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リニアとJR東日本。中央線の既存客は切り捨て

リニア実験線工事 笛吹市内

先ほど、自社サイトのアクセス解析をしていたところ、リニア関係のページのアクセスが非常に多いことがわかりました。
いくつかの、リンク元に書かれている内容もチェックしました。(やっぱり、評判に耳を傾けないといけません)
その中で、この様な書き込みがありました。

「山梨県民が都内に行く回数は誤っている」
「高速バス・自家用車などを考慮していない」

このような指摘がありましたので、ここでは指摘された部分に関して再考してみます。

「個人の希望が入っていないか?」(私の自宅周辺に駅が良いという誘導と取っている)と言う部分についても解説します。

山梨県民が都内に行く回数について

甲府駅

←仕事で撮影した甲府駅周辺

「山梨県民が都内に行く回数は誤っている」

この指摘を受けてから、考え直してみたのですが・・・
やはり、山梨県民が都内に行く頻度は少なめと考えます。

これを自信をもって言い切るには私の仕事と関係があります。
仕事のひとつに「マンション景観撮影」という商品があります。
これからから建設する○○階建てのマンションの建築地から空撮を行うなどが仕事です。
これを、日本全国で行っています。
マンションは一部の例外を除いて「駅への近さ」が商品価値に直結します。
このマンションのユーザーは戸建てよりも電車利用率が高い事は当然です。
駐車場の数と販売個数を比べれば、誰にでもわかります。

一般の山梨県人には気がつくことが困難なのですが・・・
山梨はマンション過疎地です。
日本全国で仕事をしていますが駅から徒歩10分県内に、これほどマンションが少ない場所はありません。
意外に感じるかもしれませんがそれが事実です。
「いい加減なことを言うな~」とさらなるクレームが入りそうですが・・・
マンション眺望撮影では関東圏のシュアNo1が私の会社です。
さらには・・・
家具配置シミュレーターなどという、マンション専門のFlashソフトも自社開発しています。
マンション関係のホームページ制作実績は全国に限りない数・・・
ここまでの経験からコメントを残します。

山梨はマンションの数が極端に少ない。
つまり、人口当たりの電車の利用者は少ない。

あずさ・かいじが混雑するのは運行本数起因。
JR東日本も商売です。
お客様が快適に移動できることよりも利益を優先します。
狙って「混んでいる」というバランスにしています。

私の周囲には、「電車に1年以上乗っていない」という甲府住民が相当数います。
「電車でディズニーランドに行った」などというファミリーは一組も見たことがありません。
生まれも育ちも山梨という友人で、マンションを購入した人間は一人も知りません。

もしも、関心が東京に向いているなら・・・
進学・就職を東京でしているハズです。

「高速バス・自家用車などを考慮していない」について

volvo P1800Eパンク

ここに関しては私のコメントが適任と自負していますが・・・

私は中央道・勝沼IC~首都高のヘビーユーザーです。
年に、80回は勝沼ICを利用しています。
空撮用のメルセデス・ベンツT1N
打ち合わせにはボルボP1800E
これ以外にも、Fiat(ムルティプラ)・Audi(A6 オールロードクワトロ)・VOLVO(C30)などで、都内を飛び回っています。
5年くらい前は・・・
週に3回程度の頻度で新宿にて仕事をしていました。(移動は車)

こんな山梨から都内への自動車移動のヘビーユーザーのコメントです。

私も含めて、リニアが都内に通ると喜ぶユーザーはそれなりにいます。
早朝に、スーツを着て外車ですっ飛んでいる層です。
山梨にも私も含めて、確実に存在してますが・・・
数が少なすぎます。

おまけ・・・
Wikiには「山梨ルール」などという記載がありますがあれは山梨の極一部のエリアの話です。
人口比率で言うと、山梨の1/10という地域です。
私はそのエリアを競技用の自転車(平地での最高速60km/h以上)にて走り回っていたので、肌で感じていました。
左巻き込みを意識していない方がほとんど。
その当時の記憶と照らし合わせても・・・
諏訪エリアの方が「山梨ルール」と呼ばれる運転をしています。
空撮の仕事では全国を回ることから、全国のドライバーの傾向が脳内に蓄積されています。

