加筆:2016年8月7日
このページを書いてから8年が経過しました。
書いた時点で大きな勘違いをしているので加筆します。
「T1Nが燃料切れをした場合は、長めにクランクすれば良い」
この様な事情からポンプは無いんですね。
オリジナルの内容は以下に残します。
2008年の夏に「T1Nにて軽い接触事故。事故シリーズ3/3」という出来事がありました。
事故の大きな原因はガス欠。
その復帰の為に、三菱ふそうのメカに出張してもらったのですが・・・
治せませんでした。
場所は岡崎(愛知県)。
ふそうの岡崎からの出張だったのですがメルセデスは本職外(愛知では名古屋が指定工場)とのことで・・・
燃料切れを治してもらうことは出来ませんでした。
「事故現場からキャリアーにて移動」などという話しになってきたので、私の登場。(それまでは静観)
ランクル40系の頃の経験を元に、燃料フィルターを燃料満タンにするという方法で、その場は乗り切りました。
メカさんには出張料を含めた工賃を支払い、復活させたのは私。
その時に、ページを書けば良かったのですがイベント続き(車ネタはいくらでも発生)で、放置していました。
今日は自分のメモ用として、このページを記します。
普通の車のオーナーさんにはまったく役に立たない内容ですので読み飛ばしてください。
↑今回交換する燃料フィルター。
購入は1年半前。
本日、箱から開封したところ・・・サイズが大幅に違うことが発覚。
古い車では良くあることなので、無視して作業完了です。
取り外す部品が多くなることと、トルクスソケットが必要となるのが注意点。
2008年のガス欠の際はフィルターに燃料を入れる事によりガス欠から復活しました。
その時には走行中且つ、停止状態からのスタート。
つまり、瞬間的に燃料をより多く必要としたため、薄くなった燃料ではエンジンが止まってしまっています。
なので、燃料ディスビ(こんな表現でいいのか?)内に残留していた燃料があったことから、この方法で復活しています。
エンジンブレーキを用いている長い下り坂。
長時間のアイドリング中。
「これらの条件下でのガス欠はどうなるのか?」
←この疑問を解決するためのテストです。
新しい燃料フィルターは空で取付。
ディスビ内に残る燃料にて、強制的にエンジンスタート。
エンジンが止まるまで、アイドリング・・・
この方法で、約20秒にてエンジンは止まりました。
この写真は止まる寸前の白煙状態。
燃料フィルターを、満タンにしてセルを回しますが・・・
復活の気配無し。
この方法では当然ですが完全なガス欠からの復旧は不可能です。
ハッキリ言って、私はディーゼル素人です。(でも、ふそうのメカよりはT1Nのことは解る)
何一つ参考書が無い状況にて、ここからの復活方法を探します。
普通なら、「手動ポンプを・・・」となるところですがそれらは見あたりません。
手持ちの手動ポンプから、あちこちに燃料を入れ込んだり、インジェクターから逆流なども狙いましたが復活しませんでした。
そこで、1日目は終了。
つまり、一晩は不動車となってしまいました。
こうなることは予想出来たので、社員とゲタ(ムルティプラ)は影響の無い位置での作業でした。
いろいろと、車をいじり壊すと、こういう知恵が付いてきます。
車から離れて、復活方法をゆっくりと研究します。
・軽度のガス欠なら、燃料フィルター満タンで復旧
・燃料ディスビの中は完全に空になっている。
・燃料ラインには空気抜きやバイパスは見あたらない
以上から、私が考えた方法は・・・
燃料フィルタとディスビの間に、燃料を入れる。
つまり、燃料ディスビの中に燃料があって、燃料フィルターも燃料があれば・・・
岡崎のトラブルと同一条件となる。
これで、エンジンは復活するハズ。
1):向かって左側の燃料ディスビに向かうホースに燃料注入。
2):その後、燃料フィルター取付ボルト(18mm)を緩めてフィルタも満タン。
3):適度なタイミングで、アクセルを煽ると回転が上がります。
※1
長めにクランクすると初爆が来ます。(アクセルには触らない)
※2
白煙が無くなって、スムーズに回転が上がれば復活。
※1 注射器は助手席前の工具入れに入っています。入る量は200cc程度が適正。
※2 バッテリーが上がった場合はスライドドアのステップに予備バッテリーが置かれています。
当然ですが正規の復活の方法があるはずです。
私はあくまで自己責任で、この方法をとるだけですので、マネをしてエンジンを壊したとかいうクレームは無しにしてください。
もちろん、三菱ふそうに、駆け込むのも無しです。
基本は燃料切れを起こさないこと。
仮に起こしたなら、三菱ふそうに相談すること。
このページはあくまで、私の会社の社員の為に書いたページです。
私が居ない場所で、素人の女性がドライバー。
しかも、人里まで20kmなどというパターンも仕事ではあります。
その際に、応援に来て頂いた、当地のメカの方の参考とするために、今回のテストとページを制作しています。
つまり、普通の方は遭遇しないパターンなのです。
(少なくともオーナーさんは同乗していることでしょう)
燃料フィルターの交換と同時にエンジンオイルとブレーキオイルの交換も行いました。
整備記録をみると、最後の交換から6年が経過。
新車時から2回目の交換となります。
色は薄い黄緑に変色していました。
普通のブレーキオイルは薄茶~黒っぽい色に変色をしているのですがこれは何だったのでしょうか?
