ラジコン機器の中には、「名器」と、「駄作」の両方が同時に存在する困った世界です。
某雑誌ではどのパーツも「名器」と紹介されることから、それを選ぶ目を必要とします。
2009年の、「名器」はこれです。
フタバS3170G
完全なニッチと呼べるサーボを一流メーカーが出してくれました。
このサーボは10年間はカタログに残ると記します。
S3170Gはケース売りが基本です。
スペアは保管後に移して、使わないホーンなどは元箱のまま保管していました。
数えたところ7個。
特殊なサーボなので、まとまった数を在庫している店はありません。
確か、発売直後に清水模型にて「在庫があるだけ全部ください」という買い方をしています。
それでも、足りないのでファンファンで追加・・・
まだ、足りないので、チャンプで追加・・・
発売直後に店頭から少なくなっていたのは私も原因の一つです。
なお、このケースの中にはCIU2(USBでジャイロ設定)などという空撮屋独特の機器の箱も含まれます。
過去に例のないスペックのサーボです。
引き込み脚サーボは過去にもありました。
しかし・・・
重い・普通に動かないなど、まさに専用サーボでした。
S3170Gは送信機から普通に制御できることから、普通に使えます。
変な日本語になってしまいましたが「普通」に使えることはとても重要です。
省電力の機構の仕組みなど、本当に感心します。
以前、フタバのプロポについては、「駄作」の烙印を押しました。
しかし、このサーボは違います。
担当者は引き込み脚サーボが必要とする性能を叶えてから、「転用」する方への配慮もしています。
なお、このページのお題は、「JRユーザーへのおすすめサーボの紹介」です。
JRには同等のサーボが存在しません。
これを必要とするユーザーには感動を覚えるほどのサーボです。
興味がでてきたなら、一つ購入することをおすすめします。
空撮機材ではこのサーボをチルト軸に2つ用います。
現在、3セットの撮影機材に組み込んでいるので・・・
2×3(セット)+予備=7個
空撮屋には完璧なサーボですがもちろん他のことにも活躍します。
スケール全般(特にスケール船舶とか?)
ヘリコプターでも、何かを吊す-落とすの機構に最適。
私なら・・・
アミーゴのエンコンに使います。
現在はJRのES539をつかっています。
通常サイズのサーボとしては軽量。(38g)
十分な信頼性と安価なこと。
離陸と同時に100%に入りっぱなしが私のアミーゴなので・・・
速度はまったく問題になりません。
離陸後はサーボが電力を消費しないのも魅力。
軽いのは最大の魅力。
信頼性もES539と推測。
価格は箱売りサーボとしては安価。
3D専用機・アミーゴV2の軽量化はまだまだ行けそうです。
受信機交換・ジャイロ交換・バッテリー交換・一部カーボン置換・ネジのマグネシウム化で・・・
100g以上の軽量化が可能です。
本当は仕事の知識(カーボン)を生かしてT-REXを軽量化すると、強烈な機体になるんですが・・・
仕事が忙しいので、当分はつくれません。