レインボスター312D 大当たりの車を引き当てた？

昨日、レインボースター312Dが納車されました。
ナンバーはいつもの通り非希望ナンバー。
宿泊先で、ナンバーを聞かれると・・・
「何だったかな～」となるので、統一されたナンバーにするべきかとも感じます。

納車当日。昨日は以下の様に分析していました。
・メーターは交換(巻き戻し)されている
・予想される実走行距離は5～10万km
・外装の程度はそれなり(特にFRPが悪い)
・内装はキレイだが経年経過あり
・タイヤは即時交換の必要性有り
・屋根下の車庫に入るかは微妙

屋根下の車庫に入るのか？

車検証では高さ233cm。
実測すると、220cm前後と判明。
自宅(会社)のガレージの、一カ所に入る可能性があるので、212D(レインボースター312D)を探していたという経緯があります。
この屋根下の場所に止めれないとすると・・・
道路(旧三桁国道)に面した場所に、T1Nが2台並ぶ事になります。
ご近所からは「あのお宅は何か変よ・・・」と言われているハズ。今さらですが物騒な物(古いベンツ)は隠したい。(この駐車場は道路からは見えない)

←結果としてはギリギリのセーフ。
新車装着???　と思われる235/60R15(663mm)のタイヤで、天井と梁の隙間はこんな感じ。
まさに、ギリギリ。(勝ちパターンに入っている???)

それはロードインデックスです！

ブログもどき用の撮影を開始。
まずはメーター巻き戻しの根拠としたタイヤの撮影から。
'97年登録の車に'98年製造のタイヤが装着。
それで、走行2万kmは・・・
不審です。

タイヤの製造年を探したところ・・・
私には見つけることが出来ませんでした。

何で、中古車販売店は「製造年は'98年」と伝えてきたのかと不思議に思っていたところ目に入ったのがこの数値。

98S

これはロードインデックスと速度記号。
もちろん、製造年ではありません。
担当者は車に詳しくない(普通の中古車販売店の店長さんクラス)ですので、これを製造年と間違えたしか思えません。

ここで、一つの問題が発生します。

本当に、メーターを巻いているのか？

メーター巻き戻しを、「承知」して購入しているのですが・・・

改めて状態チェック

既に自分の車ですが・・・
徹底的に状態を再チェックします。
自分の車ですので、分解して調べるなども可という方向で進めます。

チェック1：シート

車の保管状況(直射日光の当たり具合)。
ドライバーの体重。
走行距離。
シートからの情報量は重要なポイントです。
もっとも程度の悪い場所を写したのがこの画像。
運転席の座面になります。
ちなみに、痛みやすいサイドサポート部はキレイ。

体重がそこそこの方が長距離移動のみを使ったと推測。
13年経過した車両としては最上級クラスの評価。

チェック2：ハンドブレーキレバー

指輪をしていたのか、ハンドブレーキを引くときに、傷を付けてしまっています。

この傷は2万km走行としてはまさに適正。
日々乗っていれば、このような状態は保てないはずです。

この傷の具合から、途中でシートが補修されているという可能性も消去。

チェック3：ドアオープナー

運転席側のドアオープナーです。
ここも美しいと呼べる状態。
ドアの開閉数の少なさを証明しています。

内装に関しては社用車でもっとも豪華な車です。

チェック4：ハンドル

'99年式312Dを、2007に購入した時の、ナビの取付ページ。

このとき(走行6万km)の純正ハンドルと比較。
状態はこちらも「良」

新車当時から10年目くらいまで車庫保管である可能性が高いと言えます。
13年間の露天駐車なら、この樹脂類はグズグスになってきます。

チェック5：アクセルペダル

2万kmが実走行距離である確信を得ました。 T1Nアクセルペダルト

走行11万kmを超えている、T1Nと比較すると摩耗の差は歴然。
目ではわかりませんが指で触るとハッキリとわかります。
こういう時に、元職人のセンサーが生かされています。

同じ走行2万kmでも、高速移動が主体であったことも予想できます。
ストップ&ゴーが多い都内ではもう少し摩耗すると考えます。

チェック6：アウターハンドル

アウターハンドルや鍵穴も、痛みやすい場所。
未塗装パーツですので、誤魔化しが効きません。

こちらも合格。

チェック7：スライドドア接点

左：'99年式　走行11万km
右：'97年式　走行2万km

そろそろ、気が済みました。
ここまで、程度が良いと2万kmは実走行であることを認めるしかありません。

走行11万kmの空撮部の車両も、十分程度は良いのですが・・・
今回の車両は大当たりです。

格安、レインボースターの背景

このページをみて、悔しがっている方も多いことでしょう。
実際に見に行った方も多かったことでしょう。
しかし・・・
FRPバンパーなどの損傷や、フォグが付いていないことから、「程度が良くない」と考えたハズ。
2万kmが実走行であるとはこの車を狙った方のほとんどが疑った事でしょう。

売れ残ったのは埼玉にての販売であることと、 走行2万kmの車両として、値付けが安すぎた事。

NOX除外地の中古車販売店なら、もっと早期に売れたはずです。
仮に点検記録簿があれば、1.5～2倍の値付けをしても売れたことでしょう。
外装を手直しすれば、私が購入した価格の2倍でも買い手はいると思います。
今回の車はそのくらいの価値があると思います。

この手の車は人の手を渡る毎に程度が悪くなっていきます。
無意味にパーツが交換されて、見窄らしい姿になっていく物です。
しかし・・・
今回購入したレインボースターは完全オリジナルを保っています。

3～5年ほど前まではファーストオーナーが所有していたと思われます。
恐らく、屋根付きのガレージです。
ドアハンドル・ドアミラーなどの未塗装の樹脂パーツの程度が良すぎます。
FRPの外装パーツの程度が悪いとしていますが・・・
そこはレインボースターが用意したパーツです。
恐らく、メイドインUSA。
商用車といってもメルセデスの方が耐久性は上であることがハッキリと証明されています。

さて、この車の走らなかった理由を考えます。
「ボディサイズが予想よりも大きかった」
これに尽きるでしょう。
小さいとと言っても、全幅2mです。
普通の人には大きすぎる車です。

まとめ

過去に購入後に、メーター巻き戻しは経験しています。
購入前に巻き戻しを承知して購入することも、旧車では普通です。
しかし・・・
巻き戻しを承知して購入して、あとから実走行とわかったのは初めてのパターンです。

別に、走行10万kmでも問題は無いのです。
もともとがパーツと考えての購入です。
部品取りと考えて購入した車ですがここまで程度が良いと格上げも考えられます。
小綺麗にして、多人数移動車として活躍・・・

安全性という観点からは現在の車両から大幅に劣ります。
しかし、現在の5ナンバーミニバンよりは安全です。
商用車といっても、そこはメルセデス。
基本骨格はしっかりとしています。
仮に、現在の国産車と絡んだ事故とすると・・・

相手のクラッシングスペースを使い切ってやるまでです。
※私がハンドルを握っている限りは自爆は無い

高速道路ではまさかの時に不安があるムルティプラよりも、こちらの方が良いかもしれません。
当分はレインボースターの記事が続きます。

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