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高速1000円終了について

高速1000円利用中

2年前に書いている 「高速1,000円を考える 10年後の車社会編 」の続編になります。

その時には東日本大震災の想定が入っていなかったので、高速1,000円とは別の形で2年後も継続すると予想しています。
上限2,000円が容易されていたことから、この件に関しては読み切ったと言えるのですが・・・
結果としては2年で高速1,000円は終了しました。

当初は10年以上継続すると予想していた、高速1000円が終わってしまったので、ネタとしては不完全なのですが総括を行います。

高速1,000円による変化

1):左側追い越しの日常化
2):バースト車両の増加

1):左側追い越し

原因は追い越し車線をゆったりとクルージングする高速道路に不慣れなドライバーが増えたから。
一昔前なら、「適切な煽り行為」により追い越し車線から排除するのが暗黙のルールにより、それなりに合理的なシステムが構築されていました。
この暗黙のルールが不慣れなドライバーには通用しない。
なので、左側から追い越していく・・・
この危険行為が全てのドライバーにまん延したというのが現状です。

後ろをしっかりと見ていない、「不慣れ」なドライバーです。
後ろをしっかりと見ないで、走行車線に戻る事は容易に予測出来ます。
いらだつ気持ちはわかります。
しかし、事故を起こすと、他の方もイライラすることになります。
ここはしっかりと「本当の意味の」車両通行帯違反を行って頂く必要があったのでは無いでしょうか?
これを怠っていたのは覆面が止めている車を観察するとわかります。
具体的には以下に挙げる車が止められていませんでした。

休日に限って言うと・・・
・アルファード
・ボクシー (ノアはそれほど酷くない)
・エスティマ (新しい方が酷い)
・アイシス

これらが車両通行帯違反を犯している定番車というイメージを持ちました。
不思議とエルグランドやデリカD5などは該当車となる事が少ない。
相当数が走っているオデッセイやセディナなども目立ちません。
なぜか、トヨタ車。
それも、白と黒。

これ以上はコメントを控えますが・・・
やっぱり、いろいろな物が見えていないんですね。これらのオーナーさんには。

この件は高速1000円が終わっても引きずります。
左から安易に追い越すクセが付いてしまってるので簡単には戻りません。
高速1000円以前なら、プレッシャーを掛けるような場面でも、躊躇無く左から追い越しに入ります。
左側追い越しで重大な事故が多発して、それから取り締まり開始・・・
今後5年は左側追い越しをよく見掛ける事になるでしょう。

2):バースト車両の増加

これは最初の半年くらいで、良く見掛けました。
原因はタイヤの空気圧管理の認識不足。
路上に破裂したタイヤが転がっていましたね。
同時に故障車両も増えたと思います。

左追い越しもそうなのですが首都高(高速1,000円に該当せず)では故障車やバーストは増えたと思えません。
高速に慣れていない方は地方の高速道路を中心に活動していたことがここからもわかります。

ここ最近は見掛けなくなりました。
とても良い事です。

メーカー間のシュアに変化はあったのか?

「高速1,000円を考える 10年後の車社会編 」の裏のテーマは高速1000円による自動車メーカーシュアの変化でした。
実際は2年で終わってしまった事と、終わる理由が想定外であったことから正確な分析はとても無理です。
ここで無理と言い切るとつまらないので・・・
無理矢理まとめてみます。

国産VS輸入車:
高速道路では輸入車勢が有利なのは当然の事。
10年後は現在よりも輸入車のシュアが増えると予測していましたが・・・
2年後の結果は、「その通り」となっています。
原因は国産が生産出来ないとかエコカー減税などが複雑に絡んでいる事かに何とも言えません。
震災後の4月はマインドが冷え込むので輸入車の販売も抑え気味なのかと思ったのですが・・・

ことごとく、前年超え。

アウディ・ミニ・ボルボ・シトロエンの伸びが特に目立ちます。
どのブランドも、新モデルの牽引が主たる理由。
高速1000円のお陰とも思えません。(A1やミニ。DS3は高速重視の選択と思えない)
結局は高速1000円が無くてもシュアは増えたと言えるでしょう。

本題からは外れますが史上最強の商品ラインナップを誇るVWが伸び悩んでいる。
これは少し気になります。
商品がどんなに良くても流行(アウディ)には勝てないのか?
ま~どちらも同じ事なので構いませんが・・・

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