←2008年12月28日撮影
吹き流しの角度とバルーンを繋留しているロープの角度に注目してください。
画像内中央付近にある吹き流しは5m/s程度の風が吹いていることを示しています。
乱流が無いことと、使用しているバルーンが最新世代のバルーンとなるために、この様な繋留角度を示しました。
繋留角度80度以上となっています。
この場所ならば、風速5m/s時に繋留角度70度が保証できるのが0[Zero]の車載式バルーンシステムです。
※乱流について:
都市部では下降気流を含むビル風が吹いています。
全ての環境下にて、同一性能を保証する物ではありません。
この風ではアドバルーンなら繋留は中止。
多くのバルーン空撮会社は撮影中止となる風です。
この連続写真の撮影時は天候待ちを行っていました。
撮影方向は快晴ですがこの反対側が曇ってました。
現場には9時前に入っていたことから既に3時間以上待っていることになります。
バルーンを引っ張っている為に70度程度の繋留角度になっています。
この写真が0[Zero]のバルーン性能の高さをもっとも証明しています。
同業他社の方が脅威に感じていることでしょう。
バルーン空撮の常識ではあり得ないとされる繋留角度です。
デジタル一眼レフ搭載可能で、対風性能が高いとされるバルーンはヘリウムガスの使用量が増えるために大型のバルーンを必要とします。
その結果、風が強く吹くとバルーンを押さえるためにウインチを用いたり複数名で繋留することになります。
0[Zero]ならば、安価でも安全・確実な空撮が可能です。
バルーンの繋留ロープが短くなると流されにくくなると言う特性があります。
上空100m程度になると、このくらいの風で繋留角度は80度程度になります。
0[Zero]のホームページではこの様な狭い場所からの撮影風景を積極的に公開しています。
他社のホームページでは「最大風速○○m/sに対応」などと文章で示されていますが0[Zero]は「風速5m/s時の具体的な画像」にてバルーン性能を証明します。
以下のページに風速4m/s時の動画にてバルーンの挙動を紹介しています。
開発途上の動画ですので、最新式のバルーンよりも性能は劣りますが参考までにご覧下さい。
夜景撮影機材開発から 空力再設計3回目 動画レポート
多くの空撮バルーンは風速3m/s程度の風が吹くと流される傾向にあります。
中には風速2m/s程度の風で繋留角度70度以下などという運用に注意が必要なバルーンすら存在します。(弊社が初期に購入したバルーン)
バルーン空撮業界には繋留角度を含めて風に対する明確な規格がありません。
それ故に、空撮会社毎に自由に対風性能を述べられるというのが実状なので注意が必要です。
垂直に上昇し、上空での姿勢が安定している0[Zero]のバルーンはこの様に狭い場所に入り込むことができます。
連続写真を撮影した現場と同じ場所となります。
つまり最大で8m/sの風が吹く可能性がある場所です。
連続写真による証明でもわかるとおり、0[Zero]のバルーンなら撮影可能です。
41) 専用車両の集中メンテナンス
40) α7RⅡ狂想曲:その9 Vix
39) α7RⅡ狂想曲:その8 ThinkPad P50考察
38) α7RⅡ狂想曲:その7 ThinkPad P50到着
37) α7RⅡ狂想曲:その6 バルーンを独自開発する空撮会社
36) α7RⅡ狂想曲:その5 レタッチャー用ワークステーションのテスト開始
35) α7RⅡ狂想曲:その4 今までは空冷でした・・・
34) α7RⅡ狂想曲:その3 超高解像度パノラマ加工に必要なパソコンとは?
33) α7RⅡ狂想曲:その2 現場で必要なパソコンとは?
32) α7RⅡ狂想曲:その1「α7RⅡ」後という世界・・・
31) α7Rの業務投入開始
30) 撮影時の服装に関して
29) α7R赤外リモートレリーズ
28) α7Rリモートレリーズ制作
27) α7R ILCE-7R到着
26) 機動性という品質
25) 強風下の撮影を可能にする「ヒューズ」
24) ミラーレス一眼はバルーン空撮のスタンダード
23) 眺望撮影の、「良い例」と、「悪い例」
22) 2009年版:空撮プロが使うレンズ
21) 0[Zero]のバルーンが風に強い理由。その1「尾翼が大きい」
20) 最大風速13m/sの乱流下のテスト画像公開
19) 開発失敗バルーンの例
18) バルーン小型化の研究
17) バルーン独自開発の道程
16) バルーン素材としての塩ビとエバール
15) 新型の開発は一時停止
14) バルーン繋留角度解説
13) 寒冷地専用バルーンテスト
12) 空撮スペシャリストの技
11) 空撮と送電線
10) 空撮の保険について考える
9) 2008年版:空撮プロはどのデジカメを使う?
8) ヘリウムガス不足と値上状況
7) 標高2100m:高地撮影テスト
6) 機材開発例:レンズマウント
5) バルーン空撮と風について
4) バルーン空撮テスト
3) 空撮システム開発解説
2) バルーン空撮専用車両
1) バルーン空撮とヘリウムガス