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バルーン空撮[技術解説] - バルーン空撮専用車両

ヘリウムガスを無駄にしない、空撮バルーン搭載の専用車両

車載式バルーン空撮専用車両

バルーンはヘリウムガスが入ったままで専用の車両に格納されます。
無駄にヘリウムガスを捨てないことから、ヘリウムガス危機('12~'13)などにも極めて強いシステムです。

車両サイズ
全長:5.6m
全幅:1.9m
全高:2.6m
※通常の駐車スペースでは全長で60cm程度オーバーします。

バルーン空撮の準備中

撮影に関して

バルーンサイズ
全長:6m
全幅:2m
全高:3m
※カメラ取付部分を含む

音に関して
・準備中:ガスを入れる「シュ~」という音(短時間)
・撮影中:カメラのシャッター音のみ

撮影時間に関して
・準備時間:標準撮影方法にて10分
・実撮影時間:業務により異なります(高度50mからの1ショットで2分)
・撤収時間:標準撮影方法にて5分

空撮全周囲フィッシュアイ撮影例

パノラマ撮影は1セット2分

ダイナミックなパノラマ空撮も、誰もが驚く航空写真ナビも撮影は同じ方法です。
指定高度にて4枚の全周フィッシュアイによる撮影が必要です。

地上から指定高度(100mと仮定)に移動。そこで4カットの撮影を行います。
この時間が2分必要です。

通常のパノラマ空撮を行う空撮会社では撮影方式が異なる為に0[Zero]と比較すると数倍の撮影時間が必要です。
空撮CubicVRなどのような、真下を含むVR空撮画像の撮影では国内では0[Zero]が最も多数の実績を持ちます。

パノラマ空撮ギャラリー
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車載式バルーンを室内から

撤収は5分で完了

撮影が完了するとバルーンを地上に巻き戻しバルーンを車両に格納します。

カメラ取り外し-尾翼取り外し-バルーン格納

撮影に用いたヘリウムガスはほとんどバルーンの中に残ります。
次回の撮影時にも、少量のガスの補充のみで撮影は可能になります。

スペック:2016年8月現在

 車載バルーン : 7立米クラス
 積載ヘリウムガス : 通常業務=2本(6立米ボンベ)
 長距離空撮出張 : 対応(北海道~鹿児島まで出張実績)
 対風性能 : 平均5m/s対応。海岸などの障害物が無い条件なら瞬間12m/sに対応
 実用対風性能 : 通常解像度パノラマ=5m/s以下推奨 都市部の夜景超高解像度パノラマ=2m/s以下推奨
 高地撮影 : 対応 (標高2,400mにてのテスト済み)
 雨天撮影 : 対応
 到達高度 : 法的に問題のない高さまで(現場により異なります)
 バルーン運用数 : 最大2機同時運用可能(車載は1機まで)

0[Zero]では、従来から業界最高クラスの画質と信頼性・安全性が高く低コストの空撮をご提供してきました。
空撮バルーン・撮影システム・閲覧ソフトの全てを社内開発を行う技術開発会社です。
空撮専用車両と車載専用バルーンの導入により、総合性能では世界トップクラスと呼べる総合性能を得るまでになりました。

