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横滑り防止装置義務化 ブログもどき的に考える

先ほど、うれしいニュースが入ってきました。

日本でも、横滑り防止装置(ESC)が義務化です!

詳しくはネットにて調べてください。

ブログもどきではいつもどおり「独自」に、このことを考えてみます。

トヨタ・ホンダは本当は、「付けたくない」と思っている

今まではオプションで販売出来ていた横滑りデバイスが標準になる。
つまり・・・
自動車の売価が増えるので、メーカーは喜びそうなのですが・・・

それは違います。

横滑り防止装置は事故に「なるか」「ならないか」を決定づける重要な部品。
これが標準装備になれば、事故は減ります。

これはすべてのドライバーに大きなメリット。
しかし、自動車メーカー。
それも、トヨタ・ホンダなど、私が嫌いなメーカーにはとっては大きなデメリット。

それは・・・

事故が無くなると、売り上げが下がるから。

・全損になる車両の軽減
・全損にならないまでも、補修パーツの販売減少

どちらも、自動車メーカーの売り上げを下げる方向に働きます。
なので、本心では義務化反対なのです。

エアバックの時はテレビCMなどでも積極的にアピールされていました。

さすがに、死んでしまうと次の車を買ってくれない。
死がない程度に車を壊して欲しい・・・

2010年現在は国内の自動車メーカーにとっては、「おいしい」状態になっていました。
1):横滑り防止装置はついていない
2):ユーザーは自損事故などを起こしてくれる
3):衝突安全性は高くなっているのでユーザーは死ぬことがない
4):生きているから、次も車を買ってくれる。
5):1へ戻る

なぜ、私が喜ぶのか?

自動車事故現場

確実に、自動車事故で死んでいく人間が少なくなります。
これは必ずすべての人の利益になります。

具体的には・・・
・自分自身が事故に巻き込まれる可能性が減る
・任意保険の保険料が安くなる
・高速の渋滞が減る

日々、高速道路で長距離移動をしている私のような人間にはメリットが多くあります。

中には「横滑り装置など不要」と言う方もいるかもしれませんが・・・
横滑り装置が働くのは事故になる直前です。
普通の道で、普通の運転なら、横滑り防止装置が働くことはありません。

カーテンエアバックと、横滑り防止装置の同時装着が困難???

現在、国産コンパクトーカーを社用車して導入予定です。
経営者としては中古車が良いのですが・・・

カーテンエアバックを装着しているコンパクトが中古車市場に無いことから、新車を買うしか選択肢がありません。

この段階で、十分腹立たしいのですが・・・
横滑り防止装置と、カーテンエアバックの両方を付けようとすると・・・
もっとも豪華なグレードでないと選択できないのはなぜでしょうか?(新車のフィット)
ちなみに、HIDは不要と考えています。
私がメインドライバーとなる、T1N(全高2.6mのメルセデス)・ムルティプラ(6人乗りのMT車)・P1800E(40年落ちの営業車)。
このすべてに、非装着です。
高速メインなら、ヘッドライトの明るさは不要です。(いつか、ページをつくります)

豪華装備は要らないのです。
しかし、安全装備は必要なのです。
そうすると、自然と高い国産車を買わないといけないと・・・
これが私以外がメインのドライバーになるときに輸入車になってしまう理由。

横滑り防止装置とカーテンエアバックを付けると考えると、ポロの方がフィットよりも安くなってしまう・・・
今回も、輸入車から決まってしまうのでしょうか?

明日(土曜日)から、試乗をスタート。
買い換えに該当する社員は本日(金曜)から試乗スタート。
はやければ、来月納車。
遅くとも、3月中には納車になります。

これを見ている、弊社とお付き合いのある自動車営業の方・・・
今回はコンパクトーですよ!

プリウスは全車標準装備への疑問

ここに一つの事実があります。

プリウスにはS-VSCを全車に標準装備 (S-VSCはトヨタの横すべ防止装置の名称)

ハイエースには後席シートベルトをオプション。
ハイパワーのFFミニバンにも、横滑り防止装置はオプション。

トヨタの安全性に関するポリシーは三流と日々評価しています。
このトヨタがプリウスには・・・横滑り防止装置を標準などという暴挙にでました。

「不審に感じませんか?」

現行のプリウスは発表前に発売された2代目インサイトの低価格に対抗するため戦略価格が設定された車です。
いつものトヨタなら、装備は徹底的にオプションにして、ベースグレードの価格を安く見せる。
これがプリウスに対しては「横滑り防止装置」も「カーテンエアバック」も標準装備という動きをしたのです。

「トヨタも安全なんだよ」と感じるのは早計です。

「ハイブリッド車は事故を起こして欲しくない」

これがプリウスの安全デバイス標準装備の裏にあると睨みました。
従来の車とハイブリッド車との大きな違い。
それは大量な二次電池(ニッケル水素)の存在。

ニッケル水素電池(プリウスの回生蓄電用)を大量に積んでいるのは従来の車には無い特徴。
このデメリットを、市場にてテストしているのがプリウスの状態です。
事故により損傷したニッケル水素電池が何をするかがわからない・・・
ハイブリッドですので、ガソリンは従来の車のように車載している。
事故により、容易に火災につながる可能性も残ります。

初代プリウスを新車で購入したか方はまさに人柱です。
私なら、怖くて出来ません。

どちらにしても、普通の車の事故よりプリウスの事故は未知数の事が多い。
だから、プリウスには「横滑り防止装置」も「カーテンエアバック」も標準装備。

このように睨みました。
ただし・・・
トヨタの都合でも、安全デバイスを標準装備にしていることは良いことです。

そう考えてくると・・・
安全系デバイスを国産車に、フルに付けようとするとプリウスはお買い得と言えなくもありません。

なお、フィットハイブリッドは「横滑り防止装置」と、「カーテンエアバック」はベースグレードの同時装着は出来ません。
上級グレードのみの同時装着を選べることから、結果としてプリウスのベースグレードよりも高価になってしまいます。

今回の義務化もトヨタの都合・・・

結論に入りましょう。

2010年にもっとも売れた車・・・

それはプリウスです。
そのプリウスに横滑り防止装置が標準。
結果として、一般の方が横滑り防止装置の効果に気がつき始めた・・・

このタイミングでの、横滑り防止装置義務化のニュースです。

いつも通り、トヨタの戦略は企業経営者として参考になります。
建前の顔の裏にある、利益を最優先する思考。

トヨタのアメリカでのリコール隠し・・・
あれも、狙い通りではと思えてきました。
2010年のアメリカでの販売台数1位はフォード。
トヨタは2位か3位。

ここで、1位を取ってしまうとパッシングが怖い。
販売台数は2~3位の方が都合が良い。

このまま行くと、2010年に1位になりかねないので・・・
リコール隠しを販売数の調整に使った・・・

裏読みし過ぎでしょうか?

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