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トヨタの豊田章男会長は本当に運転がうまいのか?

「某自動車サイトのQ&Aと同じ質問にブログもどきが答えます」の第二十七弾。

夏休み期間中継続であることからまとめて更新します。

トヨタの豊田章男会長は本当に運転がうまいのか?

Q:トヨタ自動車の豊田章男会長は、社長時代からモータースポーツのいろいろな競技に参戦していますが、本当に運転がうまいのですか? プロレーサー並みのテクニックをお持ちなのですか? 忖度(そんたく)抜きで教えてください。
引用元 : 「トヨタの豊田章男会長は本当に運転がうまいのか? - webCG」
https://www.webcg.net/articles/-/48565

回答例(webCG)
A:S2になったころは、それはもう、相当うまかったと思いますよ。今現在は? さすがに練習からは遠ざかっていらっしゃるでしょうから……。どれくらい鈍っているかは、私にはわかりません(笑)。
引用元 : 「トヨタの豊田章男会長は本当に運転がうまいのか? - webCG」
https://www.webcg.net/articles/-/48565

以下、私の回答。
A:そりゃ~今でも上手でしょう。
運転は練習していないと下手になるものですか?

webCGでは以下に関しても語られています。
・運転がうまいの定義
・成瀬 弘さん

トヨタの豊田章男会長は本当に運転がうまいのか?

私とトヨタ自動車は仕事で少しは接点があったことからネタはあるのですが・・・
守秘義務の関係から記すことが出来ませんのであしからず。

以下は、完全に私見です。
まず、事実として最近のトヨタ車は昔と比較すると走りがまともになっています。
今でも、トヨタらしさは悪い意味で残っていますが、20年くらい前と比較すると別物になっています。
実は、1週間ほど前まで代車として、アクアのレンタカーに乗っていました。
元々は、ディーラーと自宅間移動として用意してもらったのですが・・・
意外なほど、まともな感じてあったことから、ことある毎に近所を乗り回していました。
個人的には、普通のトヨタ車でここまで締め上げる必要はあるのかと感じましたが、これがトヨタの意思と言うことですよね。
初代の前期に試乗経験があるのですが、とても良くなって驚いた次第です。
なお、トヨタ車としては、2台目ヴィツが底辺で、そこから戻ってきたというイメージを持ちました。

このページを書くために過去のページを調べて見たところ・・・
こんなページが見つかりました。
2007年版 メーカーの好き嫌い
2009年版 メーカーの好き嫌い

17年も前の記事ですが、私自身がブレてないことは確認出来ました。
面白そうなので、2024年版も作ってみますね。

運転がうまいの定義

そもそも「運転がうまい」というのはどういうことか。その定義はないわけですが――「速く走れる」「タイムがよければいい」というのはレーシングドライバーに求められることで、われわれ自動車メーカーの人間においては、「クルマが走っているときに起きている現象を正確に設計者に伝えられる」のが第一義になります。そして、いずれにしても、運転がうまくなるためには、練習をしなければなりません。
引用元 : 「トヨタの豊田章男会長は本当に運転がうまいのか? - webCG」
https://www.webcg.net/articles/-/48565

ここは定義出来ない項目であることから多田さんの考え方で良いのでしょう。
ただし、本文中では、「運転は訓練で上手にする」と取れるのですが、そこには否を唱えます。
私の考えでは、運転はある程度のレベルからは才能を必要とします。
ほとんどの方は、指導や環境で運転水準は一定レベルに上がります。
でも、特定のレベルから上には明確な才能を必要とします。
具体的には、「視野」に関してです。
テストコースを同じように走るには訓練でどうにかなると思います。
「太鼓の達人」は練習すれば誰でも一定の点が取れるのに似ています。
でも、イレギュラーが発生するラリーや公道の走行の「うまさ」には、先読みも含めた視野の広さが必要です。
速やかに正確な判断が出来る事が才能と思っています。
そして、これが出来ているドライバーは極めて少ないのです。

数年前までは、多い月は1万kmの走行をしていました。
国内をグルグルと巡ると明確なドライバーの腕やモラルの地域差を感じます。
そして、高速道路を一緒に走る仲間で、「この人はうまい」という方がほんの少しいます。
「うまい」の定義は、無意味にふらつかない・速度が一定・危機を読み取れる・読み取った危機を周囲に伝えることが出来る。
この、周囲に伝えるまで出来ている方は、本当に一握りなんです。
この「うまい」ドライバーさんとの巡航は、色々な意味で楽でした。
面白いのは車両にある程度の偏りがあったという点です。
明らかに車両選択の段階から高速道路を意識して選定がされていました。
輸入車が多めですが、国産ではスバルにうまい方が多かったですね。

ちなみに、平均の走行速度が高い(ある意味、うまい)のは、雪国の方。
富山とか青森とかは、私が付いていくのも困難という速度で一般のドライバーがかっ飛んでいます。
高速道路では、中央道を走っている方は平均して高いですね。
これ、大型車両にもこの傾向が見て取れます。

それで、私は「うまい」のか?という話になるのですが・・・
とりあえず、10年位前は、ドローンのパイロットとしては一線級の実績がありました。
ラジコンのヘリコプターは、最低限ですが3D(曲芸)飛行が出来ます。
産業用ドローンのセッティングを出すと、並のエンジニアの数倍の速度でまとめます。
古い話ですが、高校生の頃の関東大会(自転車ロードレース)では、群サイの周回コースを用いていましたが。周回ラップの半分は私がトップでした。(下りで仕掛けると誰も付いてこれない)
なお、コーナー途中でも足を止めないので、ヘダルが摩耗するという逸話も持っています。
う~ん。「うまい」の証明は難しいですね。
あっっ 良く、ディーラーの営業の方からは、「運転うまいですね」と言われます。
特にMT車に乗っていると・・・

