現行のカメラジンバルは開発から2年以上が経過しました。
このカメラジンバルの、初めてのリニューアルが完了。
新型ジンバルは2012年1月の実務からテストが開始されることになりました。
左側が旧型。
右側が新型。
基本的な形状は同一になっています。
バルーンに取り付けるアタッチメントは互換性があることから、どちらも即時にバルーンに搭載が可能。
二世代前のジンバルをバックアップとしていましたがこれを廃棄。
旧型がバックアップの地位に入ります。
開発期間中に、0 [Zero]の方向性に大きな変化が入りました。
それは、マルチコプターの本格採用です。
これにより、動画撮影の全てはマルチコプター(ラジコン)に任せるという方向性に舵を切りました。
バルーンにより動画撮影を行う為に、様々な開発を進めていましたが一時的に開発資源をマルチコプターに集中させます。
マルチコプターによる動画撮影に、ある程度の目処が付いた段階でバルーンによる動画撮影機材開発は再開されます。
新型のジンバルは開発時から「汎用機」というコンセプトが掲げられていました。
一台のカメラジンバルで全ての空撮業務をこなす。
撮影システムの、更なる信頼性・精度・汎用性の向上。
そして、軽量化を極めるのが開発目標でした。
過去に制作している、フルサイズデジタル一眼レフ搭載可能なジンバルでは、「もっとも軽量」
そして、完璧なバランス調整機構を備えています。
「動画も撮れること」という汎用機コンセプトは結果としてスチールの画質を向上させることになりました。