ハイエース・ワゴンGL　シートリクライニング加工

ハイエースの、「呪い」のひとつ。
後席シートのリクライニング加工についての解説。

一般の方には、まったく無意味な情報となります。
読み飛ばしましょう。

←既に加工後のサードシート。
純正では、この様な形に折りたたむことは出来ません。
仕事の内容（機体の数が多い）では、このシートの上にも機体を搭載することになります。
また、リクライニングの角度も深く出来ません。

セカンドシート：二人がけ
サードシート：二人がけ
フォースシート：四人がけ
この全てにリクライニング加工を実施します。
ここでは、シート加工のポイントを解説します。

例のツメ

←このツメにより背もたれの可動範囲は規制されています。
これを一脚に付き4ヶ所切り取ります。
具体的な事は検索して下さい。
私は手抜きなので、簡易養生後にハンドグラインダーで切り取っています。

私は作業が早いほうですが・・・
シート全て(8脚)に、作業を行うと半日はかかってしまいます。
これでも、作業のポイントが理解出来たから実現出来る速度。(座面撤去方)
この様な作業は、手慣れている方にお願いした方が良いかも知れません。

シートの驚異的な軽さ

←これは、シートベルトが搭載されているシートのツメが付いてる鋼材。
ご覧の様に5mmの厚さがあります。
なお、シートベルトが付かないところは3.5mm程度。
当初(ハイエース200系発売時)は3.5mmで設計。その後、シートベルトが義務化されたタイミンクで該当箇所のみ5mm化。
う～ん　トヨタです。

この様な作業では、シートを脱着することになります。
その際に感じるのが、異様なシートの軽さ。
確実にV350(私の知る限りは、着脱式2脚シートの最重量)などの半分の重量です。
詳しい人の中には、「この重量で衝突安全性が確保出来るのか？」と思うかも知れません。
その答えは、「10人乗り乗用車特例」が答えになります。
細かい部分までわかってくると、ハイエース(トヨタ)の恐ろしさがわかります。

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