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マスメディア向けページ 本物の職人の見極め方

三ツ組手 今回の内容は今まで極めて特殊な方に向けて書きます。

マスメディアにて取材先の決定権を持っている方

←過去の作例から
発言する資格の無い者が書いても意味がありません。
マスメディアの取材に耐えうると示せる、自身の過去の作品をご紹介します。

組子細工で、一つの技術とされる「三ツ組手」と呼ばれる柄です。
これは私が20代中頃に制作した物。
私の知る限り、世界で一番細かい「三ツ組手」です。
木工細工で、究極と呼べるであろう組子細工職人の中でも、これをコピー出来る人間は・・・
恐らく、一人も居ません。
私の師匠も見事ですが(リンク先は内閣総理大臣賞受賞建具)、組子の細かさだけなら、若かった私の独壇場です。

今はIT企業の社長もどきなので・・・
こんなレベルの仕事は出来ません。

はじめに・・・何故、この様なページをつくろうと思ったのか?

テレビ番組などで、組子細工の職人が取材を受ける事があります。
地元では名工と呼ばれている方々です。
大工などの建築のプロが見ても、「見事」と思える仕事をしてるので・・・
取材先としては成立しやすいのかもしれません。
ちなみに、精度が高そうなNHKさんでも、「価値無し」と呼べるレベルの若い組子職人の取材がされている場合がありました。(全国)

しかし・・・
私たちから、見ると・・・
修行の1年目でクリアできるクラスの仕事を、「この道40年」の方が制作してい事もあります。
と、言うよりも・・・
「90%のテレビ番組はこのレベルです」

もちろん、組子細工などというマイナーの職業に光を当てて頂く事には心から感謝しています。
しかし・・・
中途半端な職人さんに光りが当たるのは結果として本物が残らないことになるので、
是非とも、本物の職人の取材をお願いしたいと思っています。

今のままでは・・・

  • 仕事は取材が入った場所に集まる。(志のある、本物の職人が食べられなくなる)
  • その道に入ろうと言う若い職人は取材先に向かう。(本物の職人が増えない)

    数が少なくなったからこそ、本物の職人を守りたいと考えから、このページをつくろうと思いました。

  • 誰にアドバイスを受けるかが重要

    本当に凄味のある技術は一握りの同等クラスの職人で無ければ計れません。
    これは職人以外の世界にも当てはまる基本法則と考えます。

    誰にアドバイスを受ければ良いのか・・・
    それは全国クラスの組合の会長クラスに「直接」です。
    組合に聞いてしまうと、思うような方は見つからないと思います。
    一手間必要ですが会長クラスに直接取材を申し込んで下さい。

    ちなみに・・・
    都道府県の会長クラスではダメです。
    こちらは会長職を持ち回りなどと言うこともありますので極力避けて下さい。
    組子(建具業界)に例えると・・・
    私が現役当時の、都道府県レベルの会長さんでは私の相手を出来ませんでした。
    その当時も含め、全国の会長さんクラスはさすがに素晴らしい方々が並んでいました。

    見た目では本物の職人は見切れない

    職人の世界である程度の経験を積んでくると、そこそこ以上の腕を持っている方は雰囲気でわかるようになります。
    日々、様々なジャンルにて拘りのある方々と接している方なら容易に判断は付くはずです。

    しかし・・・
    超一流とそれ以外の判断は普通の会話の中では判断が出来ません。
    具体的に言いますと、私の師匠(内閣総理大臣賞受賞。現代の名工)は普段の姿は当然として、仕事をしている姿でも、そこまでの腕前の職人に見えません。
    どなたに頂いた言葉かは記憶にないのですが・・・
    「ゆったりと、急ぐ」
    この言葉に最も当てはまる偉大な方です。
    動きは常にゆったりとしています。
    しかし、仕事が終わる速度は異常に早いのです。
    しかも、精度は常に安定しています。
    私の友人・知人・職場関係で、「この人を超えられない」と感じる一人です。

    しかし・・・
    テレビ映えはしません。(動きは地味です)

    世間に評価されていない職人が凄いことも・・・

    私では経験不足ですが過去に感じた実例をご紹介します。

    修行を終えて、独立した頃に全国建具展示会を見に行きました。
    内容にネガな事が含まれるため大会場所は伏せます。
    全国から沢山出品された中から、私が「この人は出来るな・・・」と感じたのは4名の方のみでした。
    その中には金賞を受けた作品も含まれていましたが内閣総理大臣賞は逃していました。
    ちなみに、この時の内閣総理大臣賞に対する、私の評価は・・・

    テレビ映えする。
    値付けは異常に高価。
    職人としての基本を蔑ろにしている。
    見る価値無し。

    この様な評価でした。
    なお、この時の作品は1,000万円以上の価格が提示されていました。
    上記した4作品の中で、もっとも安価だったのは80万円が提示されていました。
    この作品のみを30分以上は眺めていたと記憶しています。(この作品は同業者を含めてスルーされる方しかいません)

    その会場に存在する、全ての作品を、それ以上の品質で製作することがその時の私は可能でした。
    まだ、20代半ばの話です。

    私自身が自信満々のコメントを書いていますが・・・
    この作品には勝てません。

    繰り返しになりますが・・・

    同じ事の繰り返しになりますが最初に取材を申込みするのは全国の組合の会長さんです。
    この際に、ご紹介頂くのはその方(会長さん)の都道府県や関係者以外が良いと思います。
    直接の繋がりが無い方の推奨なら、その情報は信頼出来ると思います。
    本物の職人なら、損得関係無しに「出来る方」を推奨するハズです。

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