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スイフト1.2L+CVT試乗 周囲の評価は高い・・・

スズキスイフト

前回のスイフト1.2L+CVT試乗にて、「街中では評判ほど良い車ではない」と結論しています。
その後、社員を中心に、スイフトの試乗会を行いました。
その結果は・・・

凄い、好評でした。

価格を伝える前から、「良い印象」
価格を伝えると、「絶賛」です。

私は都内試乗にて、「100点満点で25点」と評価した車です。
あまりにも、差があるので、スイフトらしいルートにて再試乗を行いました。

ハイオク満タン

スズキスイフト ガソリンメーター

このスイフト(1.2L+CVT)は圧縮比11という、数年前の国産車ではあり得ないような高圧縮エンジンを搭載しています。
その結果として、非常にアクセルの付が良いのは認めます。
しかし・・・
信号待ちの際にエアコンコンプレッサーが入ると、「ガツン」とショックが入るなど、「やっぱり、それなり~」と思わせるところもありました。
ここで、圧縮比の話しに戻ります。
私が圧縮比11に気が付いたのは試乗を終えてからです。
つまり、試乗中は高圧縮エンジンであることを知らなかったのです。

ノートの圧縮比10.5でも、驚きです。
この10.5は現行のBMW320(ハイオク指定・元祖バルブトロニック)と同じです。
あのBMWと、ノートが一緒なのです。

ここで、ガソリンの残量を見てください。(半分くらいです)

ここで、私は普通の日本人がやらない行動にでました。
「ハイオク、大盛りでお願いします」(実際はセルフ・・・)

小排気量且つ、高圧縮。
これはハイオクを入れた方が車的には良いんじゃないの?と考えての行動です。

ハイオク「ちゃんぽん」スイフトの再評価

  • エアコンの、「ガッツン」は消える
  • フロアからの振動は減る
  • オーバーサーボ感は弱まる
  • CVTの印象は変わらず

ハイオクを半分入れたスイフト1.2L+CVTは少し良い車になっていました。
特に、エアコンからの振動が減る事と、オーバーサーボの感じが弱まるのがポイントです。
十分な費用対効果があります。

このページでの社員の評価は、「ハイオクちゃんぽん」後のスイフトでした。
私はCVTの、「もわもわ」がキライなので、購入はありません。
いまでも、CVTの出来はノート(日産車)が上回ると思っています。
先代のキューブを家族が乗っている社員も、「スイフトよりキューブが良い」とコメントしています。
しかし、スイフトには価格という最大の武器があります。
国産CVT嫌いな私でも、A3 2.0TFSIなどの、1/3以下の価格と考えると・・・
「スイフトでも良いのかな~」と思えてきました。

◆ブログもどきのファンの方向け
もしも、スイフト1.2L+CVTをもっているなら、「ハイオク」を試しに入れてみてください。(夏季限定)
エアコンガッツンは嘘みたいに消えます。
オーバーサーボも消えます。
たぶん、燃費も良くなります。(もしかすると、ガソリンの価格差を覆す程に)

2010/03/02加筆 「ハイオク」を試しに入れてみてください。(夏季限定) について

このページのアクセスが多いので加筆します。
このページを書いたのは5月です。
(夏季限定)と書いたのは・・・
・圧縮比が高いと言うことは高温に対してシビア。
・つまりエンジンにとっては夏期がしんどい。

以上から、冬季よりも夏期の方がハイオク効果が高いと感じ(夏季限定)の但し書きが入っています。
エンジンには楽な条件である秋などで試せれば、少し違う事も書けるのですが・・・
何しろ、代車の試乗レポートです。

国産CVTとアウディCVTの違い

CVT いままでのCVT車の試乗経験から一つの発見がありました。

国産は加速時重視
スイフトもノートも、加速時には何も文句がありません。
60km程度までの加速なら、CVTを好む日本人の趣向も理解出来ます。
しかし・・・
アクセルを放すと、「もわもわ~」としてCVTお化けが登場します。
スイフトはどんな速度でも「もれなく」
優秀なノートのCVTでも、中高速からの減速ではお化けが出てきます。(スイフトよりは弱く)
この、お化けがどうしても私は許せません。

アウディは減速時重視
アウディのCVTはおっとりとしています。
アクセルを一度抜いてしまうと、トルクの回復には1.5呼吸くらいを必要とします。
新型のA4で、この点は改められましたが0.5呼吸くらいは必要です。
周囲の運転を観察すると・・・
「アクセルをデジタルに使う人が多い」と感じます。
つまり、50km程度の周囲の速度と併せて走る際に、ほとんどのドライバーはアクセルのON・OFFのみで、速度をコントロールしています。
この様な運転とアウディのCVTはあいません。
なので、現行A4の試乗記でも私はアクセルコントロールが出来る手練れに推奨」しています。
こんな、日本人にはネガが目立つアウディのCVTにも良いことがあります。
「どの速度域でも、お化けは出てきません」
結局はメインターゲット層が「アクセルの付」と、「お化け」のどちらを重視するかによっての味付けです。

2010/03/02加筆 「CVTがモワモワする」 について

日産ノートに試乗してみてください。
それが「モワモワしないCVT」です。

まとめ

スイフトのダッシュボード反射

今日の試乗でもダッシュボードの反射が気になりました。
どうやら、シボが違う材料を組み合わせる事で失敗しているようです。(社内の、問題ない車と比較)

書けていなかった「良いところ」

  • ドアの開閉音
  • インパネのデザインの優秀さ
  • いつもの車よりも路上で目立たない

書けていなかった「悪いところ」

  • ラジオの入り
  • フューエルドアのしょぼさ

おまけ・・・

スズキのグローバルサイトを見てみてました。
スイフトの1.2L+CVTは日本のみの設定です。
高圧縮の1.2Lエンジンを海外ではMTで楽しめるのかと、探したのですが・・・

どちらにしても、この頃の国産コンパクトを知らないのなら、
レンタカーを借りてでも乗ってみることをおすすめします。
(可能であれば、トルコンAT)
「E46のMスポよりも、あらゆる道でスイフトの方が快適」とコメントを残します。

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