'25年式 JCWトリムの乗り心地に関しての中間報告

最新型のMINI 5dr(F65)のJCWトリムのホイールに関するネタが続きます。
とりあえずは、中間報告として道筋は引けました。

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色々と試しましたが、暫定仕様が決まりました。
新車装着17incを指定空気圧 = 軽過重にて用いる。
第3世代(F56)の18inc+ダンロップ SP SPORT MAXXとの相性は悪い。

今日は、2025年2月23日(日)です。
少し早いですがスタッドレスを脱いでも良いかと思い、F55(先代の5dr)から外していた、18incのダンロップ SP SPORT MAXXをF65(最新型)に装着してみました。
なお、SP SPORT MAXXは、ランフラットのMINIではベストと感じているタイヤです。
高い・寿命が短い・ランフラットとしては仕事しない。
色々な欠点はありますが、このタイヤの乗り心地(新品)がベストでした。

スタッドレスからサマータイヤーへ

まずは、このスタッドレスに関して。
純正17incから、ヨコハマスタッドレス18inc(空気圧・重負荷)に交換していました。
ご近所を運転している限りは・・・「まあ、妥協できる範囲か?」という感想を抱いた組み合わせになっていました。
しかし1週間程前に事件が起こります。
それは、往復50km程度の家族ドライブに行った際の事。
当然ですが後席にも人が乗りました。
その際に妻が収まっていたのですが・・・結構の酷評を頂きました。
普段は、F56のアイスブルー(MT+18inc)を脚にしているような方です。
脚の硬さで定評があるR55 JCW(第2世代のトップグレード)も、「私好きかも・・・」とコメント出来る様な方です。
この猛者が・・・「具合良くないね～」的なコメントを出してきました。
私的には、これでも新車装着の17incよりもマシなんだけどな～とコメント。
5drは先代から後席が軽視されてるからね～と話していました。

そして、復路では私が後席に収まったところ・・・

これは、酷いですね。

もう、ファミリカーとして成立しない固さです。
何度も、R55 JCW(第2世代のトップグレード)の脚が硬いと紹介しています。
この車ですが、実は後席は何気に快適なんです。
もしかしなくても、運転席よりも快適な後席なんです。
ま～先代(F55)の後席を快く思っていないことは、過去にも書いてますね。

この車は、私の営業車候補として導入しています。
いつもなら、AWDや悪路走破性を求めるところなのですが、今回はコンパクトなボディーサイズと自動運転を求めました。
今回の営業車は、今まで以上にゲストが乗り機会が多いハズ。
でも・・・この乗り心地では短距離でもゲストは乗せられないな～が今の気持ちです。

とにもかくにも、暫定として空気圧高めの大径スタッドレスという不思議な仕様になっていた、5dr JCWトリムのタイヤをもう一度考え直すことにしました。

後輪18incインプレッション

・前輪 : 225/40R18(ヨコハマスタッドレス・637mm・20.4kg)
・後輪 : 205/40R18 86W(ダンロップ SP SPORT MAXX 621mm 19.1kg)

まずは「見た目」から。
第4世代MINIですが、クロームのモールが無くなりました。
今までは切削ホイールとのデザインの相性は良いと思っていましたが、ご覧の通りです。
曲線デザインの切削ホイールをデザインの観点からはいただけません。
もちろん、乗り味が良くなるなら私は喜んで選びますが・・・

まず、このアンバランスな状態でのインプレッションです。
・より五月蠅く(タイヤは、7年前)
・乗り心地も悪く(空気圧は重負荷)
・ハンドリングは大幅に悪化

何も得るものがありませんでした。
FFの常識なら、後輪の影響はそこまで大きくは無いのですが・・・
予想では総合的にスタッドレスを上回ると思ったのですが、まさかの悪化という結果になりました。

前後18incインプレッション

・前後
: 205/40R18 86W(ダンロップ SP SPORT MAXX 621mm 19.1kg)

購入直後から、「本命」と考えていたセットです。

結論から。
ダンロップ SP SPORT MAXXと第4世代MINIの相性は良くない

下調べで、F66(第4)世代に、F56(第3世代)のホイールを付けようと調べていたなら・・・
まずは、考え直しましょう。
タイヤが、ダンロップ以外がついていなら・・・多分大丈夫。(小さいホイール推奨しますが)
具体的には以下の様になりました。

・ハンドルは無意味に軽く
・低速の乗り心地の大幅な悪化
・乗り心地は、高速道路域に入るとマシに

空気圧も色々と試したのですが、基本的な方向に変化はありませんでした。
やはり、あの「なで肩ショルダー」が色々と悪さをしているようです。
なお、高速道路域ではマシになるのですが試乗から戻ったところ背中に痛みが走ったことから・・・
これは、仕事で使ってはいけないヤツという結論に至りました。

