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ラジコンヘリ空撮[技術解説] - 2011年現在のラジコン空撮の世界的な傾向から

空撮テスト
UAVホビー機

ラジコン空撮の研究を3年ぶりに再開 [2011年8月2日掲載]

1週間ほど前から、ラジコン空撮の研究を正式に再開しました。
ラジコン空撮の業務と技術開発を一時停止したのは2008年。
実に3年ぶりの研究再開です。


この3年間も最低限のトレンドは観察していました。
これは2011年の冬にテスト購入したホビー用のクアッドローター(プロペラが4枚)機。
オモチャ屋などで3万円程度の価格で販売されています。
ジャイロと画像認識によって最低限の自動操作が可能になっていることから、初心者でも即時にホバリングが可能になっています。

0 [Zero]がラジコン空撮の研究から一時的に撤退していたのはこの分野の技術進歩があまりにも急速だったから。

2008年のタイミングでの投資は無駄が多いと判断したからこそバルーン一本化に舵を切っていました。
結果としてはこの読みは正しかったと言えます。
バルーン空撮の分野では国内では業界のトレンドをつくるまでになりました。
そして、ラジコン空撮はここまで安価で身近になっています。

長期計画ではラジコン空撮の復帰はもう少し先と考えていました。
しかし、災害への備えとして当初予定よりも早いラジコン空撮の復帰を決めた次第です。

2011年にラジコン空撮機材を新調すると考えるとマルチコプターしか考えられません。
小さいプロペラを複数用いるマルチコプターが今後の主流になる事は容易に予測出来ます。
・構造的に振動が発生しにくい
・墜落時の事故が小さい

これが主たる理由です。
数年以内に、国内でも従来型のラジコンヘリコプターを用いる空撮会社は少数派となることでしょう。
従来タイプの機体は安全性に劣るのは明確なので、選択する理由がありません。

世界中で、マルチコプターの開発が進んでいます

クアッド

2011年現在は世界中で2~8枚の小型プロペラを用いるマルチコプター式のUAV開発と販売が進んでいる事がわかりました。
10年前には考えられない普及率です。
これらのマルチコプターは多少のアレンジはありますが基本はすべて一緒。
・複数の小型プロペラ
・リチウムポリマー電池を用いた電動
・GPS・ソナー・ジャイロ・気圧高度計などにより自動操縦
・さらに自動化を進める為の研究中

物理法則は等しく働く事から形状が似てくるのは致し方ないのですが同じ方向の研究を世界中で進めている事から非効率であると言わざるを得ません。
誰もが覇者になることを目指してますが決定打は無い状況です。

最終的には空間を3次元で認識。
さらに3次元地図データから未来位置の障害物を予測。
自分で危険を判断しながら、A地点からB地点まで自律移動しながら業務を達成。
確実に10年以内に、この機体は現実的なコストで発売されます。

0 [Zero]は業務として空撮を行う事から、世界中で販売されている機材の中から現実的なコストで安定性のある(と思われる)機材を、まずはテスト購入します。
横目で技術の進歩を確認しながら、現実的なコストの機体で確実な空撮業務からラジコンヘリ(マルチコプター)を導入。
最終的には都市部の高層ビルの保守業務などにも、これらの機体が登場する可能性があります。
大型のガソリンエンジンを積んだ産業機などと呼ばれるヘリコプターは日本では衰退しました。
しかし、この様な小型機の場合は日本人も受け入れられるのではと感じています。

数年で、高級デジタル一眼レフと同価格程度の金額で自律飛行が可能な機体も出てきます。
安全性を無視すれば、誰でも質の高い空撮が可能になります。
0 [Zero]も含めて、「プロ」が「素人」との違いを示せるかがこれからの課題です。

公開日:2011/08/02
最終更新日:2013/06/26
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