空撮部増車車両決定　その1 トランスポーターT1N採用

昨年の9月から検討していた空撮部の増車が決まりました。
購入する車両はメルセデスベンツT1N＝トランスポーターです。
決め手はテールゲートの開口部の巾です。(随分、ピンポイントの着眼点！)
このサイズはハイエース(一番大きい物)よりも、5cm広いのですがこの僅かな差が決め手となりました。
これ以上は現行のヨーロッパの商用車か国産1ナンバーしか選択肢がありません。

←'08/04/03　中古車販売店にて
シートは10座付いています。
このシートは全て取り外し可能。
この室内一杯に、空撮バルーンが入ることになります。

当たりか？　ハズレか？

10年落ち(99年式)
走行6万km
現在は正規販売無し
メルセデス(ドイツ製ではありません)

以前、「ハズレの中古車屋に泊まりがけで出かける」にて、自称6万kmのメーター巻き戻し号を見てきた経験が在ります。
その時の経験が生きています。
今回の購入車両は非常に高い確率で実走行と思われます。
ブレーキペタルの減り方、エンジンヘッドの塗装の劣化具合・ハンドルのテカリ加減・整備手帳などからです。
全ての情報源は実走行6万km＋まずまずの整備具合であることを証明しています。

この車が「当たり」か「ハズレ」かは最低でも数万kmを走らないとハッキリとしたことが言えません。
現段階で確定できるのはこの車で無ければ空撮バルーンが入らないということのみです。

T1Nに・・・一応は乗ってみました

この試乗車は購入車両と異なります。

試乗コース
一般道路のみ　走行5km程度

今回の購入車両は車検が切れているためと倉庫の一番奥にあったため、試乗を断念しました。
かわりに、同型・同年式・走行10万kmの別の車に試乗しました。

初めてのT1Nの試乗です。
スペックから考えると・・・
もっさりとして車で在ることは予測出来ます。

長さ：558cm　巾194cm　高さ257cm　車両重量2.5t
普通のディーゼルエンジン＋トルコン4AT
　路面状況をほとんど伝えない(ハイエースグランドキャビンよりは良い)
　車はゆったりと、僅かに、フラフラする。(ベンツ的な意識的な味付け)
　遅い(個人的には好ましい)
　思った以上に「ゆるい」
　明らかに、「ディーゼル」

ポイント：フラフラするけど我慢すれば、OK

1万km弱のEクラスの試乗が今回は効きました。
フラフラするがハンドルを動かさなければ元に戻ってくる・・・
この感じがEクラスと一緒です。
←このロアアームがこの車の性格を物語ります。
ハイエースとの違いはここです。
ハイエースも、T1Nも、上屋は、「ユルユル」につくっています。
これはシャーシ設計上は当然の流れ。
両車の大きな違いは脚に対する考え方です。
T1N＝高速・過走行重視
ハイエース＝狭い道での扱いやすさ・ローダウン？重視

もちろん、私の会社での使いやすさはT1Nということになります。

ショップはどうなのか？

このお店の車は・・・
私が見た限り(T1Nを4台)
メーター巻き戻し号はありませんでした。
この点については評価出来ると思います。

しかし・・・
実名を上げて褒めてないですよね？

それが全てです。