この車は2003年に手放したボルボPV544という車です。
この数年間からP1800というボルボのクーペを捜していたのですがその網にこんな車が掛かってしまいました。
かなりの上物でした。
山中湖の自動車美術館(既に閉鎖)に、同型があったのですが私の車の方が程度が良かったです。
「昔のボルボは角張ってて良かった!」などと言う方がいますが・・・
元々はボルボは丸かったんですね。
ちなみに、私はFR世代のボルボを6台買っていますが全て「丸」です。
FR世代で角張っているボルボは740・940というのがFRボルボ好きの常識となっています。
PV544はコレクターズアイテムと呼べるような車ではありません。
古いのですがありふれている車です。(国内には10台無いと思われますが)
T型フォードなどと同じように、年式の割りには安価に購入できます。
部品についても、海外では入手が容易です。
もしかすると・・・70年代の国産車よりも維持は簡単かもしれません。
この車は電圧が12V(新車から)なので、バルブやバッテリーの入手にも困りません。
キャブはSUなので、メンテは簡単です。
ブレーキブースターは無いので、その点のみ注意が必要です。
つまり・・・
この車はゲタになるのです。
高速道路ですら、現在の車と一緒に走れるのです。
この車の基本設計は戦前です。
その様な古い設計にもかかわらず、現存していると言うのは・・・ボルボ恐るべしです。
本当に良い車なのですが・・・
一般の方からは、「ビートルみたい」などと言われるので、少し凹みます。
元々、P1800に惚れ込んでいたのでPVはナンバーを付けることなく出してしまいました。
なお、このページの写真は現在の事務所の前で2003年頃に撮影されました。
まだ、組子職人の工場と呼べるような状態です。