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イケアにクレーム　気持ちはわかりますが・・・

イケアポートアイランド

イケアで不良品を掴まされるのはかなりの確立です。
私の過去の例を上げると・・・
2回購入しているダイニングテーブルは、「全て不良品」でした。

過去記事
'08/01/10　イケアの不良品のあれこれ
'08/11/04　そろそろ怒るぞ！　IKEA不良品　その2

最初に・・・
返品とするべきクオリティの商品を掴まされていますが、クレームは一度も出していません。

過去に何回か書いていますが「イケアは、この価格でこの内容なら納得する」

これが全てのスタートです。
然るべき金額を出しているなら、しっかりとクレームは出します。
しかし・・・
イケアの販売価格はホームセンターで購入する材料よりも安価です。
この価格に抑えるために、切り捨てられている物は当然あります。

デザインが良し
価格は安価
サービスは良くしろ・・・

それはムシが良すぎるという物です。
安価である故に、サービスは低め・・・
ここは黙認です。

ちなみに・・・
ニトリは嫌いです。
過去に「経木すだれ」(和風のカーテン)を購入しています。
そのお値段以下のクオリティに愕然。
自身で、「分解」「調整」「再組み付け」をしたという記憶があります。
価格がイケア並みなら文句はありません。
しかし・・・
価格はホームセンター並であったことから、「お値段以上」の評価は出来ません。
その後も何回か、覗いていますが「高い」という印象しかありません。

・お値段以下ニトリ
・チャンスとリスクのてんこ盛り＝イケア
・営業がうるさい＝普通の家具屋

私はイケアを選びます。

最初に経験した「イケア流」

PAX､ビリー

何年か前に事務所の改築工事を行いました。(自分で)
その時に、オープン直後の港北にて大量の購入をしています。

写真は今の事務所。
左から、ビリー×2、ベンノ(CDタワー)×4、PAX(100cm×35cmユニット)
さらに、玄関ドアの横にもPAX(100×35×236cm)

ネタは満載だったのですがブログもどきをはじめる前なので、記録を撮っていませんでした。
写真に写っていないところにも、この倍程度の量をその時に購入しています。

問題はベンノ(CDタワー)×4です。
組み立てに入ると、購入した4点が微妙にデザインが異なる事に気が付きました。
デザインが違うと言うよりも・・・
「ショールームで、見た物と違うのですが・・・」

何が違ったかというと・・・
この写真のベンノは側面が見えています。
こちら側に取付ネジが見えていました。
困ったことに、「見える」物と、「見えない」物がミックスされていました。
それなら、「見えない」物を手前にすれば解決と思えるですが・・・
イケアは甘くありません。
4つを列べると気が付くのですが微妙に高さも異なります。
設計では4つを列べる事になっていたので、これでは困ります。
この時の返品が初めての返品になりました。

返品カウンターにて、事情を説明し返品。
「もう一度、同じロットの4つを買い直したい。
出来れば、横面にネジ穴が無いロット
(ショールームに展示中の現行モデル)を購入したい」と伝えたところ・・・

「すいません。外箱からは認識できません」との事。
どうやら、マイナーチェンジ前後の商品が入り交じっているようでした。
店員さんも、ロットの違いまではわからないとの事(バーコード等も同じ)。

この時に90日は返品OKであることを知りました。
そこで、以下のような事を実施しました。 返品システムを利用したテクニック

・まず、8個購入(4個必要な場合も)
・返品カウンターの前で開封
・4つを選別し残りは返品

この時はどうしても連装するために、このテクニックを使いました。(この時のみ)

イケアの、返品対応はご存じの通りです。
日本以外の価値観で勝負を挑んで来るわけですから・・・
常識外の方法で答えるまでです。

このテクニックは木目が命とも言える、高級な、「ムク材」「ツキ板仕上げ」の家具を購入するときも応用可能です。
気に入った木目が出てくるまで返品・・・(やったことはありませんが)

遠方から、自力での購入に走る場合は現場での仮組というのも一つの方法です。
後で、泣き寝入りよりはマシかと思います。

本題に戻ります。
イケアではクレームを出しても日本人の望むようなサービスは期待出来ません。
ひたすら、自衛あるのみです。
先ほどイケアのサイトを覗いたところ・・・
「イケアは製品の安全性に妥協しません・・・」などという一文がありました。
それは明らかに異なります。
製品の開発者は妥協が少ないと認めます。
販売現場も、頑張っていると思います。
しかし・・・製造現場は妥協しまくっています。
品質は100円ショップ以下などという、大ハズレも売っているのがイケアです。
困ったことに、20万円で販売していても不思議ではない家具を4万円で売っているのもイケアです。

郷に入れば郷に従え。
日本人の価値観のまま、イケアにクレームを出してはいけません。
しっかりとシステムを理解して、図太く渡り合いましょう。

イケア名物：プライスダウン！

イケアのショールームの中で、この様なポップを見ませんか？
プライスダウン　昨年度の参考価格○○○円

定番品などが時折定価を下げられている事があります。
同じ物が安くなっているならバンザイですが・・・
ここに、ワナがあります。

価格を下げると同時に、品質を下げている場合もあります。
定番商品を、何年も継続して購入していると見えてきます。
例えば・・・
PAXは2年ほど前に30％くらいの値下げがありました。
このページで紹介したPAXは値下げ前です。
今年は友人宅用に、現行のPAX(値下げ後)を購入しました。
新築住宅にイケア　自分でつくると節約出来るか？

その時にわかったのですが高いときには付いていた水平調整機構が現行型には付いていません。
この機構は玄関タイルなどの上に置くときに助かりました。
(玄関は勾配がある)
確かに、日本人の90％は必要としない機構です。
しかし、設計変更を行ってコストダウンしているという事実はあります。

2010/1/22　加筆

PAXの奥行きが少ないタイプは水平調整がついていません。
現行型の場合も奥行きが深いタイプは水平調整がついています。
上記の記事は間違えていた為、修正します。

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