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ハイエースを研究する

ハイエースカタログ

現在、空撮部の増車計画の為、様々な車両を見たり調べたりしています。
その候補にあげているハイエースを、かなり調べたのでページを一つ立ち上げます。
カタログや書籍などで十分研究をしましたが試乗できませんでした。
トヨタのサイトでも、ハイエースの試乗車情報は公開していません。
ネットでは試乗してから購入しているとの書き込みがあったので・・・地域によっては試乗車の用意があるのでしょう。

ですので、試乗をしていないので全てカタログやネットからの情報を元に推測となります。
文字ばかりになりますがよろしくお願いします。

空撮部に必要な車の条件を確認します。

以下のような車両を捜します。
(並び順は優先順位)
 1):1日に1,000km以上走り、その後に仕事が出来ること
 2):積載はMAX300kg程度まで、あくまで、「容積」が必要
 3):安全は大切
 4):燃費は良い方が・・・ベストは最新コモンレールディーゼル
 5):オートクルーズは必須
 6):信頼性と整備性

さらには・・・
 ●音振は長距離で疲れない範囲ならOK
 ●使えないナビならない方が良い(後付)
 ●エアコンの効きは重視しない(渋滞にははまらない)
 ●選べるならマニュアルミッションが良い(燃費と信頼性)
 ●下取りは気にしない(数十万キロを走るので・・・)
 ●12V電源が大電流にて取り出せること(シガーからはムリ)

トヨタとディーゼルエンジン

私は昔からディーゼル好きです。
過去には・・・NOx法と戦っていた時期もあります。(それほど前からのディーゼル好き)
その当時から、熱効率が高い(圧縮比が高い)事から大きな車はディーゼルが良いと決めつけていました。
そのNOx法の時は私が乗っていた旧車(ランクル40系)がその当時の新車(デリカ)よりも排ガスはキレイにもかかわらず該当車とされて・・・

本題に戻ります。
そのランドクルーザー(もちろんトヨタ)はダイハツのエンブレムを付けたエンジンを積んでいました。
その当時から、トヨタはディーゼルが苦手なのです。
ご存じの通り、トヨタはハイブリッドの道を選んだ段階で研究資源の多くをハイブリッドに移したはずです。
これは商売的には正解でした。
その為にヨーロッパではOEM供給をうけてディーゼル車を販売しています。

今年の8月のマイナーチェンジでは新長期適合の新型ディーゼルを出してきました。
カタログでは、「コモンレール」となっていますが・・・こいつがくせ者です。
ネットの書き込みでも、振動関係は、「昔よりもマシ」という話です。TDIの様に「ガソリンと違いがわからない」とか「ディーゼルの方がいい」などという良好な意見がありません。

ヨーロッパのディーゼルは長年にわたる改善で今日の性能になりました。
微妙なウエイト調整など、ハイブリッド屋とは別世界があるはずです。

最新のトヨタのディーゼルに乗っていないのですが・・・
カタログスペックと過去の経緯から、ハイエースのディーゼルは候補から外すとします。

ボディータイプを考える

本当はスーパーロングワイドの積載が欲しいのですが、車庫の関係からミドルルーフくらいが都合が良いのです。
横幅はあった方が良いのが空撮部です。(バルーンをしまいます)
1880mmの全幅は操縦安定性の向上も期待出来ます。
側面衝突の面からも有利です。
この落としどころに該当するのは3つのグレードです。
ワゴンのミドルルーフ(GL・DX)とバンのミドルルーフ・スーパーGLです。
バンのミドルルーフ・スーパーGL(上級グレード)が該当するとわかった瞬間は、「トヨタ上手すぎる~」と唸りました。
いつも、いつも、トヨタは商売上の参考になります。

ミドルルーフの隠れたメリット

ハイエースはキャブオーバーですので、安全面が不安です。
スーパーロングになると、クラッシャブルスペースが標準ボディよりも多くなるので多少改善します。(同時に車重の増で相殺とも)
ミドルルーフは実は・・・鼻先だけが長いのです。
荷室は標準ボディと同じ長さなのですが全長が145mm長いのです。
つまり、145mmが安全と空力の為に使われているのです。
スーパーロングよりも軽くなるのもメリットです。(スーパーGLなので、豪華装備でまたしても相殺!)

ハイエースしか買えないとすると・・・

そろそろ、結論に入ります。
どうしてもハイエースしか買えない(トヨタの仕事をしている)場合は、ワゴンのDX(ガソリン)にします。
ボディーカラーはライトイエロー! 園児の送り迎えに活躍するヤツと一緒ですね。
そのリアシートを撤去して使います。

この段階でハイエースは候補から外します。
原因は事実上2.7Lガソリンエンジンしか選択肢が無いことと、キャブオーバーに起因する安全面からです。

ハイエースの良いところ

ハイエースはかなり研究しました。
過走行+荷室容積という現実を考えると、もっとも購入に近い位置にある車と思えたからです。
その際に、いろいろな点が見えてきました。

フロントは変則のダブルウィッシュボーン

これにはビックリしました。
ダブルウィッシュボーンなら、加重にも強いでしょう。
高速でバンプステアを出さずにキレイに走っているハイエースの理由がわかりました。

また、小回り半径を稼ぐためスプリングの収まりも非常に工夫されています。
標準ボディーで5m。
驚異的なのは4WDモデルの5.2mです。
ついでに・・・ローダウンにも強いですね。。。これもトヨタさんは狙っているのでしょうか?

スーパーロングバンの存在

これをカタログモデルとしたのは凄いことです。
新車で、これを買えるだけで価値があります。

驚異的な下取り価格

ハイエースの中古価格は強いですね~
10年後の残価が最も高い国産バンです。
年間5,000km程度しか乗らないのなら、新型ノアを買わずにハイエースを買った方が幸せになれそうです。

無塗装バンパー

これは個人的な趣味です。
無塗装バンパーはかっこよくないですか?

ハイエースのダメなところ

安全は切り捨て

キャブオーバーの段階でしょうがないですが・・・
ハイエースではリア2点式は常識です。
リヤシートベルトはなんとオプションです。
「コストを下げるため」なのはわかります。
それなら、シートも同時にオプションにしてください。(乗車定員の関係からそれはムリなのもわかるのですが・・・)

中途半端な装備のレス

ネットなどの書き込みで、「ラジオがしょぼい」などの書き込みがありました。
私に言わせると・・・完全にレスにしてくれ! です。
レス仕様はあるのですがスピーカーが付いてきます・・・これでは意味無しです。

こうやって書いてみると、ダメなところは少ないんですね。
試乗をすると、いろいろと出てくるとは思うのですがカタログ上では良い車と言えると思います。

イニシャルコスト・ランニングコスト・安全性がハイエースを候補から外す理由です。

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