4型ハイエースへ。桜塚やっくんは二度死ぬ

ハイエースは2013年11月27日にマイナーチェンジが入りました｡
2度目のマイナーチェンジということから、外装面や装備面で、「ユーザーが望む」修正が入っています。
私は、横滑り防止装置の装着に注目していたのですが・・・

いつもの通り、結論から入ります。

トヨタは、ハイエースユーザーの命などは価値があると考えていません。

ここはブログもどきです。
ここの流儀でハイエースのマイナーチェンジを解説します。

横滑り防止装置の義務化とは？

乗用車は、2012年10月以降の新型車。
既存車種も2014年10月以降は、義務化となります。
ただし・・・
10人以上は乗用車でも義務化されません。

いつも通りか・・・

この、「10人乗り乗用車」という隙間で、ハイエースのワゴンは成り立つのですが・・・
今回も、ここの特例が使われています。
早い話が・・・
路上の多くの乗用車に横滑りが入ってきているが、ハイエースには入らない。
走行距離が多く、車重も重い。
重心は高く、乗員も多い。
そして、走行台数も多い・・・
このハイエースへの横滑り防止装置の装着は、トヨタは見事にスルーしました。

2004年デビューの現行ハイエースは、既に終わっている（時代にそぐわない）プラットフォームです。
これに横滑り防止装置を詰んでくるなら・・・トヨタを見直すところ。
結果は、予想通りです。
このページ＝桜塚やっくんは、亡くならずに済んだのか？で記しています。
10年後ならば、今回の事故は防げました。と・・・
この言葉は撤回の必要があるようです。
今回の横滑り防止装置の義務化をトヨタ的に解釈すれば、「商用車と10人乗り乗用車は、防止装置装着の義務は無い」と読み取れます。
10年後には、フルモデルチェンジしていると推測出来るハイエースにも、横滑り防止装置が付いていないという未来が予想出来ます。
2013年でも、2023年でも、ハイエースに乗っている限りは桜塚やっくんの事故は発生すること意味します。

いつも、いつもトヨタの選択は経営者目線では素晴らしいと思います。
自分の顧客の命を救うことより、企業利益を優先する。
経営者としては見習わなければいけないところですかね? (私も社長です。)
私は経営者であると同時にエンジニア。
目の前に救える命があって、それを見過ごすことは出来ません。

こんな甘い考えなので・・・会社が発展しないんですね。

ハイエース　ワゴンGL　関連記事

前へ｜自動車カテゴリトップ｜次へ

4型ハイエースへ。桜塚やっくんは二度死ぬ

横滑り防止装置の義務化とは？

いつも通りか・・・

ハイエース ワゴンGL 関連記事

ハイエース　ワゴンGL　関連記事