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2009年末の答え合わせ 2010年末輸入車シュア

昨年(2009年暮れ)の、'09/12/28 2008年末の答え合わせ GMとガソリンは?の答え合わせになります。

今回で4回目となります。
年末のタイミングで、その後1年間の自動車に関する予測を行い、それを検証するという企画です。
昨年の予測は以下の。

その1:BMWとアウディのシュアの変化

その2:ミニとFIATのシュアの変化

その3:ルノーについて

個別の予想結果の分析に入りますが・・・
今年は惨敗。
一部の傾向は読み切っていますが結果が伴っていません。
自己評価は15点になります。(過去最低点)

なお、輸入車のシュア統計は11月の段階。
昨年と同条件にての比較になります。

その1:BMWとアウディのシュアの変化

予想:
BMW=前年比108%
Audi=前年比125%

結果:
BMW=前年比113.2%
Audi=前年比110.4%

参考(一昨年):
BMW=前年比76.1%
Audi=前年比100.1%

今年の数字だけを比較すると、BMWの勝ち。
なので、予測の結果としては私の負け。

今年のBMWを、「好調」と見るのは早計です。
昨年よりも1割以上良いのですがここだけ見てはいけません。
一昨年に落とした数に戻っていないと考えるのが経営者的には正しいとらえ方。

アウディを考えます。
今年の伸びは1割ですが一昨年に落としていないのですからBMWとは価値が違います。

数値上の予測ではハズレ。(思ったほどアウディの爆発的な勢いは無い)
予想の趣旨となる、BMWとアウディのシュア接近はその通り。

その2:ミニとFIATのシュアの変化

予想:
ミニ=前年比95%
FIAT=前年比110~150%

結果:
ミニ=前年比106.1%
FIAT=前年比132.7%

参考(一昨年):
ミニ=前年比83.1%
FIAT=前年比129.9%

予想のポイントはミニのマイナス成長。
この点の読みは負け。
FIATに関しては予測値の真ん中に入っていることから読み勝ち。

ミニはBMWと傾向が似ています。
一昨年に落としたシュアを戻し切れていません。
つまり、折れ線グラフは下を示している傾向にあります。
傾向は読み切ったが数値が合っていない・・・・

ミニにはBMW以上の問題があります。
昨今のダウンサイジングの中ではミニに有利に働くハズなのですが・・・
結果はご覧の通り。
昨年の予測にも書いていますが明確にミニブランドへの、「飽き」が見て取れます。
ミニのバブルは完全に弾けています。
新車を追加して、この流れを変えようとしているのでずか・・・
止めることは困難と予測します。
現在、社用車にコンパクトカーの導入を検討していますが・・・
ミニの採用は考えていません。
私たちが見ても、新型か旧型かわからない車の新車は買いにくい。
これは誰もが感じているハズです。
中古車の相場が本格的に崩れるとミニブランドの神通力は無くなります。
買い換えの判断は早めにしましょう。

FIATの勢いは読み通り。
パイが小さい為、伸びるのも落ちるのも容易です。
2011年にはまだ伸びます。

その3:ルノーについて

予想:
前年比90%

結果:
前年比146.8%

参考(一昨年):
前年比76.8%

完璧に読み違えました。
原因は新型カングーの売れ行きの読み違い。

旧型と同じエンジンで、ボディサイズの大幅拡大。
これででは良い車になる訳がない。(本国のディーゼルMTは別物)
しかも、フランス車のATはやる気がないし・・・
私の中ではゴルフⅢのワゴン並のダメ車になる予感がしました。
その結果、大失速になるのではと・・・
柱であるカングーの体たらくで、シュアは落とす。
つまり、暗黒の時代に突入するのでは?
これが予測の根拠でした。

結果はそんなこと関係なし。
やはり、真の車好きとは関係ないんですね。ファッション系の車は・・・

なお、ルノー・カングー ビボップは良いに決まっています。
エンジンは同じ(1.6の直4)
MTのみ。
車重は軽く、長さが短い。
めちゃくちゃ、ムルティプラに近いスペックです。
乗らなくてもよく走りそう・・・

このページを書く為に、プロの意見を参考にしようとWebCGを拝見したのですが・・・
素人のようなコメントを出しているライターさんがいました。
全長180mm、全幅が155mm拡大してるのに、最小回転半径が先代よりも小さくなっているのがエライ。

こんな、当然の事に関心しているのがプロとは・・・

同じエンジンを積んで、全幅が155mmも拡幅していのに、0.1mしか最小回転半径が改善していないのは不自然。

このように感じ、調べて見ると・・・
やはり、タイヤサイズが大きくなっていました。
175/65R14→195/65R15
これなら、ボディサイズの拡大の割に最小回転半径が改善しなかったのも納得です。
先代はフランス車丸出しだったんですね~

この記事は笹目さんの記事と並んでいたので、出来の悪さが目立った記事でした。
一方で、笹目さんはスクラブ半径の話に入っているし・・・
一般の方で、スクラブ半径を意識してホイール選びをしているかたはどの程度いるのでしょうか?
こういうツッコミはなしでしょうか?

ちなみに、ムルティプラ購入の際(ブログもどきを始める前)には15インチのアルミホイールを同時に2セット購入。
この2セット(テクマグ)はオフセット違いで購入。
さらに、アルミ削りだしのスペーサーを2種類用意。
主に、前輪のスクラブ半径を4種類試せるように用意をして、自分の中の標準スクラブ値を探していました。
元が15インチですので、たかが知れているのですが大人の遊びでした。
この時の結果は「極端に変えてもそれほど違わない」という意外な結果。
ブログもどきのネタ的には面白いのですがページは起こさないと思います。

結局は嫁の希望で17インチになってしまったので、オフセット違いのホイールもスペーサーもホコリを被っています。

こんな遊びをしていると、前後のタイヤ銘柄違いなどは普通の事に思えます。
車の部品で、もっとも特性が変わるのがタイヤ。
ここを無頓着に選んでいる方が多いのは悲しい事実です。

来年のネタ

これを書いている段階では来年のネタが思いつきません。
2011年は大きな車ネタは出てきそうにありません。
ハイブリッドは販売シュアを増やす。
国産車販売は横ばい。(青田刈りをしたから)
輸入車販売は10%程度増える。(もどるとも表現できます)
アルファロメオの販売が上向く。

以上は予測に容易いので、ネタに出来ません。

4年間続けてきたネタですが一時停止とさせて頂きます。

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