「地味な見た目計画」を進めます。
最大の、「地味化」パーツは、ワゴンDXに装着されている素地パンバー。通称「黒バンパー」です。
いつもの通り結論から。
ハイエースの純正バンパーの品質は、「素晴らしい」
これぞ、国産車に期待している品質です。
参考購入価格:¥51,000
実を申しますと・・・
21世紀になってから発売された車両の、外装パーツをばらしたのは今回が初めてです。
なので、輸入車も含めて他のサンプルが無い事を素直にお話しします。
で、問題のフロントバンパーから。
GLのバンパーには、フォグランプが装着されています。
オプションとしてソナーも付いています。
開口部も移植が必要です。
それらを移植中に思ったこと・・・
「ガンプラか?」
最近のガンプラを知らない方に補足します。
20世紀のガンプラしか知らない人は・・・模型店などで、最新の安い物をひとつ購入してみてください。
そりゃ~ビックリします。
加工精度やギミックが子供の頃に組み立てた物とは別の世界に入っています。
この事は、経験しないとわからない事なので・・・ここで切り上げます。
とにかく、「ガンプラチック」なんです。(褒めています)
車目線で、メンテナンス性が高い事を具体的に書きますと・・・
「リアバンパーの交換時間は、15分でした」
ブログもどき用の撮影やら観察を含めた時間です。
仕事としてやってみろと言われれば・・・準備も含めて10分ですね。
今回のバンパー交換は、本当はディーラーにお願いしようと思っていました。
外したパーツの処分などにも困りますから・・・
工賃は1.5万円とのこと。
なにも問題ありません。
ところが・・・入庫の調整が取れなかったんです。
空撮の仕事は、「突然入ってきます」
本当に、「今から青森に来れないか?」というレベルのお問い合わせが入ります。
可能な限り、車両は手元に置いておきたいのです。(これは、商用ナンバーに出来ない理由のひとつ)
そこで、ネタの収集も含めてDIYとなりました。
リアは、上記したように15分で完了。
フロントは、観察を丁寧(空力改善の算段)にやっていたことから2時間掛かっています。
その時間の中には、一手間が入っています。
←例えば、こんな事。
シェラウドとコンデンサの隙間をテープで埋めます。
こんな仕上げは、純正では不可ですが・・・自己責任ならOKの範囲。
過去の経験から、車両の寿命程度は、この仕上げで持つ事はわかっています。
この効能は・・・わかる方は、わかりますね。
私の仕事は、ラジコン空撮屋です。(他もあるけど・・・)
日々の仕事は、空力も含む飛行物体の開発と製造です。
その目で眺めると・・・
←この部分は放置出来ませんでした。
既にカーボンプレート施工後です。
ここには、純正では穴が空いています。背後には、ホーンがいます(上側が写真には写っています)。
ここは、空力的には埋めてしまった方がプラスです。
小さな改善ですが、こういう物の積重で総合性能は上がっていく物です。
なお、「高速専用」と割り切れば、さらに埋めても良いところ。
夏期以外限定ということなら・・・専用のフタをつくってしまっても良いかも?
※昔流に言うと、ラジエターカバー
その昔の事ですが・・・
ボルボ240のクーリングファン(クラッチ付きのエンジン直結)は、冬期は外していました。
その辺に落ちいてたドライカーボンプレートをこの様な形に切り出し。
取りあえずテープ止め。(強度的には、これで行けるハズ)
一般の方には、カーボンを切ることは困難と思います。
マネをする場合は、PP・PE・ポリカーボネイト・アクリルなどでチャレンジしてみてください。
手間暇をかけるなら、接着がベストでしょう。
自己責任の実用パーツですので、「最低限」で済ませます。
なお、今後は空力ネタが増えてきます。
目的には、燃費・高速安定性・快適性の全ての向上の為。
ただし・・・「外観は地味に」という縛りが常についてまわります。
ハイエースのフロントバンパーから1mの範囲は、空力改善の余地が沢山あります。
風防実験などは流石にムリなので推測になりますが・・・(業務では、レンタル風防を検討したことがある=バルーン空撮の機材開発の際)
総合的な空力改善で高速巡航時の燃費は、0.5km/L以上は改善出来ると思われます。
根拠は、大型車のドラック対策パーツの燃費向上率から、「気分」で算出。
素地バンパー装着で、「地味」になりました。
今までは、「地味化」のアイテムとして「低排出ガス」ステッカーを貼っていましたが、コイツを剥がします。
ついでに、「GL」のエンブレムも外しました。
外観に関しては、ルーフキャリア・ラダーが残る部分です。
ここは、ホイール・タイヤの交換が終わり、全体の雰囲気がわかった段階で採用の可否を決めることとします。
やはり、空力の観点からはキャリアの装着は避けたいところ。
しかし・・・より機材車らしい見た目と、現場でのワークバリエーション(キャリアに乗ってのラジコン操縦)の増加という観点からは・・・欲しいアイテム。
ハイエースを近距離仕様(1日の走行距離1,000km以下)とするならば、必須の装備となるのですが・・・
答えは、先延ばしします。
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