←定期購読をしているオートカージャパンの最新号です。
書店に並んでいるので、是非ご覧下さい。
(出来れば買ってください)
この号は春以降では一番良い内容です。
このページをご覧になっている方は「AUTOCARが辛口」であることはご存じかと思います。
広告が付きにくそうな内容なので・・・積極的に応援しています。(3年間セットの定期購読)
このオートカー・ジャパン(以下、ACJ)に偶然ですが新型A4の1.8Tの試乗記が出ていました。
前編:ショールームでの観察で、
「止まっている状態ではこの5年でベストなアウディ」
と評価しています。
そこで、予定には組まれていませんでしたが試乗を行うことになりました。(タイヤ交換と含めて半日が潰れる)
新型A4の本命は来年の2Lクワトロ+DSGです。
現在のラインナップでは1.8Tと3.2。
3.2の場合はエンジンも数年で変わることが確定です。右ハンドル回りのネガも多いことから1.8Tが本命になります。
半年後に所有しているA3 2.0TFSIのリースアップが来るので、このタイミングでの車両入替はA4 1.8Tが最大の候補になります。
試乗には1.8Tを指名し、いつものコース(過去に購入しているアウディは同じコースにて試乗しています)に出動です。
要約すると・・・
CVTがダメ。特に1.8Tとの相性が良くない。
タイヤのフィールはいつもも以上に細い。
ちなみに、ACJの記事は試乗後に読んでいます。
今月号にA4 1.8Tと 320iの比較記事があることは知っていたのですが興味が無かったので読んでいませんでした。
A5試乗の際に、アウディが右ハンドルを蔑ろにしたことをきっかけに、私の心はアウディから離れました。
A6ではシフトレバーの右側にある「スタートスイッチ」を左側に配置などです。
A6ではハンドル位置による作り替えをしていた物を新型A4では左ハンドル主体にまとめ上げてきました。
試乗車は1.8Tにレザーシートが付いているタイプでした。
ショールームの3台にはスタートスイッチがあったのですが試乗車にはありません。
カタログを見たところ・・・1.8Tの、「素」にはアドハンスドキーシステム(スタートスイッチ付き)はオプションの様です。
これは社用車でもある116と、ほぼ同じ内容です。
116に乗ると・・・
「なぜ、余計な動作をさせるのかな~。キー差し込んだら、それを押せば済むじゃないか。スタートスイッチもなくせるし・・・」
と感じていました。
A4では最小限の動作(当たり前)でこれを実現しています。
A6オールロードクワトロにも付いていますが・・・
アドハンスドキーシステムは気まぐれです。(この2年間で、何度も嫌な思いをしています)
オープナーに関しては有用性を認めますがエンジンスタートに関してはA4 1.8Tの方式の方が安心感があります。
購入するなら、アドハンスドキーシステムは絶対に外したいところです。
ACJの記事との最大の違いはCVTの評価です。
最初の50mは慣れていないために戸惑いました。(どの程度のアクセルの踏み込みでトルクが来るかわからないため)
次の1kmで、大体の特性(癖はあります)を理解。
前のA4のCVTよりも、遙かに扱いやすくなっている事を確認しました。
試乗の距離を伸ばしてくると・・・ BMWの116のATと比較すると、遙かに良いと評価できると感じ始めていました。
前のA4のCVTは100人いれば、90人が嫌うミッションでした。
アクセルを一度抜いてしまうと、再度のトルク回復には次の踏み込みからワンテンポ(1.5ぐらい?)遅れてトルクがやってくるというCVTです。
空いている中央道では快適なのですが微妙な速度コントロールが必要な首都高では最低の乗り物でした。
故に・・・前のCVTは田舎の手練れには奨められましたが都会がメインステージの方は避けるべき車でした。
新型A4では都内を走っていませんが都内でも使い物になる初めてのアウディCVTとなる可能性があります。
鍛えたい方には不向きです。
良いと言っても、CVTですので、「走ることが楽しみ」と言う方には奨められる車ではありません。
「パドルを触って・・・」などと言う方は他の車に行って下さい。
新型A4 1.8Tに向いているのは・・・
アクセルのコントロールがしっかりと出来る技術がある。
しかし・・・若い頃の様に、厳めしく走る気は無い。どちらかといえば、ゆったりと走りたい。
こんな方に向いています。
奥さん号としては完璧ではありませんが採用の検討に値します。
それなりの技術の方がゆるり~と走ると良い車です。
159のエンジンが小さい方が好きな方には向いている車です。
試乗車はコンチネンタル スポーツコンタクト2を履いていました。(225/50R17)
硬い・直進性・ウェット良好・うるさい
こんな印象でしょうか?