山梨の車に関する特徴・・・
・マナーは全般的に良い
・大型車のマナーはとても良い
・運転技術は少し良い
・歩行者を軽視する
・少し古めの外車が多い
・セダンが少ない
・路面が荒れていない

個人の希望が入っていないかについて

山梨県リニア実験線 御坂

←2008年の春に撮影。
偶然ですがリニア実験線の通ることになる場所を撮影していました。

個人の希望に誘導していないかについて。
ここに関しては本人がコメントを出すと言い訳にしか聞こえません。
ですが自分の練習と思って足掻いてみます。

自分の利益を狙うなら・・・
駅は、「御坂」と言います。
地元の人ならわかるかと思いますが現在の笛吹市は非常に大きな市です。
境川と御坂には中間に八代が入ります。
私が駅の候補地として残した実験線の始点には6km離れています。
ちなみに、甲府南IC付近では8km離れます。
甲府南IC付近の駅を実験線始点(境川)に移動して欲しいと願いますかね?
仮に、御坂に作ったとすると・・・これが2kmになります。

ちなみに、御坂という可能性も探りました。
その結果消しています。

駅の選定理由としてあげている富士山観光にはベストな場所ですがニュータウンをつくるための場所がありません。
景観が良くないことも大きなマイナスポイントです。
橋本(神奈川)~笛吹(山梨)の先行開通の目的は海外からの高速鉄道の受注。
そのお客様が長いトンネルを抜けてから見る景色としては弱すぎます。

本題に戻ります。
もっとも自分の利益となる御坂は候補として残していない。
前の記事にも書いていますが私も甲府市南部に駅を作ると思っていました。
ホンの数ヶ月前までは。
私が事前に調べておいたのはリニアから自宅までの直線距離と遮蔽物。
もちろん、危険と感じる距離にリニアが入ってくるなら、自腹で引っ越す算段をしていました。

ちなみに・・・
上の空撮画像に、写っているジャンクションがリニアの駅(金丸信のシコミ)を読むのに非常に重要なポイントになります。
これを書いている時点で、私には実験線の始点以外の、本命の場所がわかっています。

山梨県リニア実験線 予定地(の下) ・過去20年間の新しい道路の着工と運用開始時期の矛盾
・ほとんど利用者が無い場所へのジャンクション設置の意味
・建設が進んでいないリニア陸橋の意味
・八代町竹井の急勾配の意味
・広大な三角形のニュータウン予定地
・駅から徒歩圏内の観光スポットの用意

私がここに駅が来ると確信を得たのは不自然に着工が進んでいない、陸橋を見つけたから。
ご丁寧に、取り付け道路の工事が進んでいないから、陸橋の着工に入れないという工作もされていました。
←他の陸橋は着工に入ってますが問題の陸橋は取り付け道の工事中。

まとめ

山梨県リニア実験線 始点から西へ1km

この1ヶ月で、以下が決まってきました。
・Cルートにて確定
・先行区間は2020年前後に開通

すべて予定(JR東海の思う)通りです。
この決定と連動して、実験線始点以東に駅が設置されることも事実上決定です。
今から駅の用地買収に入って・・・2020年に間に合うわけがありません。
←念のため実験線の始点から西の場所の確認中。

ここからがこのページの核心になります。
JR東海はJR東日本と客を取り合いません。
中央線の客に手を出さないことは20年以上前に決められていた事でしょう。
この取り決めが無いなら、JR東日本がリニア計画そのものに反対している事でしょう。

甲府市中心の空洞化も、これを証明してます。
甲府駅にリニアが乗り入れる可能性が少しでも見えれば・・・
甲府駅周辺はあそこまで廃れることは無かったでしょう。
甲府駅にリニアが入らないと確信出来ているからこそ、この20年間の投資は甲府駅周辺エリア以外に投じられたのです。

20年前にCルートありきで、山梨の駅も含めて完成後の地図は用意されていました。
金丸信はこの地図にあわせて自分の駒を配置しています。
その地図が一般の方が気がつかないように仕込まれています。

確かに・・・
20年前に、境川はバブルがありました。
山梨の駅は中道や甲府などに出来る事は予想に容易くないにもかかわらず、バブルは境川のみに発生しています。
その当時の私に入る事のない話が地元ではあったのでしょうか・・・

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