Ver6_img

R56に軽自動車のホイールを履く

MINI Coper R55クラブマンに軽自動車ホイール

関連リンク
R55 MINI Coper ホイールのインチダウンにより化ける
MINI Coper クラブマン ボンドストリート評価保留

今回は完全なネタ枠です。
お題は、BMW Mini第2世代となるR56(R55・R57・R58・R59)のホイールに関して。

軽自動車のホイールは4穴Miniに装着出来るのか?

切っ掛けとなったのは、Miniのホイールを調べていると、4穴の15インチなどを軽自動車に付ける方が一定数いることでした。
理由は、ポン付けでツライチとの事。
この際に、「では、逆は成立するのか?」という疑問が浮かんできました。
オフセットの関係からキャリパーとの干渉の危険性あり。
この場合は、スペーサなどで逃げる事は可能。
つまり、あっけなく付くのではと推測からスタートです。

リム幅や耐荷重などで問題があることは承知の上での研究の一つになります。

RAYS 57C6 15インチのタイヤ込み重量

RAYS 57C6(軽自動車専用)ホイール

偶然ですが、GRコペンのインチダウンに用いたホイールが余っていました。
・RAYS 57C6 15×5J・PCD100-4H+43
・ハブ経 65mm
・GOODYEAR EAGLE LS2000 165/55R15 75V
・11.5kg

タイヤ外径が-9%ですので、色々と崩壊します。
主たる目的は装着出来るのか? なので・・・
出来ました。そして走れました。
R55 Coperならポン付けでキャリパー干渉などは無いですね。

これが余っていたと言うことは、GRコペンに採用しなかったという事です。
主原因は、乗り心地の悪化から。(純正16インチからのインチダウン)
走りはスッキリとします。
でも、コツコツと不快でした。
乗り心地は純正16インチのハイグリップ系よりも劣るのです。

このホイールの購入タイミングは、コロナの色々が残っている時期で、このホイールの新品が購入出来ませんでした。
そこで、ヤフオクでタイヤ付きの中古を深く考えずに購入しています。
購入後にタイヤの事を調べると・・・
これも地雷臭がするタイヤである事がわかりました。
GRコペンの方は、2台を同じ仕様とし経年変化や一部の部品交換の際の変化を調べる目的があります。
今のところは個体差が激しく本来の目的に投入出来ていないという状態です。

ミニに前輪に軽自動車タイヤ

前輪17・後輪15

今回は、この疑いのあるタイヤで、敢えての試乗を強行。
空気圧は、まさかの放置(軽自動車用)
この試乗でわかったのは・・・
GRコペンで乗り心地が悪化したのは、やはりタイヤが原因なのね。
でした。
GRコペンのインチダウンに関しての考察も結論を保留としているのですが、こちらもどこかのタイミングで再開します。
このホイールを今後はどのような用途に使うかは未定ですが、タイヤは廃棄しか選択肢がありません。 サイズ的には需要があるところでしょうから、処分には困らないでしょう。

仮にMiniに用いるなら低燃費スペシャルとして。
軽自動車用(5J)ですが別のサイズにはコンパクト用(ロードスター等)も用意されています。
つまり、ある程度の強度は軽自動車用として持っている事になります。
現に、軽自動車用としては決して軽量ホイールではありません。
使えそうなタイヤサイズは、165/65R15
外径は-3.5%。そして選べるタイヤにPRIMACY4が含まれます。
ロードインデックスの関係から空気圧は指定よりも高め。
この場合でも軽自動車サイズとなる165/65R15 よりは空気圧は落とせます。
これで低燃費スペシャルの完成になります。

ミニに前後異系ホイール

前輪17(ハイグリップ)・後輪15

次は前輪を純正+ハイグリップに交換。
15インチ(小径)の感覚に慣れてきたことから、念の為17インチ(適正外径)を再確認します。
本題からはずれますが、見た目なら純正17インチホイールが良いですね。 黒とメッキパーツ(シルバーモール)との切り返しがこの車両の基本になります。

この組み合わせの確認は、アクセルを開け目にするとCoper MTは純正サイズでも面白い車になるのか?

結果としては、確かに意識的に深めに踏むと多少は楽しくなります。
しかし差は小さい範囲でした。
小径化の方が楽しさ成分は遙かに多くなります。
※あくまで、MT想定です。注意!

