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ドローン空撮実務解説 - GPS自立制御

GPS自立制御アンテナ
上空での機体の安定性を高めるシステム

GPS自立制御機構により手放しのホバリングや自動操縦が可能になります。

・自動ホバリングが可能
・指定位置への自動運転に対応
・GPSの電波が受信できない環境では注意が必要

業務用として用いられているラジコンヘリコプター(マルチコプター)のほとんどはGPSによる自立飛行が可能なシステムが搭載されています。
これにより、初心者でも安定したホバリングや飛行が可能になりました。
飛行中でも、一定の操作を行うとホバリング。
緊急時には離陸した場所に自動で戻るなどと言う事も可能です。

このGPS自立操縦にも注意が必要な事があります。
GPSはその特性から上空の広い範囲の複数の衛星からの信号を受信すると安定します。
室内などでは当然使えません。
屋外でも、衛星からの信号が途絶えやすい条件では使うことは出来ません。
GPSからの信号が受信できない場合も、即時の墜落などはありません。
しかし、事故の危険性が一定の範囲で上がることも覚えておく必要があります。

GPS自立安定装置も、風が吹いていると完璧な性能は発揮できません。
パイロットは目視で微調整が必要になります。
この空撮ワーク例でも、4:50からの実際に使用可能なシーンとなりました。
離陸からでは6分経過後が「本番」です。
その6分間のパイロットの補助をGPS自立で補佐しています。
長時間に及ぶ撮影ではこの機能の有無がパイロットの疲労度を左右します。

公開日:2012/12/14
最終更新日:2014/07/11
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