1Nは、古い時代のディーゼルです。
しっかりと振動しています。
しかし・・・1日で、1,000kmは問題無く走りきれます。
ところが・・・ガソリン車の微振動発生時は、500kmでも苦痛です。
過去の営業車であった、ボルボXC90の様な車なら・・・
別の車に替えてしまえば解決。
しかし・・・今の仕事では、ハイエース一択しかありません。
つまり、何が何でも、ハイエースの微振動を落とす必要があるのです。
ここから、はじまる振動対策は、「一般用途のハイエースには、不要」と記しています。
・ハイエースで、500km以上移動するのが日常
・ハイエース以外の選択肢が無い
この様な方以外は、不要な改修です。
別の選択肢(例えば、キャラバン)があるなら・・・それを選べば良いまでです。(恐らく、ハイエースよりも快適でしょう)
「オレのハイエースは、振動なんかしない!」と言う方もいるでしょう。
「世の中、気がつかない方が幸せな物は多い物です」
まとめます。
ここから先の振動対策は、一般用途のハイエースには不要な領域です。
遮音対策としては、参考程度にご覧下さい。
問題の微振動は、左足とシートから入ってきます。
ノックスドール3100を、エンジンからこのルートまでに施工していきます。
←フットレスト付近のマットの裏側(純正)
かなり念入りに、振動・遮音対策が施されています。
ココが対策のポイントであることは、この事からも明らかです。
エンジン→マウント→フレーム→フロア
この一連の振動経路に関して対策を施していきます。
助手席直下付近。
エンジン左右のマウントはメンバーと合流します。
振動の大きなルートとなる、この場所に制振遮音コンパウンドを塗ります。
ちなみに、「手袋塗り」が今回の採用方法。
施工面積が広いのですが、養生の関係からガンは非効率と判断。
穴ピットから作業すると、姿勢的には楽なのですが・・・
乾燥の効率を考えて、屋外にて施工。
運転席直下。
エキマニ周囲は、遮音対策としては極めて有効なポイントです。
アスファルト系の防振対策は、熱の関係から不向き。
金属系の遮音剤も、同様の理由でNG。
この場所に最適な材料は、ノックスドール3100・3101・999です。
一つで、全ての目的をクリアするなら3101(20L缶しか販売していません)
ベストは、3100の後に999。
今回は、コストの観点からX9(断熱材)で表面を仕上げて完了とします。
エンジン直下のアンダーカバーは、金属製になっています。
このアンダカバーにも、施工します。
この純正のカバーは・・・
右側:キャタライザー直下。純正では何も対策無し
左側:特に何も無し。純正で吸音材施工済み
純正でも、ここの吸音は有効という認識をしています。
本来なら排気系にも吸音材を貼りたいとこでしょうが・・・熱の簡単から純正では断念していると取れます。
アンダカバーをハズして試走するとわかるのですが・・・
室内に届くエンジン音は、明らかに大きくなります。
このアンダーカバーが、エンジン音低減に役立っていることは確定です。
「役立っているなら、そこを強化」
これが基本です。
最終的には、温度的に問題が無いならEPDM(エプトシーラー)を路面側に貼り付けます。
エンジン音の路面からの反射を吸収するのが目的です。
もちろん、エンジン音の直接吸音も狙います。
ネットには、「ネタ」が落ちていませんでしたが・・・
このハイエースには、水掛かりがある部分に、EPDM(エプトシーラー)を積極的に用います。
一般的には、エプトシーラーなどは室内側に用います。
これを外側に用います。
もう少し具体的に言うと・・・「タイヤハウスの外側にEPDMを貼ります」
数日後には、具体的な施工に入ります。
どの程度の耐久性があるのかを・・・人柱として長期的に調べていきます。
ちなみに、PPのアンダーカバーにもノックスドールは施工。
公式サイトには、FRPにノックスドール・制振遮音コンパウンド施工されているデータが示されていました。
結構効いていました・・・
FRPに施工できると言う事は・・・PPでもいけるのではと思い・・・
←実行しました。
発煙筒が写っていますね。
その室内パーツに、ノックスドール3100施工です。
この部品はフロアトンネル付近の樹脂パーツ。
左足振動対策の一環として、コイツに施工。
ここは・・・おまじないという程度しか期待していません。
20L缶では、「余ります」
エンジマウントから、フロアまで施工しても10Lもあれば十分。
残りは、快適性向上に有効そうな場所に投入。
例えば、ドアやフロアです。
施工は室内側からが簡単なのですが・・・
そこは、天井を剥がしてX9(ノックスドールの断熱材)の施工時に実施します。
鉄板は、裏と表から攻めれば、制震効果は上がりますので・・・外側も施工します。
この車両は、趣味の車ではありません。
あくまで、「機材車」。仕事の道具です。
予定されている保有期間は8年。
最長でも、ハイエースがフルモデルチェンジをしてから5年で買い換えです。(その時点のハイエースに)
施工は、ご覧の様にいい加減な物。
バラす必要性が無い部分は、全て巻き込みで施工しています。
「いい加減なヤツだな~」と思う人もいるかもしれません。
これは、P1800Eの初期のページ。
本来は、私は細かい事も出来る人間です。(本気を出すと、国内トップクラスの組子職人)
「細かい」と、「雑」の使い分けが、自分で出来ていると評価しています。
ハイエースに接する際のクオリティは、当然ですが「雑」な物。
P1800の様に、「孫の代」を想定する必要の無い機材車ですので、切り捨てる物は遠慮無く捨てます。
このページを書いている段階では、既に施工2日目が完了しました。
問題のフロアなどには、既に6回以上の施工が完了しています。
それでも塗膜は3mm程度でしょうか?
硬化が進んでいないのか・・・今のところは、手で弾いても劇的な変化はありません。
今現在は、バルーン空撮の業務により2週間程度押さえれています。
ハイエースが業務に出動する可能性は低いことから・・・集中的にメンテが実施されています。
なお、本日の問い合わせのロケ先は北海道。
この仕事はスケジュールの関係から決まらないと予想。
現在、公式予定表には、「沖縄検討中」と記されています。
仮に、沖縄の案件が決まると・・・最悪の場合は、山梨~鹿児島までを1名で22時間で走る切る必要性があります。
走行距離は1,300km。
もちろん、ハイエースでの移動となります。
この様な機材車ですので、ココまでの対策が必要。
普通のガソリンハイエースなら、室内側に吸音材を的に増やせば十分かと思います。
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