偶然ですがこの日に乗っていったA3には新車からこのタイヤが履かれていました。(225/45R17)
多少、タイヤのサイズが違う事を考慮する必要がありますが硬いタイヤです。
A3でも・・・国内で実用的な速度域よりも、遙かに高いところにストライクゾーンがあるようで・・・
新車購入時に履いていると、「ハズレを引いた~」と感じるのがコンチネンタルです。
今回はこのコンチネンタルだからこそ、わかった事実があります。
まず・・・
フィールは極めて薄めです。
乗り心地は全ての速度域で合格(好ましい)
ハンドルに関しては軽すぎと感じます。(この頃のアウディは軽い)
足回りのバランスは現行の3シリーズよりも良い。
後の席は試していませんが同乗者も快適でしょう。
スポコン2で、この感じなので、レグノなどを履いてしまうと・・・とんでもないことになるはずです。
新型A4を購入した方! 次回の履き替え時には国産メーカーはパスしてください。
販売店の方がなんと言おうと、硬めのタイヤからチョイスしてください。
A3 1.8T試乗の際に、私はその時の1.8Tを酷評しています。
※ガソリンが合っていないという想定で
今回は同じエンジンを積んでいる1.8TのA4で、べた褒めです。
ACJ(沢村さんの記事)ではCVT・エンジン共にダメダメと書かれています。
ライターの沢村さんの眼は確かです。
すると・・・私がどうかしてしまったのでしょうか?
既に、ブログもどきの常連さんはわかっていると思います。
アウディのガソリン相性問題が出てきていると思えるのです。
ACJのA4 1.8Tの評価は・・・まさに、ガソリンが合っていないときのアウディです。
エンジンだけではなく、ミッション・足回りにまで影響が来ることはA3 2.0TFSIによる実験で確信を持っています。
ACJでは読者の投稿も積極的に採用してもらえるので・・・このアウディガソリン問題を送ってみようかとも・・・
新型A4に乗って、本当によかったと思っています。
予想よりも、大幅に良い車は久しぶりです。
ゆるい系では159以来です。あちらは燃費とシートが高いことが欠点。
A4はペタル位置が欠点です。
どちらも譲りたくないのですが・・・
右ハンドルなら159(159の左はダメ)
左ハンドルならA4という答えになります。
しかし・・・
私の車としてはA4の採用はありません。
「慣れるかな」と思えた、運転席足もとのフロアトンネルの出っ張り。それに伴うペダルのオフセットに体が馴染みませんでした。
1日に1,000kmを超えるような運転を行うと仕事に差し支える車という結論になりました。
私は腰痛持ちです。
車を購入するさいにはシートが命です。(スバルに行きにくい理由)
30分ほどでしたが腰には違和感が出てきました。
A6が手元にある状態で、腰痛になる可能性があるA4を購入する理由を見出せません。
新型A4 1.8T は良い車です
ゆったりと乗りたい。
運転スキルはある。
世間体から、それなりの車に乗る必要がある。
長距離を走らない
都内はあまり走らない
燃費はそれなりに気にする
こんな方にはベストな一台です。
本国のTDI・左ハンドル・MTなら・・・
完璧でしょうね。
普段なら、右ハンドルを基準に考えますがA4(もしくはA5)は左ハンドルなら購入対象になってきます。(どちらも左の設定は無し)
試乗時に、選べるならば・・・
ブリジストン以外のタイヤを履いている車を選んで下さい。
セダンでもアバントでも構いません。
ベストはコンチネンタル装着です。
無いのなら・・・ピレリ>ミシュラン>ブリジストン
この順番で、タイヤから試乗車を選んで下さい。
また、1.8Tの試乗車には全て乗って下さい。
さすがに、付き合いの浅いディーラーで、ガソリンの相性がわかるほどの試乗は難しいでしょう。
試乗の台数を増やせば・・・当たりのガソリンを入れている可能性は上がります。
「自由にお乗り下さい」
「数日間お貸しします」
この様な状態なら、遠慮せずに300km以上の走り込みをしてください。
その際には・・・かならず、半分以下になった状態で高速道路か、量販店以外の店でガソリンを満タンにして試乗を続けてください。
高速道路では当たりのガソリンの確立は60%以上と過去の経験から推測します。
もしも、都内から山梨方面に長距離の試乗ができるならば・・・
勝沼インター付近のエネオス・一宮SSにて入れてください。(過去に一度も、相性を起こしていません)