レインボースター312Dの売却

2012年7月26日更新：
こちらの、車両はつぎの乗り手が決まりました。
以下はログとして残します。

自動車基本情報

メーカー名：メルセデス・ベンツ
グレード名：レインボースター312D
年式：平成9年(1997年)1月
走行距離：30,780km
車検有効期限：平成24年12月5日
エンジン：ディーゼルターボ　2,870cc
ミッション：AT(トルコン4速)
乗車定員：7人乗り
駆動方式：FR
点検記録簿：無し
ハンドル：右
所有履歴：複数オーナー
修理歴：無し

機関関係

エンジン・ミッション共に調子よし。

購入時から排気漏れをしていたようですが本格的に壊れた際に新品に交換しています。
その際にはT1Nの部品をベースとして溶接で該当部品を製作。
走行3万km程度で壊れたのはレインボースターの改修の際のエアコン排水の不良の為。(エアコン排水が廃棄パイプに被っていると推測)
この先10年を安心して乗るにはこの排水経路の改善が必要です。
なお、この排水が原因であると、完全に突き止めたわけではありません。
故障当時の路上にて、簡単に目視したときの印象です。

ミッションに関してはATFの全量交換を実施。(走行2.8万km時)
直後にトラブルを起こしますが修理工場の技術力不足という結論に至っています。
内部まで確認していますが非常に良い状態です。
なお、以下の関連記事に書かれている「高速走行後の変速ショック」「停止直前のガツンとした変速」「スベリ感」の全ては完治しています。
関連記事：ブロの整備士にいじり壊される？

T1N(商用バン)のディーゼルなので、機関の根本的な耐久性は非常に高い物があります。
走行距離20万kmのT1N（レインボースター312Dのベース）は売り物として成立するくらいです。
この程度で廃車になるベース車ではありません。

デフオイル・エアフィルター・燃料フィルターは次回車検に交換する事をおすすめします。(私が交換していない＝状態不明)
ブレーキオイルは1年半前に交換しています。
ATFは当分は交換する必要はありません。慎重にいく場合でも、2万kmは交換の必要がありません。(0.2万km前に全交換実施)

エンジンオイルはオーナーさんの使い方で交換サイクルの推奨はかわってきます。
この車はオイルの劣化がしっかりと体感できる車ですので、「遅くなったな～」と感じたら速やかにオイル交換を行ってください。
※交換から9,000km程度走行。そろそろ交換時期です。今はいっているオイルはモービル1・RP
関連記事：ディーゼルに高級オイルメルセデスT1NにRPを試した

バッテリーは購入時(2010年12月)に販売店にて新品を装着。
その後、1万kmを走っています。
T1Nの経験からすると、まだまだ交換の必要はありません。

外装　その１

外装でもっとも目立つキズがこの場所(リアバンパー)になります。
このグレーの色の場所がレインボースターによる改修部分なのですが全体として出来が良くありません。
右フロントフェンダーのような状態はフロントバンパー中心にいくつか発生しています。

全景：右斜め前(フロントバンパー右に小傷)
全景：右(右ドアに小傷)
全景：左
 全景：後
 右フロントフェンダー

外装　その２

運転席上の天井の塗装の状態が良くありません。
高い位置なので目立たないのですが気になる場合は補修が必要と思います。
なお、アンテナは程度が悪かったことと、屋根付きの車庫に入れる関係から取り外しています。
別のアンテナを用意して頂ければ装着は可能です。
黒色のペイント部分はここを除けば概ね良好。
年式から考えると良い状態を保っています。

外装　その３

僅かに小傷がありますがドアミラーは程度の良い状態です。
車幅の関係から距離を乗ったT1Nがドアミラーが傷だらけになる傾向にあります。
走行距離の少なさがこの点からもわかります。

左ドアミラー

内装　その１

レインボースターの最大の魅力がポルトローナ・フラウのレザー。
フェラーリに採用されています。
これ以外にも、名だたる高級車に採用。
シートの状態が年式の割りに良好であることが最大の魅力。
運転席のシートが当然ですがもっとも程度が悪い状態になります。
以下の拡大画像からご確認ください。