成瀬 弘さん

よく言われるように、豊田章男さんは成瀬 弘さんというテストドライバーからの「あなたのようにクルマの運転のこともわからない人にああだこうだと言われたくない」という言葉に一発奮起して、運転の練習をするようになりました。これは本当です。
引用元 : 「トヨタの豊田章男会長は本当に運転がうまいのか? - webCG」
https://www.webcg.net/articles/-/48565

成瀬 弘さんの事後の件は、どこかで書いた記憶があるのですが・・・
ネットに表面的な情報は十分ありますので、そちらを調べてから読み進めて下さい。

ポイントは以下
・LF-Aのドライバーである成瀬 弘さんは死亡
・相手のBMWは生き残る
・LF-Aがセンターラインを割った
・LF-Aはシートベルト未装着
・その後スープラでトヨタとBMWの協業

恐らく、深くは探ってはいけないネタなんです。
この件で2社が争っても何も得る物が無いのは確定です。
このページにて私の考える「うまい運転」に視野を入れていることは述べている通りです。
この「視野」は想定力とも読み替えることは出来ます。
自身の体調から車内の機器の配置。
周囲の環境の観察。
そして、自分の行いでどこまでの影響が出るのかは事前に予測出来る事。ここまで「視野」と考えます。
なお、私は空撮業をしているときに、このレベルまで機材の検証をしていました。
仮に私がLF-Aの開発の開発責任者なら、この事故は高い確率で防げたと思います。

成瀬 弘さんはテストドライバーとしては優秀だったのでしょう。
でも、視野が広い方では無かったと・・・事実からは読み解けます。

コラム:ロードバイクの進化

この頃は自転車(ロードバイク)乗りの方も多いかと思いますので、ロードバイクの事を書いてみます。
私が競技をしていたのは、'80年代です。
シマノのコンポなら最初のSTIが発売されたタイミング。
ビンティングペダルもこの頃で、最初に付けた際にはレーサーシューズに穴を開けてクリートを取り付けていました。
地元の競技場(ピスト)でルックを用いたのは私が最初でした。
明らかに重量増というハンデがあるのにルックを用いていたのは・・・スキー経験者の拘りでした。
なお、ピストではデメリットが目立ったことから、普通のクリートを使っています。
STIとビンティングペダルが揃うと、2024年現在のメカコンポと同等とも言えます。
クロモリなら変なクセは無い事から、この当時の自転車も現在とそれほど代わらず接することが出来ます。
その当時と現在で大きく異なるのがタイヤ込みのホイールです。
当時もディスクホイールやファニーバイクは存在していましたが、ロードバイクのホイールは軽いことが全てみたいな時代でした。
タイヤは全てチューブラー。現在のタイヤと比べるととにかくパンクしました。

一昨年まで息子が競技をしていたことから最新の機材も勉強しなおしています。
レギュレーションを理解した上で、シマノ・SRAM(11S)ミックスで規定重量ギリギリで仕上げています。
重心を下げる観点から、サイクルコンピューターのマウントをカーボン短繊維入り素材の3Dプリンターで作成しています。
最新のカーボンフレームの性能もありますが、登りが楽しい車両に仕上がっています。

なお、息子の競技用はディスクブレーキの普及率が低いという時代であったことから敢えてのメカディスクブレーキ採用という仕様でした。
リムブレーキも混在していると初心者の多い集団では危険と判断し、敢えて効きの甘さ(コントロールのしやすさ)を選択しています。
色々と書いてきましたが・・・ この40年くらいのロードバイクを一通り整備してきました。
ハッキリ言いますと、地元のロードバイク販売店の店員では、私に付いてくることは出来ません。

その後、ネタの一つとして現行のアルティグラ電動12Sも一台組んで見ました。
確かに機材の進化はスゴイのですが・・・私はメカ11Sで良いですね。

ここからは、忖度無しのアドバイスとなります。

◆一人で乗ることがメインでコスパを重視
中古のアルミフレームにリムブレーキ11Sの組み合わせをおすすめします。
予算に余裕があるならホイールとタイヤに奢りましょう。
私のメインはこのコースです。
タイヤ以外は全てヤフオクで入手して組んでいます。

◆クラブに入っている
色々な意味で、メンバーさんの意見から選択しましょう。

◆地元の自転車店で購入したい
ここもお付き合いの深度により判断してください。
個人的には初めての自転車なら11Sのメカ変速の車両から選択することをおすすめします。
どうしても新型からなら・・・105組ですかね。アルテグラはプロでも通用するレベルです。(主に金額が)

◆自動車の室内に積む
この場合は本当にディスクブレーキが必要かを考えましょう。
頻繁にホイールを外すなら、やはりリムブレーキが簡単です。
ディスクブレーキの最大のメリットは空力です。(ここが店員さんとの意見の違い)
体感出来る違いはあるのですが、ファンライドの方がそこまでの性能を必要としているとは思えません。
それよりもディスクブレーキ回りのお作法と日々のメンテナンスがデメリットになると思います。

◆基本的には旧車がおすすめ
やはり、最新の電動12Sは高すぎます。
そして、相場が容易く崩壊するのも予想出来ます。
電子機器の関係から、メカ11Sよりも寿命は短くなります。
もちろん、競技として携わっているなら必要ですが・・・一般の方には不要だと思います。
おすすめは、メカ11Sの豊富な中古から選択。
もちろん、過去のコンボの関係から9S・10Sでも良いでしょう。
でも新規に揃えるなら、中古価格と性能のバランスから11Sです。

某自動車サイトのQ&Aと同じ質問に答えてみる

◆番外編
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◆第2期
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◆第1期
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