質問:
本格的にガーデニングに取り組みたい
回答:
日々の手入れをイメージした導線設計が重要です。
住宅が完成してからのガーデニング設計では遅すぎます。
家の間取りの検討と同時にガーデニング設計も進める事が基本です。
何はなくても、散水栓の用意は必要です。
小さいお庭なら、一つでも十分。
道具のメンテナンスなども必要なので、排水も同時に考える事になります。
雨樋からの雨水を散水に利用するのも、新築時なら簡単にスマートにできます。
簡易的な物なら、1万円程度のタンクでも十分効果があります。
また、本格的に雨水を利用するなら屋根の形状を工夫して効率よく雨水を集めます。
大型タンクを備え付けて、ポンプなどを取り付けて散水栓やトイレの水に利用することも可能です。
災害対策という考えからも、おすすめします。
ウッドデッキには屋外コンセントや照明の準備も必要です。
電気工事が必要な場所はプロが施工する必要がありますがウッドデッキはDIYでも良いかもしれません。
ホームセンターで販売してる材料と工具で、十分満足出来るウッドデッキが製作可能です。
木製を選ぶと数年に1回は再塗装なども必要です。
本格的にガーデニングにチャレンジするなら、ウッドデッキもDIYをおすすめします。
スコップやカッチャなど、大きなガーデンツールをしまう場所をどこにするかを考えましょう。
・屋外の物置
・シューズクローゼットの一部
・ガレージの一部
・屋外からアクセスできる専用の収納庫
もっとも多いのは屋外の物置かと思います。
金属製の、「物置」では雰囲気が無いので、「木製」から選ぶことになるかと思います。
この場合は基礎に該当する部分(コンクリートブロックなど)を意識的に高めにしてください。
高温多湿な日本の環境では下の部分から木材は腐ってしまいます。
同様な理由から、北側のしめった場所よりは日当たりの良い場所の方が木材は腐りにくくなります。
南側に道路が面している様な敷地なら、目隠しを兼ねて木製の収納庫を置くのも一考です。
シューズクローゼットを広めにつくっておくと、ガーデンツールの収納庫を兼ねる事も出来ます。
使い終わった道具を、こまめにメンテナンスをされるかたには良い方法です。
ガレージの一部をガーデニングツール収納に流用するのは特におすすめ。
耕耘機や芝刈り機なども、楽に収納できます。
傾斜地や寒冷地では基礎の高さにゆとりがあることがあります。
ここは上手に設計すると有効な収納スペースとすることも可能です。
降雪地域は当然ですが都内などの場合も雪が落ちる場所に気を付けましょう。
10cm程度の降雪でも、屋根から落ちる雪はやっかいです。
被害の無い場所に雪を落とす。
屋根材を工夫して、屋根から雪を落とさないなどの対策方法があります。