全景
 運転席
 助手席ドアパネル

内装　その２

フェイクウッドが一部割れています。
この場所がもっとも目立つ場所になります。
オーディオは純正のまま。
CDチェンジャー(納車時に壊れていた)・ブラウン管テレビ・VHSビデオは取り外しています。
ブロアファン（フロント）・パワーウインドウなどは問題ありません。

オーパヘッドコンソール
 ダッシュボード(剥がれあり)

エアコン

前後とも正常に冷えることを確認しました。
(2012年7月5日)

リアクーラーの吹き出し口は6ヶ所。
後席の各自に専用の吹き出し口が用意されています。
購入から2回目の夏になっています。
今までエアコンのガス補充なども無し。冷え方も不満はありません。

リアヒーター(故障中)

リアヒーターは納車時から故障していました。
温水は回っているので、ブロアモーターを修繕すれば治ると思われます。
ヒューズなどを疑ったのですが発見出来ていません。
周囲には十分なスペースがあることから、汎用ファンを設置する事も出来ると思います。

装着タイヤ

ゲレンデの純正16インチに225/60R16 ピレリ・アイスストーム(9分山)がセットタイヤになります。
ホイールに大きなガリキズは無し。
センターキャップはありません。(古い物なら用意が出来るかも)
タイヤの山は十分ありますがスタッドレスとなります。
純正の15インチスチールホイールなら無償でお付けします。
なお、装着タイヤのサイズ(外径)はレインボースター純正よりも大きめとなっています。
ただし、T1Nの純正サイズよりも小さいことから、駆動系の負担と乗り心地の観点からこちらのサイズを推奨します。

どうしてもアルミ＋夏タイヤが欲しい場合は以下のオプションを用意しています。
関連記事：T1Nとレインボースター　タイヤサイズについて

オプション

ゲレンデの純正16インチに225/60R16 コンチネンタルCPC2(8分山)のタイヤをオブションとして用意しています。
こちらは￥80,000のオプションとなります。(ガリキズあり)

今回の車両(レインボースター312D)を売却後に仕事のT1Nに装着予定。
基本的にはこのオプションは売りたくありません。

これ以外の主な問題点（わかっている範囲）

スライドドアオープナー
納車直後に故障。交換の必要があります。
ロックも現状ではかかりません。
オープナーの特定部品交換＆調整で、センタードアロック機構も完治と予測(T1Nの経験から)

SRSアラートの表示
納車直後から発生。
出たり消えたりしています。
エンジン始動直後は付いて、走りつづけると消えるというパターン。
納車前からこの現象はあったようですが販売店は完治できなかったと思われます。

ワイパー
意味不明の車外品がついています。（納車時から）
作動には問題ありませんがアームを上げるとブレードが外れます。
ブレードを交換すれば問題はなくなります。（私は放置していました）

ハンドルのセンター位置
納車時から、センターが出ていませんでした。
直進性は問題無いので、何らかの理由でハンドルをハズした際にキチンと取り付けていないと推測します。

フォグランプ
新車時は装着されていたと思われるフォグランプが付いていません。

運転席パワーシート
一部の機能に不具合があります。

内装部品の精度
走行中に異音がする。部品が落ちるなどと言う事が普通にあります。
その都度補修をかけていますが治し切れていないところが散在しています。
組み付け品質は極めて低いと考えてください。

運転席シートのオフセット
右ハンドルのレインボースター312DはT1Nと比較するとペダルがオフセットしています。
実はハンドル位置もペダル位置も、どちらも同じ。
違いはシートの取り付け位置にあります。
レインボースターの電動シートはスイッチの関係から、車両の中心側に取り付けがオフセットしています。
これがペダルオフセットの原因です。
改善するには助手席(非電動)と運転席の交換などが考えられます。

走行距離に関して

購入時(2010年12月)のメーター表示は約2.1万km。
その時はメーターが戻されていると推測していたのですが購入後に徹底的に調べてもメーター巻き戻しを裏付ける物は出てきませんでした。
なお、購入時に販売店で確認したところ、販売店に入庫する前は大手買取チェーンに入庫。
そこで、走行距離と事故の有無の判断を受けています。
この点からもメーター巻き戻しの可能性は低いと言えます。
関連記事：メーター巻き戻済み中古車　実車を確認してみると・・・
関連記事：レインボスター312D　大当たりの車を引き当てた？

