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バルーン空撮[技術解説] - α7Rリモートレリーズ制作

α7Rリモートレリーズ制作
α7R ILCE-7R+純正レリーズ

レリーズの出来は、業務の信頼性に直結。
純正レリーズから信頼性の高いリモートレリーズを制作します。

α7は、ボディ左側にリモートレリーズの端子があります。
これは汎用性のある物では無く専用と推測。(調べ切れていません)
早急にフライトテストを実施する観点から、まずは純正流用でリモートレリーズを制作しました。

α7R改造レリーズ
最初期プロトは、35.8g

リモートレリーズ一式の重さは、35.8g。

ハッキリ言って重すぎです。
キヤノン・ニコンに用いていたリモートレリーズは14~20g。
20gの物は、半押しまで対応。
今回の試作品は、35.8gにてシャッター押し込み限定対応。
軽量化の余地はありますが、取りあえずはこのリモートレリーズからスタートします。
重い理由は、不必要に長いハーネス(ジンバル側が決まらないと短縮出来ない)と、純正基板の高機能に起因します。(バルーン空撮では不必要な機能が多い)

制作したリモートレリーズはスペアも含めて2個。
さらに、普通の用途を想定して1個。
合計で、3個のRM-VPR1を購入しました。

RM-VPR1について
マルチコプター向け情報

今回の純正レリーズ=RM-VPR1の研究で発見がありました。
このレリーズは、RX-100M2に対応しています。
0 [Zero]がマルチコプター空撮に用いているRX-100では、ボディーに機械的なリモートレリーズを装着していました。
機械的=サーボ駆動です。
これが・・・信頼性の観点からは油断の出来無いものでした。
この改造RM-VPR1を用いれば、信頼性は一定水準で保証出来ます。
ここでも重量増が問題とはなりますが、一考の価値はあると思います。

公開日:2013/11/26
最終更新日:2013/12/03
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