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バルーン夜景空撮[技術解説] - 夜景撮影テスト2回目

1回目の夜景撮影テストでの失敗に対策しています

実施日:2008年7月10日 19:00
実施場所:山梨県内 笛吹フルーツ公園
バルーン:Ver4.10
風速:0~1m/s 平均0m/s
テスト内容:水平尾翼を追加したVer4.10にての夜景撮影テスト

水平尾翼を取り付けたVer4.10バルーンは昼間のテスト=3)空力再設計1回目では良好なテスト結果が得られました。

ピッチングは完璧に止まっていますので、夜景撮影のテストに1回目と同じ笛吹フルーツ公園にてテストに入りました。
日没1時間前には現場に入っているのですが・・・
ご覧のような天候です。
夜景でも、この様な湿度が高すぎる条件では視界がでません。
テストですので、夜景撮影は実行に入ります。

第2回テスト結果

風が弱すぎるとバルーン空撮の結果が良くない

この日のテストは限定的に成功となりました。

ピッチングは予定通り止まりました。
しかし・・・
今度はヨー方向の回転が強く出ています。
水平尾翼の開発時よりも風が弱くなっていたことから、ヨー回転が出てきたようです。

撮影はこのヨーの回転が止まった瞬間に限り成功します。
つまり・・・撮影者の技術により、「成功」も「失敗」もするという不確定要素がある中での成功となりました。
カメラマンA:成功率10%
カメラマンB:成功率80%

低高度(バルーンが目視できる)限定で実務の導入は可能なレベルとなりました。
当日の天候の関係で、画質は褒められませんがサンプルとしてご紹介します。
フルーツ公園夜景パノラマ空撮
夜景パノラマテスト2回目

風が弱すぎるのも問題

上空のバルーン

2回目の夜景空撮テストの目的は、「ピッチング」対策の結果確認でした。
これについてはクリアー出来たのですが新たに「ヨーイング」という問題が出てきました。

水平尾翼を開発した際(2日前の昼間)は風速が1~2m/sだったのですがこの時には問題になりませんでした。

しかし・・・風速0~1m/sになった途端にヨーイングが発生してきています。
次はヨーイングを止めるための改良が必要になりました。

公開日:2008/07/15
最終更新日:2013/06/27
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