納車は11月。
順降雪地の山梨では、スタッドレスタイヤが必須。
さっそく、タイヤの選定に入るとマイナー車独特の壁にぶち当たる。
←アバルト500のベースグレードは、16インチのアルミが装着されています。
195/45R16 コンチネンタル・プレミアムコンパクト2 (外径582mm)
スタッドレスタイヤは、どれにするかと問われれば・・・
「順降雪地なら、ミシュランX-ICEでしょう」となります。
最新世代はXI3。
これの16インチを履けば完成となるのですが・・・2013年現在は設定サイズが無い。
コイツは、マイナー車。
このサイズに拘ると、BSなどにしか設定サイズが無い。
つまり・・・
A案:ドライを捨てて16インチ(BS装着と意味)
B案:インチダウンしてミシュランスタッドレス
この選択をしなければなりません。
今回のアバルト500は、「教習車」です。
教習車なら、答えは直ぐに出ます。
インチダウンで決定です。
サイズ | 装着タイヤ | 備考 |
前輪:195/45R16 582mm |
コンチネンタル コンチプレミアムコンタクト2 84V XL 指定空気圧:230kPa(軽加重) 指定空気圧:260kPa(最大加重) |
前軸重:730kg 軽過重:84V XL・230kPa=415kg 最大過重:84V XL・260kPa=460kg |
前輪:195/45R16 582mm |
コンチネンタル コンチプレミアムコンタクト2 84V XL 指定空気圧:210kPa(軽加重) 指定空気圧:240kPa(最大加重) |
後軸重:380kg 軽過重:84V XL・210kPa=385kg 最大過重:84V XL・240kPa=430kg |
タイヤの空気圧に関して補足します。
XL規格をご存じでしょうか?
このXL規格のタイヤは、スタンダード規格とはロードインデックスからの耐荷重算出方法が異なるので注意が必要です。
アバルト500の16インチ純正の、ContiPremiumContact 2はXL規格タイヤでした。
上記の負荷能力対応表は、XL規格のLI=84にて算出されています。
ちなみに、負荷能力対応表の対応過重は一本あたりとなります。
ここで、後軸重:380kgに注目!
一名乗車なら、後輪の高すぎる空気圧は大きなデメリットとなる事が読み取れます。
純正指定は高すぎないか???
サイズ | 装着タイヤ | 備考 |
195/45R16 582mm |
◆ミシュラン PilotSport3 84V:¥12,500 ◆ピレリ P ZERO NERO GT 84V:¥10,500 ◆ブリヂストン POTENZA RE-01R:¥17,500 ◆ブリヂストン BLIZZAK VRX:¥21,000 ◆ダンロップ WINTER MAXX WM01:¥17,000 |
純正サイズのリプレース。 このサイズの欠点は、スタッドレスにブリヂストンとダンロップの選択しか無い事。 夏タイヤは、ベーシック・コンフォート系からの選択肢は無し。 無難と言ったらそれまでですが、おもしろみの無いサイズです。 |
185/55R15 585mm |
◆ミシュラン PilotSport3 82V:¥11,000 ◆ミシュラン X-ICE XI3 86H:¥14,500 ◆ピレリ P ZERO CINTURATO P7 82H:¥9,500 |
インチダウンの本命サイズ。 Fiat500の標準タイヤサイズ。 外径は、多少増えて幅は狭くなる。 当然の事ながら、燃費は向上しコーナー限界は下がり爽快な走りとなる。 オーナー(この車のメインドライバ=20代女性)の好む方向では無い。 しかし、勉強には良いサイズ。 |
195/55R15 595mm |
◆ミシュラン ENERGY SAVER+ 85V:¥7,000 ◆ミシュラン PilotSport3 85V:¥10,500 ◆ミシュラン X-ICE XI3 89H:¥14,500 ◆ピレリ P ZERO CINTURATO P1 85V:¥8,500 |
外径はわずかにアップ。 注目は、サマータイヤにベーシックタイヤが装着可能になるところ。 前輪はPS3。後輪はSAVER+などという攻撃が可能になる。 |
素のアバルト500ならば、インチアップの選択肢は無しとの判断から17インチは比較表に盛り込みません。
エッセエッセが組まれた17インチからは、15インチへのインチダウンも無い選択肢と思います。
あくまで、素のアバルト500のみインチダウンの検討をしてください。