他社と性能比較

0[Zero] 車載式バルーン空撮システム 他社 バルーン空撮
必要時間
準備~撮影~撤収
★★★★★
準備から撤収まで最短15分
フルサイズデジタル一眼レフ搭載のバルーン空撮としては世界最速。
★★★★★★★★★
準備から撤収まで簡易な空撮会社=1時間(デジタル一眼レフ前提)
パノラマ撮影が可能な対風型大型バルーンの場合は1時間以上。
1時間以内に全てを完了するのは困難です。
ヘリウムガス使用量 ★★★★
0.0立米~
ヘリウムガスを廃棄しないため省資源です。
ただし、ヘリウムガスの熱拡張と気圧変化に対応するために、僅かにガスを抜いた状態で長距離移動・保管を行っています。
★★★★★★★★★
1.5~25立米
他社は撮影が終わるとヘリウムガスを廃棄しています。
環境面からも問題ですが決して安価ではないヘリウムガスをムダに消費するのはコスト面からも問題です。
参考:バルーン空撮とヘリウムガス
騒音 ★★★★★
準備から撮影、撤収まで騒音と思われる音は発生しません。
一番大きな音が空撮専用車のエンジン音です。(作業中はエンジン停止)
仮に、ヘリウムガスを充填することになっても、ドアを閉じた車内で作業することが可能です。
★★★★★★★★★
バルーン空撮などでは建築現場の事業前など、周囲が音に敏感な時間帯に撮影をしなければならないことが多くあります。
早朝はボンベからバルーンにヘリウムガスを入れる音などが目立ちます。
大きな音では無いのですがガス漏れと同じ種類の音であるため、近隣の方からクレームが入ることもあります。
画像処理 ★★★★★
0 [Zero]は、 建築CG制作、ホームページ制作を業務として2001に設立されました。
元々が、画像処理から参入している空撮会社ですので、出来上がりの画の美しさは当然とも言えます。
正社員としてステッチャー・レタッチャーが在籍しています。
★★★★
画像処理の品質は、元素材の質と比例します。
撮影機材の選定。その機材の適切な設定値の研究が必要です。
そして、ステッチャー・レタッチャーと呼ばれる専門的な人材も必要です。
夜景撮影 ★★★★
風速3m/s以下限定で撮影が可能。
マンションショールームのコルトン印刷に対応。
★★★★★★★★
カメラの性能が向上したかことから、技術のあるバルーン空撮会社は夜景の撮影が可能です。
高地撮影 ★★★★★
2011年11月実施
富士山・新五合目(標高2,400m)にて空撮テストを実施。
テスト時の温度は-0.5度
富士山の頂上に向かうような風なら、5m/sでも撮影が可能であることを確認しています。
不明(他社にて高地撮影を公開しているデータを把握していません)
公開日:2008/05/19
最終更新日:2016/8/16
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バルーン空撮技術解説 関連リンク

41) 専用車両の集中メンテナンス
40) α7RⅡ狂想曲:その9 Vix
39) α7RⅡ狂想曲:その8 ThinkPad P50考察
38) α7RⅡ狂想曲:その7 ThinkPad P50到着
37) α7RⅡ狂想曲:その6 バルーンを独自開発する空撮会社
36) α7RⅡ狂想曲:その5 レタッチャー用ワークステーションのテスト開始
35) α7RⅡ狂想曲:その4 今までは空冷でした・・・
34) α7RⅡ狂想曲:その3 超高解像度パノラマ加工に必要なパソコンとは?
33) α7RⅡ狂想曲:その2 現場で必要なパソコンとは?
32) α7RⅡ狂想曲:その1「α7RⅡ」後という世界・・・
31) α7Rの業務投入開始
30) 撮影時の服装に関して
29) α7R赤外リモートレリーズ
28) α7Rリモートレリーズ制作
27) α7R ILCE-7R到着
26) 機動性という品質
25) 強風下の撮影を可能にする「ヒューズ」
24) ミラーレス一眼はバルーン空撮のスタンダード
23) 眺望撮影の、「良い例」と、「悪い例」
22) 2009年版:空撮プロが使うレンズ
21) 0[Zero]のバルーンが風に強い理由。その1「尾翼が大きい」
20) 最大風速13m/sの乱流下のテスト画像公開
19) 開発失敗バルーンの例
18) バルーン小型化の研究
17) バルーン独自開発の道程
16) バルーン素材としての塩ビとエバール
15) 新型の開発は一時停止
14) バルーン繋留角度解説
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12) 空撮スペシャリストの技
11) 空撮と送電線
10) 空撮の保険について考える
9) 2008年版:空撮プロはどのデジカメを使う?
8) ヘリウムガス不足と値上状況
7) 標高2100m:高地撮影テスト
6) 機材開発例:レンズマウント
5) バルーン空撮と風について
4) バルーン空撮テスト
3) 空撮システム開発解説
2) バルーン空撮専用車両
1) バルーン空撮とヘリウムガス

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