もしかすると・・・緑色のブレーキオイルだったのでしょうか?
オイルの使用量は約1リットル。
11mmのメガネ必須です。
偶然ですがフィアット用としてシグネット(活躍が少ない工具はココを良く使います)の準備があったので問題なかったのですが普通の工具セットには組まれていないサイズなので注意が必要です。
ブレーキオイルを自身で交換される方には釈迦に説教でしょうが「新規に11mmのメガネレンチを購入」以外の選択肢はありません。
なお、左後ろと左前にエアを噛んでいました。
昨年の初頭から、ブレーキオイル交換キャンペーンが社内にて始まりました。
ネット通販にて、6Lセットのブレーキオイルがお得だった為です。
ブレーキオイルを交換しても良いかな・・・という車が複数台あったため、まとめ買いを行いました。
ムルティプラ・P1800E・A6・116・T1Nと交換して・・・
あと、3L残っています。
A3・C30を交換しても・・・2Lは余りますね。
まあ、旧車(P1800E)は1年に2回のエア抜きと、2年に1回の交換くらいを標準に考えます。
ストックも、あと3年で使い切ることでしょう。
本日の小ネタ。
本日付で、日産、ルノー、ダイムラーの提携が発表されました。
日産のお店で、現行のスプリンターが購入出来るなんて夢は・・・見れないんでしょうね。
もしも、実現して頂けたら、日産車もお付き合いで購入しますので・・・
Mercedesスプリンター 窓修理DIY
T1N312D 窓が閉まらない・・・
レインボースター312Dの売却
ブロの整備士にいじり壊される?
納得出来る故障と納得出来ない故障 2/2
納得出来る故障と納得出来ない故障 1/2
ZOOMアルミドリンクホルダー
参考にならない試乗記 レインボースター冬期編
偽ブランド品? メルセデス・ベンツ エンブレム
T1Nとレインボースター タイヤサイズについて
レインボスター312D 大当たりの車を引き当てた?
メーター巻き戻済み中古車 実車を確認してみると・・・
フロントガラスが勝手に割れる。飛び石が原因か?
ディーゼルに高級オイル メルセデスT1NにRPを試した
1ヶ月1万km走行の内容 最終日:日本代表出陣式
1ヶ月1万km走行の内容 13日目:静岡~山梨
1ヶ月1万km走行の内容 12日目:大阪~静岡
1ヶ月1万km走行の内容 11日目:広島~大阪
1ヶ月1万km走行の内容 10日目:鹿児島~広島
1ヶ月1万km走行の内容 9日目:広島~鹿児島
1ヶ月1万km走行の内容 8日目:神戸~広島
1ヶ月1万km走行の内容 7日目:長崎~福岡~神戸
1ヶ月1万km走行の内容 6日目:長崎に滞在
1ヶ月1万km走行の内容 5日目:山梨~川崎・・・長崎!
1ヶ月1万km走行の内容 4日目:長崎~山梨
1ヶ月1万km走行の内容 3日目:大阪~長崎
1ヶ月1万km走行の内容 2日目:静岡~大阪
1ヶ月1万km走行の内容 初日:山梨~奈良~静岡
1万kmほど走ってきました。取り急ぎ、帰社報告
ピレリの品質とサポート体制 お粗末としか言えません
ゴールデンウィークは1,000円高速で・・・
高速道路にてバースト寸前!20年ぷりにタイヤ交換を経験
メルセデス・ベンツT1N 燃料切れ対策(メモ書き)
ボッシュ偽物? 再生? 半年でバッテリー上がり
ベンツT1Nの雨漏り テープ修理でいいのか?
空撮専用車両の雨漏り タダ漏れ動画掲載
ボッシュPSI(廉価品)交換 商用車はメンテナンスが楽
ワイパー交換と鍵のトラブル
純正スピーカーの交換
軽油の相性? T1Nに微振動発生
後輪のタイヤ交換
前輪のタイヤ交換
T1Nにて軽い接触事故。事故シリーズ3/3
カリプソ(ドリンクホルダー) OH後に取付
メルセデス・ベンツT1N 2週間の走行距離=3,000km
1,200km走行インプレ
防音工事2日目
防音工事着工
ナビの取付
メルセデス・ベンツT1N 購入しました
空撮部増車車両決定 その1 トランスポーターT1N採用
ハズレの中古車屋に泊まりがけで出かける
空撮部に増車予定です