プランニングの開始時に、担当の設計者に「家相」に関してのご指示をお願いします。
参考にしている書籍があれば、それをお貸し頂けるとプランニングがスムーズに進みます。

また、家相をどの程度気にしているのかをご指示ください。
・家相(イメージ)
・家相(実際)
・間取り使いやすさ
・コスト(家の大きさ)

これらの項目をどの程度重視するのかを、プランナーにお伝えください。

イメージの、「鬼門」と実際の、「鬼門」

一般的に家相では、「鬼門」を気にする方が多い傾向です。(地域性は当然あります)
家相では家の重心位置から北東方向が鬼門とされる事が多いのですがこれが周囲の方から見たときの、「イメージ」の鬼門と異なることが多くあります。
・真北を向いて家が建たない
・建物が東西に長い

これらが鬼門方向がずれてくる大きな理由です。
プランニングを行う際には実際の鬼門(北東)とイメージの鬼門(北東方向に近い角)のどちらを外すのかのご判断は最低でもお願いします。

イメージの鬼門について

間取り図の右上が普通の方が感じる鬼門です。
建物の重心位置からの北東方向の、一般的な風水で言われる「北東」から、ほとんどの条件でズレが発生します。
例えば、お施主様は鬼門を気にしない。
しかし、周囲の方に気にする方がいる場合は問題になってきます。
お施主様が「キチンと鬼門はずれている」と思っていても、周囲の方が「あの家は鬼門に玄関がある・・・」などと言われてしまう場合があります。

イメージも実際も、鬼門を外すとなると無駄な通路を作ることになったり。
必要な面積も削ったりと、コストや使い勝手に悪影響が出てくることが一般的です。

どんなに優秀な設計士でも、風水に対する明確なコンセプトを示して頂けないと設計が出来ないというのが本当の所です。

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