型式不明に関して

ご存じかと思いますがレインボースターは倒産しています。
車検証には、「型式不明」と記され、メンテナンスも心配の事と思いますが・・・
実は大きな問題は発生しません。
機関のほとんどは当然ですがT1Nと共用。
部品は国内で普通に購入が可能です。
整備も、T1Nを見ることが出来る整備工場なら問題無し。
ベース車の耐久性は高いので、DIYでも10万kmの距離はこなせると思います。
仕事で用いてているT1Nは基本的にDIYでやっています。

問題となりそうなのがレインボースター専用の外装と内装パーツ。
こちらも最悪の場合はT1Nの部品を用いれば解決と言えます。
内装などはブロにお願いしてリフレッシュするのも一つの方法ですがDIYという道もあります。

試乗に関して

車両は山梨県笛吹市にあります。
私が仕事がないときなら、平日・土日を関係なく試乗して頂く事が可能です。
トップページの最下部に、グーグルカレンダーにて予定を公開しています。
雨が降ると予定が空いてくることが多いので、前日でも空いてくる可能性があります。

どうしても入札前に車両を見ることが出来ない場合は特定の場所を指示して頂ければ高解像度の撮影をさせて頂きます。

乗りこなすにはそれなりの経験とやる気が必要な車です

レインボースター312Dはボディサイズの割りに燃費も良く高速での長距離移動も十分こなせます。
外観は古き良きメルセデスの雰囲気を残しているので長く付き合うにはとても良い車かと思います。
ただし、ドイツ車と思って付き合うと後悔する車であることを肝に銘じてください。
エンジン・ミッションなどはT1Nと同様に非常に信頼が置ける物です。
私が所有してからの1万kmで、完璧な状態に仕上げでいます。(そろそろエンジンオイルの交換が必要＝フィルター類も新品で用意したものの実施していない)
しかし、レインボースターにより組み付けられた、内装・外装の出来が良くありません。
私が経験した不良箇所は全てレインボースターに起因しています。

T1Nは高値安定に入っています。
正規輸入が途絶えてからは特にこの傾向が強く走行距離3万kmの212D(レインボースター312Dのベース車・1ナンバー)は150万円以下の売り物はありません。
レインボースターも314(ガソリン)なら比較的安価な売り物(走行距離が出ていれば100万円)はチラホラと出てきますが右ハンドルの312(ディーゼル)の低走行距離は滅多に出てきません。
確認を取ることも出来ないのですがレインボスター312Dの右ハンドルではこの車両がもっとも低走行と言えるのでは無いでしょうか。

わかっている方がキチンと向き合って乗りこなすなら素材の良さが活きることでしょう。
「これならハイエースの新車よりも安いからイイかな～」程度の方では完全に手に余ることになります。
トランポとしてサードシートは撤去。
一気に1,000kmを走り切る。
この様な方には最適なベース車両です。

質問などに関して

基本的にはヤフオクの質問欄にお願いします。
可能な限り迅速に答えさせて頂きます。

良くある質問

Q1：燃費はどのくらい？
A1：高速道路主体で10km/L程度。一般道主体で使ったことが無いので、一般道は不明です。
T1N(レインボースター312Dでよりも大きな車両)で以下の様なデータは取れています。
1ヶ月1万km走行の内容　最終日：日本代表出陣式

Q1：○○県で登録出来ますか？
A1：基本的にはご自身でお調べください。この点も含めて、敷居は高い車です。
これを、「質問」しなければ、いけない人に乗りこなせる車両ではありません。
購入後も、様々な事を自分で調べて実践することを求められる車です。

Q1：メンテナンスが出来そうな工場を紹介してください。
A1：すいません。私も素人なので、工場のネットワークなどは持っていません。

Q1：部品を売ってください
A1：すいません。私は部品商ではありません。
パーツNOがわかる部品なら部品商などでお近くの購入可能です。

Q1：安くしてください。
A1：落札者が現れない場合は値下げする方向で考えています。
1回目の出品のスタート価格は110万円。落札者が現れない場合は2割程度下げた価格でスタートする予定です。
以降、落札されるまで繰り返します。

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