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ランドローバー DEFENDER 110SE購入から売却まで

ランドローバー DEFENDER 110SE['20]

実は現行のランドローバー DEFENDERをデビュー直後に購入していました。
そして、1年という短期間で売却してしまっていました。
タイミングがブログもどきを更新出来ない頃の入れ替え車両であることから画像は少なめ。
でも、感覚は覚えていますのでページの記載は可能です。

まずは、いつも通り結論から。

購入を止める大きなネガはありません。
正し、以下を読み進めてご自身と合うかは確認してください。

ランドローバー DEFENDER 110SEとXC90

7人乗り輸入車の2台持ち

←この写真が唯一のデジイチで撮影された画像です。
これ以外は家族のスマホからの提供。

それでは、なぜ短期間で下りたかの理由から。

サードシートの出来の悪さが想定以上であったことから

DEFENDER導入のタイミングでXC90を手放さなかったのは、もしもDEFENDERの出来が悪かった場合のバックアップとして残していました。
結果としては、その判断が大正解となるのですが・・・

まず、7人乗前提でDEFENDERを検討しているなら必ずサードシートの出来を確認して下さい。
私の知る限り、5m前後の輸入車でもっとも出来の悪いサードシートです。
その当時のセカンドシートの分割は6:4のみ。
これの6側を畳むのは大人の男性でも困難でした。
結果として片側からしかサードシートに乗り込めないとなります。
それでも重めです。
小学校低学年では乗り込めません。
またサードシートに収まっても安心出来ません。
ここの設計が手抜きで子供が短距離の移動に用いてもクレームが入ります。
具体的には足の納まりですね。
子供は素直ですので、「ハイエースの方が良かった」などと普通に言います。
また7人乗りの際の荷室も狭め。
私はフル乗車で旅行などを想定していましたが、これは無理なヤツでした。

まずは、悪い事から書き始めましたので羅列しますね。
・ACCの出来の悪さ
・ハンドル支援が無い
・サンルーフが締まらなくなるトラブル一回
・UI関係の設計に納得出来ない
・初期の車両はブレーキがかっくん気味

人によっては、大きな欠点にならないハズです。
私も、この指摘は乗り換えの大きな原因ではありません。

◆ACCの出来の悪さ
ここ、新型レンジローバーから良くなったとディーラー情報は下りてきています。
ですが、DEFENDERのデビューのタイミングではお粗末でした。
その時点で、4年経過しているXC90と購入直後のV60。そして第3世代Miniは2台目のACC付きを所有していました。
一応はVWのゴルフ7もACC付き。
既に3ブランド、5台の車両にてACC付きを所有していました。
これらとの比較で、DEFENDERのACCは大きく劣ると評価しました。
まず、センサー類は最新型なので、今までの車両でもっとも優秀。
でも、制御のアルゴリズムが出来が悪かったです。
具体的には、運動神経が良い運転下手がコントロールしているになります。
一言で言うと、「疲れるACC」でした。
恐らくですが開発現場で採点した際は、この仕上が一番良かったんだと思います。
1秒間の補正回数は多く、ターゲットに速やかに追従させる。
これだけ見ると良いように見えるのですが言い方を変えると、「アクセルを頻繁にON OFFを繰り返している」とも言えます。
これ、上手な方が制御にいると、良い感じにターゲットの速度からの逸脱を許しています。
この辺の話は自動車ライターは当然として開発者も答えがまだわかっていません。
手持ちの車ではボルボが該当するのですが、パッチが当たる度に迷っていることが手に取るようにわかります。
ただし、この波が時間の経過とともに良い方法に収束していったことも経験しました。
故に、DEFENDERも当りのパッチが入ればACCが化ける可能性があることは覚えて置いて下さい。
また、初期のDEFENDERにてACCに満足出来て、このページに違和感を持ったとしましょう。
それ、当りのパッチが入ったことを意味します。

◆ハンドル支援が無い
ここに関しては購入時点で承知していることなので下りる理由にはなりません。
ただ、2020年デビューの車両でハンドル支援が無いのは少しさみしいですね。
マイナーチェンジなどで入ると思いますので、それを期待しましょう。

◆サンルーフが締まらなくなるトラブル一回
なんとも、ランドローバーらしい話ですね。
これも想定の範囲内。

◆UI関係の設計に納得出来ない
ここも全てのメーカーが迷宮に入っているジャンル。
OSレベルの話なので掘り下げる事は避けますが、ACCと同様に最新のハードに振り回されるソフトという感じです。
ブラックアウトも日常ですが、どこかのタイミングで安定に入る可能性は残ります。

◆初期の車両はブレーキがかっくん気味
慣れの範囲ですが、2022年モデルで改修入る事から念の為の指摘。
これを原因として初期モデルを外す理由にはなりません。

ランドローバー DEFENDER 110SE['20]

おすすめできるか?