なお、この組み合わせは、前後17インチよりも穏やかになります。
また、攻め込んでもカーブ途中でアクセルを抜くことにより回頭性が出てくる癖も弱まります。
前輪はハイグリップ。
後輪はコンフォート。
この組み合わせでは結果は良くなることが予想出来ます。

ミニに前後異系ホイール

前輪17(スタッドレス)・後輪15

次は前輪を純正サイズのスタッドレスに交換。
落ち着きはこれが一番あります。
ATで静かに乗るなら、これはありな組み合わせです。
もちろん、見た目の観点から非採用になりますが・・・

ミニに前後異系ホイール

前後17(スタッドレス)

最終的には、前後とも17インチのスタッドレスに。

見た目だけで言うと、ホイール外径がある程度は大きく無いとデザインはまとまらないんですね。
第2世代Miniはデビューから15年が経過していますが、デザイン言語的には現在の車両です。
ホイールを小さくするとどうしても浮いてしまいます。

走りに関しては、空気圧を低めにすると、このタイヤでも大きな不満は無し。
普通の冬タイヤ選定なら、コレで良いということでしょう。
このタイヤはJCWの冬用に用意しているのですが、しばらくはこれで試します。

RAYS 57C6

ホイールの選択肢

今までも思ってもいなかったですが、国産コンパクトからの転用がMiniは出来るのですね。
※さすがに、軽自動車タイヤのままで転用はしません。

純正デザインに近しい物が候補になるのですが、他の車では積極的に転用の研究をしても良いかも知れません。
その昔、NAロードスターにテクノマグネシオの14インチがありました。
キャリパーのサイズから装着は困難ですが、過去に履いていたホイールをもう一度などというコースも出てきます。
そこで、若い頃に履いていた無限MR-5の現在の価格を調べたところ・・・
当時価格の倍以上。物によっては、50万などという価格が付いてました。
これは極端な例ですが、今後は国産コンパクト向けのホイールにも視野を広げていきます。

R56世代・タイヤサイズの確認(アップデート済)

サイズ 外径 備考
15インチ / One/Coper 175/65R15 608mm ENERGY SAVER / ENERGY SAVER4(88H XL)
16インチ / Coper S 195/55R16 620mm PRIMACY4 / PRIMACY4+(87H) / POWERGY
17インチ/ JCW等 205/45R17 616mm PSS* / PS5(88Y XL) / PRIMACY4+ / POWERGY
18インチ / JCWオプション 205/40R18 621mm PS4 / PS5(86Y XL)
テスト15インチ / Fiat 500 185/55R15 584mm CROSSCLIMATE(86H) / PRIMACY4
15インチ 別候補1 185/60R15 603mm PRIMACY4(84H)
15インチ 別候補2 195/55R15 595mm PS3(89V XL) / ENERGY SAVER4(89V XL)
15インチ 別候補3 175/60R15 591mm ENERGY SAVER4(81H)
15インチ 別候補4 195/60R15 615mm PRIMACY3(88V) / PRIMACY4(92V XL)
15インチ 別候補5 165/65R15 595mm PRIMACY4(81T)
参考軽自動車15インチ 165/55R15 562mm ENERGY SAVER4(75V)

タイヤ考察の2回目です。

◆195/60R15 92VXL PRIMACY4
これ候補としている15インチの中ではロードインデックス高めのヤツです。
これで、空気圧を落とすのと175/65R15 88H XL ENERGY SAVER4の適正空気圧。
この乗り比べをしてみたいですね。

◆165/65R15 81T ENERGY SAVER4
軽自動車向けホイールの5Jを用いて低燃費スペシャルを作った場合のパターン。
現実的な選択肢では、これ以上に軽量に仕上げる手段はありません。
MTなら現実的な範囲(-3.5%)で小径化もされる事から試しても後悔の少なそうな組み合わせです。
ATの場合でもスッキリとした乗り味が好みなら、試しても良いサイズでしょう。
なお、純正サイズの175/65R15には、ENERGY SAVER4が用意されていません。
まさかのコンフォート系のみしか選択肢が無い。どんな車が履くのか調べて見たところ・・・
現行車では、スズキソリオ。
輸入車では現行のトゥインゴ・スマート・UP!という感じ。
車の並びからも低燃費スペシャルという雰囲気はありますね。

Home | ドローン空撮 | バルーン空撮 | 社長ブログもどき | 会社概要