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2008年2月3日 東京の大雪をムルティプラが行く 雪道総括!

東京は雪景色

←2008年2月3日 13:40撮影。
表参道にて

信号待ちのわずかな時間に撮ったため、わかりにくくなりましたが・・・246表参道信号です。
横浜から、246にて都内に入ってきたのですが降りは・・・「ちっちゃな吹雪」と呼べる程。
東京では滅多にお目にかかれない天候です。
雪は少しなのですが風が強かったです。

前回の地元の降雪の際に、ムルティプラが雪に弱いかも・・・という疑念がでてきました。
今日はその点をハッキリさせるために、敢えて都内に買い物に行きます。

この日はこんな時間にこんな場所に居ました。

8:00 山梨(中央道・一宮御坂インター)発
10:00 イケア港北到着
13:00 イケアから、ヨドバシ秋葉原に向けてスタート
14:00 ヨドバシ秋葉到着
15:00 自宅に向けて出発
16:00 中央道下り 八王子-相模湖通行止めの為、一般道へ
17:00 中央道相模湖インターから帰路へ

なお、日曜日は3週連続で都内でした。
2回は仕事(目黒で打合せ)。今日はプライベートでお買い物です。
山梨は東京に近いんです。渋滞と逆向きに走るので快適に高速も走れるんです。(帰りの藤野PA=登りはトイレ渋滞ですごいことになってました・・・)

ムルティプラは雪国で使えるか?

高速PAのムルティプラ

←2008年2月3日 8:40撮影。
中央道登り。藤野PAにて(朝食の買い出し中)

自宅を出発してから、ここまでで結果は出ていました。
ムルティプラは雪道を走るべきではありません!

ムルティプラは意外と車高が低いのです。
積雪10cm程度でも除雪車になってしまいます。
スポイラーは大丈夫なのですが腹を摺ってしまいます。私のムルティプラはロアーバーを取り付けているのですがココが低すぎます。
他の車が落とした雪の固まり(10cm)程度がこの場所に辺り、「ガゴッ」と音をたててきます。
勝沼-八王子間(70kmくらい)で、5回ほど発生しています。
一般道なででも、「ガサッ」と轍を摺っていきます。
今日のような、「降っている日」なら問題にならないのですが次の、「凍った日」なら一発でアウトです。
例え、ロアーバーが無いと仮定してもフロントメンバが低いため、腹回りに氷を当てる可能性が高くなります。
降雪地域のムルティプラは基本的におすすめできない。

特にロアーバー付は、「スキー場に行ってはいけません!」

暖房はどうなのか?

都内で外気温は0度程度でした。
オートエアコンは28度くらいの設定でも涼しげです。(雪が降っていないと24度設定が適正)
やはり、大きな窓から熱がどんどんと逃げていきます。
寒さが苦手の人にも、ムルティプラはすすめられません。(ボルボにしましょう。ボルボはもの凄く暖かい・・・。アウディも良いですね)

ムルティプラは雪が降ると楽しくなる=これも事実

赤ムルティプラ

上記していますがムルティプラは雪国では使い物になりません。
設計段階から、「雪」は全く考えられていません。

しかし・・・「雪がつまらない」ワケではないんです。

ムルティプラはそのディメンションから、「スポーツカー」と比喩されることがあります。
私はそのように感じる事は少ないのですが雪道になると・・・とても、車が敏感になると強く感じました。
この時は悪い意味で、「スポーツカー」と感じました。路面状況をビンビンに伝えてきます。
滑り出しも、「非常に早い」です。FR系のボルボは、「ゆったり」と滑り始める(これが好き)のですがムルティプラは、「スコッ」と突然滑り始めます。
その滑りに適切に当て舵などを打てれば、同乗者に悟られない挙動の乱れで済ませられるのですが・・・かなり難しい車です。
これを、「楽しい」と感じられるドライバーには良い車なのでしょうが私は・・・
「楽しい」と感じましたが「雪道の脚」にはしたくないと感じました。
短い距離だと問題にならないのですが1時間程度で精神的に疲れてきます。