ダンロップ SP SPORT MAXX は、F55なら問題なし

結局は最初の組み合わせに戻りました。
ダンロップ SP SPORT MAXX をF55(先代)へ。
この組み合わせなら、何も問題ない事を再度確認。
賞味期限はとっくに切れていますが、今でも楽しくワインディングを飛ばせます。
そして、市街地走行も総合的にF65よりも優れる。
ま～、コレが良いと言うよりも、F65 JCWトリムが劇悪なんですが。

現行のMINIは先代からプラットフォームの持ち越しとされていますが、少なくともアクティブダンパー仕様では別物と考える必要がありそうです。

JCWトリムの18incは、出回っていない?

購入後も、MINIの公式サイトを巡回しているのですが、その際に気が付いた事があります。

MINI 5drには、18inc装着車が一台も無い(2025年2月)

まず、5dr JCWトリムでは一台も在庫は確認出来ず。
5dr Sの別のトリムも高価格ソートで見ていきますが・・・確認出来なかったことから離脱。
3drの場合は、JCWトリムでも、僅かに18incあり。
そして、非JCWになると18incが多めになってくる。

・5dr JCWトリムには18incが入っていない
・3dr 非JCWトリムは18incが沢山(試乗で気に入った仕様)

カタログには18incの設定はあります。
安価なトリムに18incが山盛りでJCWトリムには発注が無し。
コレ、何かが起こってますよね?

降り出しに戻る

まさかの新車装着タイヤの再装着です。
実は、やり残していたことがありまして・・・

空気圧を下げていなかった!!!

下手に、先代の経験があったことから、空気圧を下げる前にタイヤ交換に入ってしまったんですね。
今日の18incの交換時に感じましたが、これなら新車装着タイヤの高負荷合わせの一人乗りの方が良かったぞと。
もちろん固すぎなのですが、「車を乗り捨てよう」と感じる程ではありませんでした。
少なくとも、17incスタッドレスと18inc SP SPORTは、苦痛レベルの乗り心地と悪ハンドリングでした。

そして、空気圧を軽負荷まで下げたところ・・・

ま～　　こんなもんか。
もちろん、不必要に固めです。
非JCWトリムの18incの様に、「勉強で、少し固いのも試したら」と勧められるレベルには達していません。

・車は大きく感じない
・まだまだ固い(後席は試していない)
・ハンドリングは、まあまあ

空気圧を適正にしたことにより、全てが少し良い方向に変化しました。
乗り心地は、18incスタッドレスの方が優れます。(それでも酷い)

中間報告

恐らくですが、アクティブサス(周波数感応ダンパー)装着車に何かが起こっています。
少なくとも、「やり過ぎ=裁判沙汰」の可能性がある車に仕上がってしまっています。
どのような自動車も備えている「目的の場所に移動する」という最低限の要件を叶えていません。

「MINI JCW 固い」などというキーワードで辿り着いたかへ。
とりあえず、軽負荷指定の空気圧まで下げましょう。
それでも、あなたの経験でもっとも固い車になると思いますが、重負荷指定よりも遙かにマシになりますね?
もちろん、常時4名乗車＋フル積載という男気のある方は適切に空気圧を上げて下さいね。

なお、ファミリカーとしてMINIを検討していなら・・・
私なら3drをおすすめしておきます。
あちらの後席は、空間こそ5drよりも狭いですが、それ以外はまともです。
5drは、ドアは付いていますが・・・これは乗用車では無いですね。
自動運転に拘りが無くファミリカーが必要なら、先代のクラブマンが一押しです。
少ない試乗経験しかありませんが、どれに乗っても乗り心地で苦痛と感じる事はありませんでした。
さらに、5drと比較すると後席の設計はまともです。

今回の問題の根はどこにあるのか?
それは、ランフラッタイヤ採用の廃止に一つの理由があると睨んでいます。
これにより、第3世代とは異なる考えでタイヤを選択する必要が出てきました。
恐らく数年で好ましい方向で安定すると思いますが、しばらくはタイヤの選定には注意が必要です。

なお、私はしばらくは以下の方針でタイヤとホイールを選定していきます。
・ホイールサイズは17inc(収まる最低のサイズ)
・タイヤはショルダーが立ち気味(丸いとハンドルが軽くなりすぎ)
・タイヤブランドはミシュランから試す
・意識的に外径は大きくするかも
・アブソーバー交換も視野に

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