ボルボ P1800Eは昨年末の稼働時から、ある実験が行われていました。
ミッションオイルが少なくなると、どのような現象が出てくるのか?
写真左側がオーバードライブ。
右側の赤い部分が通常の4MT。
このユニットは内部でつながっています。つまり、普通のミッションオイルとオーバードライブオイルが兼用されています。
まあ・・・車によってはエンジンオイルとミッションオイルとデフオイルが兼用されている訳ですから、それほど驚くことは無し。
ボルボ240時代には年に1回のATFを欠かさなかったATFマニアです。(エンジンオイルやミッションオイルには興味なし)
このオイルが盛大に漏れていました。
このオーバードライブと兼用されているミッションオイルはナンバー取得時から漏れていることは確認出来ていました。
指定オイルが20w-のエンジンオイルであることも・・・
このミッションオイルの量が少なくなってくるとどうなるのか?
これがチキチキ大実験の内容です。
予想
・オーバードライブが入らなくなる(もしくは走行中に抜ける)
・4MT部分には何も変化無し(壊れることは無し)
・オーバードライブに入る速度域が徐々に上がってくる
・走行中に抜ける速度も、徐々に上がってくる
・外気温の変化による影響は無し
・MT本体に関する変化も無し
・最終的にはオーバードライブに実用速度で入らなくなる
これが結果でした。
これ以上続けるとどうなるか・・・
・ミッションオイルの抜ける速度がさらに落ちる
・ある一定ラインからミッションオイルは抜けなくなる
・MTが焼き付くことはない
降ろしたわけではないので確信は無いのですが・・・
最低限のミッションオイルはMT内部に行き渡ると予測しています。
オーバードライブに入らなくなるのはオイル不足が原因。(この辺はトルコンATに乗っている頃の知識が生きている)
オイル漏れの原因はオーバードライブユニット。
このオイル漏れの位置はミッションオイルのドレンよりも高い位置にある。
つまり、ある一定量からミッションオイルは漏れない=MTは設計的に守られている。
恐らくですが・・・
抜いたミッションオイルはご覧の通りです。
「劣化したATF。ミッションオイルの香り付」
粘度と色具合はまさにATF。
ミッションオイルの香りがするのは・・・どこかで普通のミッションオイルを入れられたからと推測。
ちなみに、ドレンプラグは11mmくらいの四角いプラグ。
手持ちの工具に該当が無い為、コーケンにバックオーダーを入れるも、未だに届かず。
結局はバーコのモンキーにて緩めてしまいました。
英字のマニュアルを見る限りはこの車のミッションオイルは硬めのエンジンオイルが指定されています。
数は少ないですが古いイギリス車などのサイトをみても同様にエンジンオイルを推奨。
ここで、貴重な情報が入ります。
私の車の師匠から・・・
「P1800のミッションオイルはATFで良いよ」
との事。
「ゲトラクもATF指定だし・・・」
との、おまけ情報付。
8年くらい前に購入したモチュールのデキシロンⅡ(古い規格のATF)
当分は新規に購入する必要が無いくらいの在庫量があります。
これを、事務所の穴ピットにて交換。
オーバードライブのストレーナーやパッキンは既に発注済み。
どこかで、オイル漏れの根本的な解決を目指します。
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