質問:
Q00057:太陽光発電を使いたい
回答:
「もちろん、対応可能です」
新築住宅なら、太陽光発電は基本的に対応可能です。
ポイントとなるのはソーラー発電にどの程度特化させるのか?
太陽光発電は様々な条件を考慮しつつ、パネルメーカーや屋根形状などを選択する必要があります。
パネルメーカーのカタログやメーカーの営業からは本当の所は聞き出せません。
・どのくらいで元が取れるのか?
・どの程度のメンテ費用を用意するれば良いのか?
・本当に得なのか・・・
「元が取れるのか?」と考えると、多くの条件で、「はい」となります。
ただし、居住地の日照条件で、期間などは大きく変わります。
カタログなどに記載されているデータを鵜呑みにするのは危険です。
高価な設備ですので、ご自身で研究を行った上で、導入の可否を判断してください。
もちろん、太陽光発電も施主支給に対応します。
太陽光発電の導入が決まったなら、Tres Homes +0 [トレスホームズ・プラス・ゼロ]のご提案も固まります。
まずは・・・
A:年間総発電量重視
B:ピーク需要電力重視
C:特定季節重視
これをイメージしてみてください。
例えば・・・
「ピーク電力需要重視」なら、夏の午後の発電能力が高まるような住宅設計をご提案します。
具体的には屋根勾配が通常よりも緩く、真南から多少西寄りがベスト。
実際の設計時には平日の昼間の時間帯にどのような家族構成になっているのか?
その家族構成が何年程度継続し、どのような方向にかわっていくと推測できるのか・・・
難しい話になってしまいましたね。
迷ったなら、「年間総発電量重視」をおすすめします。
もっともオーソドックスな太陽光発電に適した、間取りと屋根形状をご提案することになります。
採算は考えずに、研究として太陽光発電を行いたい。
これは私がハウスメーカーで現役の頃に担当させていただいたお施主様のコメントです。
'90年代の中頃ですので、一般家庭に太陽光発電はまったくと言って無かった頃の話です。
その当時の、パネルメーカーの資料(代理店作成)では15年程度で元が取れると記されていました。
しかし・・・
研究の結果、元を取ることが不可能という試算しか出来ませんでした。
主たる理由としてはメーカーの提示の甘さ。
販売する為に、都合の良いデータしか開示しないという体質からでした。
現在はインバーターは定期交換が必要なパーツと考えられています。
しかし、その当時はインバーターの交換などは試算に含まれていませんでした。
私が調べ上げて、お客様にご報告したところのコメントが「採算は考えずに、研究として太陽光発電を行いたい」でした。
純粋に実験目的として太陽光発電を採用するために、お施主様も調べ上げていたという実例です。
なお、2013年現在の太陽光発電システムは多くの条件で、「採算」は取れますのでご安心ください。