5人乗り想定なら止める大きな理由が無いことは記したとおりです。
信頼性を含む、様々な部分が輸入車全般の中でも劣るのはご存じの通りです。
私は基本的には、ディーゼルの130を本命モデルと考えていました。
※購入時点で設定無し
それまでの繋ぎとしてガソリンの110を導入していました。
故に、ACCの出来の悪さやハンドル支援の無い事も購入を止める理由になりませんでした。
そして、2023の11月現在では購入可能となった130を購入していないのは・・・

やはり、セカンドシートの問題が解決していなかったからとなります。
現車は地元の箱物で展示会がされました。
その時にサードシートに乗り込もうとしたところ・・・
セカンドシートを機械的に倒すことが出来ませんでした。
やはり、大人でも倒すことが困難なセカンドシートを持つ8人乗りはファミリカーとしては成立しません。
残念ですが、しばらくはDEFENDERの購入は無いですね。

なお、ディーゼルも試していますが、ネット上の評判とは異なるタイプの答えになります。
まず、2Lガソリンは、3Lディーゼルとの比較で頭の軽さがメリットです。
誰もが重厚な車を求めている訳では無いので、ここは両方の試乗をして好みに合わせて下さい。
そして、高速道路をあまり用いないら、ディーゼルは避ける事を推奨します。
この頃は周知されてきていますが、日本人らしい使い方をするディーゼル車は故障が多めになります。

なお、装着タイヤはオールシーズンを推奨。
普通のオーナーさんはオフロードに入らないですよね?
その場合はオフロード系タイヤのデメリットが目立ちます。
もしも、オフロードに入ると言い張るなら・・・
日本のオフロードではDEFENDERが大きすぎるのは知っていますよね?

私は、ランドクルーザー40系を2台乗り継いでいます。
甲府盆地から見える範囲のオフロードは全て走ってきました。('90年代初頭)
オフロード寄りの車両がオンロードで危険なことを体で学習しています。
故に、安易にオフロード向けタイヤをアスファルトで走るのを避けていただきたいのです。

なお、購入したDEFENDERは仕様の関係からオールテレーンが装着されていました。
仮に客注を作るなら絶対にオールシーズンにしています。
欲しいのは、長距離を走りきって軽いラフロードに入れる車。
ラッセルをする気も無いですし、マッドも走る気がありません。

2024/12/15 1:26 レインボーブリッジにて 過去に緊急事態でハイエースでラッセルしていますが、新車がボロボロになっています。
その時のハイエースは、仕事用のある意味で兵器クラスの性能が与えられていました。
国内の撮影班が入る場所には全てたどり着けるようにという改修が入っている車です。

←2024/12/15 1:26 レインボーブリッジにて
これ、記録的な大雪の当日の写真です。

レインボーブリッジ手前で立ち往生する車両郡

都内では多くの車が立ち往生。
レインボーブリッジ付近も上り坂で立ち往生が発生し、この件は様々な規制が入る切っ掛けになった案件です。
なお、この日は前日の夕方まで岩手で撮影。
大雪の予報から仕事をキャンセルして山梨に移動している最中です。
ハイエースはドローン空撮用の機材車として準備した車両であることからラフロードの想定は低め。
仮にですが、1,000km走った後に、海岸に入ることを想定するとDEFENDERも機材車の候補になるのです。
なお、砂に入るならマッド系のタイヤが欲しくなるところ。
DEFENDERも客注で選べるオプションなのですが、マッド系タイヤはデメリットも多くこの様な用途でも採用に躊躇します。

ラッセル直後のハイエース

大事な事なので、もう一度。

DEFENDERは、オールシーズンタイヤで乗って下さい。

車重は、最重量級。
これにオフロード系タイヤ装着なら、制動距離は伸びて当然です。
人では無く対車両の事故でも被害は大きくなります。
何となくで装着するミスマッチのタイヤで他人にリスクをなすりつけるのは辞めて下さい。

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