今年初めての、現行車の試乗。
お相手はフォルクスワーゲンのシャラン。
いつも通り、結論から。
聞いていた評判ほど、良くないぞ・・・
数分の試乗で、脳内の、「いらない車棚」に置かれてしまったので、カタログも無し。
ファミリーカーのフィアット・ムルティプラは走行9万kmを超えてくたびれています。
先月もアブソーバーが抜けた為、急遽の交換(DIY)となりました。
全てのパーツの寿命が短いことは常に述べている通り。
「手間がかからないのが欲しいな~」
これが試乗理由。
車の耐久性を重視。
もちろん、安全性も。
そして、6人乗り以上という条件なら・・・
2011年のタイミングではシャランが一本目と言っても良いでしょう。
各メディアでも、高評価。
悪い事を書いているのは見たことがありません。
電動スライドとかいらないな~と思いつつも、乗って良ければお買い上げと言う気持ちはいつも通り。
この日は仕事(空撮)が予定よりも早く終わりました。
地元に戻ったのは午前11時。
お昼には早いので、気になる車をチェックしようと家族会議(アシスタントは嫁)を開いたところがコレとなりました。
嫁は基本的にはVW嫌い。
どうも、デザイン的に好きでは無いようです。
本当はセカンドシートから試乗をしたかったのですが今回は運転席から。
シート:もっと下げたい
ハンドル:特に問題なし
走行距離:500km
少し、Aピラーが気になりますがこの時点では問題なしという評価。
営業さんと嫁がセカンドシート。
VWはアウディと一緒と考えて良いんですよね?(誰に問いかけているのか)
アウディと一緒と仮定すると・・・
下手なドライバーの運転を、車が学習しています。
これはご機嫌になる車ではありません。
まさに、ガソリンを外していたときのA3 2.0TFSI(売却済み)と一緒の出来。
「もらってもいりません」という内容でした。
あくまで、今回の試乗車限定ですが・・・
この車両はまっすぐ走りませんでした。
車が左に寄っていきます。
恐らく、タイヤの空気圧が合っていないのでしょう。
一生懸命、営業さんに説明してみましたが・・・
「???」という対応をされてしまいました。
ここで、冷めてしまいました。
期待が大きかったので、余計に残念・・・
営業さんに「帰ります」と告げて、短い試乗は完了です。
試乗後にタイヤの空気圧は確認を取りませんでした。
※タイヤはコンチ。
セカンドシートの嫁が「いらない」オーラを出していたことが主たる原因です。
乗って良かったら・・・
強制的に、嫁にも試乗をさせるところですがこの出来なら追い打ちが来ることでしょう。
とにかく、気持ちが悪い車でした。
アクセルにはヘンな学習が入っている。
アシはゴムの上に座らされている感覚。
どう考えても見にくいAピラーの付け根。
豪華にしすぎて、高い値付け。
良かったのはキチンと加重が入ったときのコーナリング。
これは調子の良いアウディと同等の気持ちよさ。
実用車であるムルティプラの入れ替えとしては中途半端にしか思えませんでした。
乗って楽しいのは断然ムルティプラ。
シャランが勝るのは信頼性と安全性。
総合的にムルティプラとの差が大きすぎました。
出来の悪いと感じた車を積極的にブログもどきに取り上げるのは少ないのです。
シャランは世間との評判に差がありすぎたので、書いて見ました。
万全な状態なシャランで、もう一度リベンジしたいところですが・・・
まだ、ドブロやジャンピーなどがまっていますので、シャランは控えます。
万全な状態でも、シャランのデメリットとして消えないところ・・・
それはAピラーの位置。
同じ様なタイプの車のオデッセイは問題なし。
しかし・・・シャランのAピラーは邪魔。
致命的と呼べるレベルではありませんが無視も出来ないレベルでした。
試乗記の一部ではAピラーの収まりを褒めていましたが・・・
このライターは信用できないですね。
ちなみに、公式サイトで、シャランとトゥーランが同じ角度で写っている写真がありました。
この写真でも、シャランの方が視界的に不利であることはハッキリと取れました。
オフセット衝突と空力重視で、取り付け位置が前進。
素材はコストカットの観点からAピラーは太め・・・
VWなら、あと100万円は安いプライスを掲げてくれないと、興味が湧きません・・・
もちろん、電動スライドなど他の豪華装備は入りませんので・・・
日本のマーケットを考えると、そんなベーシックグレードは入れてくれないんでしょうね。