なお、この日は・・・
勝沼から八王子までチェーン規制が出ていました。
談合坂の下りでは・・・四輪とも滑りながらカウンター・・・・ 嫁は気がついたようです。ハンドルは車の進行方向と関係ない所を向いていたのを・・・
「ほらっ スノーラリーとかこんな感じじゃん!」(普段から家族でWRCのDVDを鑑賞)と言い、その場をやり過ごします。(子供が3人乗ってます)
車は、「走れ」と言ってくる(ナイス、ハンドリング)
しかし、突如滑る。
疲れました・・・

滑ることはキライでは無いんです。(かなり好き)
だけど、ゆったりと滑りたいんです。

この日は5台くらいの車がクラッシュしていました。
また、バンパー破損程度の車はPAで複数台を目撃。
そのほとんどが雪に慣れていない事に起因しています。(八王子と相模湖の通行止めは不慣れなドライバーの排除)
いつも通り・・・遠方で、「発見」し、後方に「伝達」しています。(こんな事をしているのは私だけ・・・)

この日は誰にも抜かれていません。
松本ナンバー(雪に強い)なども多数走っていましたが誰もついてこない速度です。(圧倒的な速度差)
過去には年間で70日の滑走日数のスキーヤーでした。
(初期のモーグラー。自転車競技のテクニカルな下りでは全国トップクラスでした=全て過去形)

ちなみに・・・
滑る条件が出ているとき(夕方5時のスキー場からの帰りなど)には一般の方よりも低速になります。
この日は雪の降り始め(積雪10cm程度)ですので、「滑らない雪」だったので楽しまさせて頂きました。
仮に、走っているのが次の日の朝なら・・・
自分よりも車重のある車を前に走らせています。(前方を偵察)
後には他の車を走らせません。(いる場合は譲るか、引き離すか・・・)

限界の挙動は調べていません

この日の雪は高速がメインであったため、限界などに達したときの挙動を調べていません。(ブレーキは調べていますがコーナー限界を調べていません)
ディメンションは悪いこと(ピーキー)に働いていると思いますが立て直しには良い方に・・・働いているのかもしれません。
滑りやすいけど、立て直しやすい。
これはこれで良いのかもしれません。
また、MTであることは確実に「プラス」と言い切れます。滑っても、即時にトルクを伝えられるメリットは強く感じました。
ちなみに・・・FR系のボルボは滑りにくい(ゆったりと滑る)と書いています。
なかなか限界に達しないかわりに、滑り始めると少し大変です。
基本的にはアクセルを入れて滑りを止めるのですがAT+眠たいエンジンの為、立て直すのに少しだけコツがいります。
ムルティプラは雪道の運転を覚えるには良い教材かもしれません。

八王子にて、青ムルと遭遇

八王子

この日の帰りに、八王子インターから降ろされました。
道には雪がほとんどなかったため「不慣れなドライバーのフィルタリング」に巻き込まれただけです。
しかし、八王子で一般道に降りたために良いこともありました。
市内で、青のムルティプラとすれ違いました。
2/3の16時頃。八王子です。

そのオーナーさんは私に気がついたらしく、パッシングにて合図を送ってきました。
私は右折途中でしたので、手を挙げるのが一杯でした。(ありがとうございました)
現行の車で、オーナーさんとこういう事が出来る数少ない車です。
お互いに、ムルティプラを大切にしていきましょう。

スタッドレス規制ではどうでしょうか?

上記の区間に規制をかける気持ちはわかるのです。
 ・不慣れなドライバーを通したくない
 ・チェーンで路面を痛めたくない

すごく良くわかります。
しかし・・・
雪に慣れていて、帰路を急ぎたいドライバーも少なからずいるのです。(松本ナンバーや私)
そこでどうでしょうか・・・
スタッドレス規制というのは・・・
あの場所(2月の八王子)にて、スタッドレスを履いているのは雪道に慣れているドライバーです。
スタッドレスを四輪に履いているドライバーのみを通すというのは・・・(もちろん、プラットフォームが出ているようなスタッドレスなら通さない)
これなら、事故率も低く抑えられ路面も痛めずに、稼働率も上げられるはずです。

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