トレスホームズ プラスゼロ
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良くある質問 木製玄関ドア

質問:
設計士の方が安いと思うけど・・・

回答:
「いいえ」

設計士への報酬は工事代金に対して何%。
もしくは平米あたり○万円などという独自の計算式にて求められます。

お施主様が工務店を入札で選んだとしても、確実に数百万円の報酬が別に発生します。

設計士の創る家 = 工務店支払額 + 設計士の報酬

構造的に、工務店が作る家よりも割高になることは当然と言えます。
本来、工務店の支払金額に含まれる設計と現場管理の費用が除かれるとしても、確実に総支払額は増えます。
これは工務店の設計費よりも、建築士の設計費の方がコストが高くて当然だからです。

設計士の魅力はなんと言ってもデザインやプラン。
その部分に価値が見いだせるなら、決して設計士の創る家は高くないと思います。
少なくとも、志の低いハウスメーカーの設計士よりも、遙かに満足の出来る家がつくれます。

Tres Homes +0 [トレスホームズ・プラス・ゼロ]でも、設計費用(図面制作費)は頂きます。
設計士の現場管理費に該当する部分も本体価格に含まれます。
しかし、設計士の設定する費用よりは安価になります。

以上から、ご質問の回答は、「いいえ」となります。

注意が必要な設計士のタイプ

ネットで、このようなページを見付けました。

・設計手数料は○%(相場よりも安い)
・工務は指定業者
設計手数料も含めて「安い」事を訴えていました。
また、建築費用は全て見せるとも・・・

その自社ホームページを、すべて信じれば、「もの凄く安い」と取れましたが・・・
実際は違います。
その設計士が設定している手数料と、昨年の引き渡し棟数に乗算すると、設計事務所としての売り上げが計算出来ます。
この段階で、上記のシステムにムリ(嘘)があることは容易にわかります。
どう考えても、設計手数料で、会社を維持することが出来ない金額なのです・・・

この様なカラクリになっています。
見た目の設計手数料は低く。
工務店からバックマージンをもらい、手数料が低い分を補填。
一般の方が全てを判断出来ないからこそ、可能なカラクリでした。
「別の工務店(施主指定)にしてくれ」と言えば、こう返すでしょう。
「この工務店は実績がある。他の工務店なら、保証できない・・・」

設計士に任せることのリスク

設計士による住宅は95点も出ますが0点も出ます。
当然ですが資格を有しています。
ならば、安全かと言われると・・・
「過去のマンション耐震強度偽装問題」を考えればわかると思います。
資格を持っているから、安全という認識は捨てた方が良いでしょう。

ならば、過去のつくっている施主の評判・・・
ここも注意が必要です。
なぜなら、「施主」も素人だから・・・

ハウスメーカーの様に棟数をこなしていると、「親戚に業界関係者がいるお施主様」などと言うことも出てきます。
つまり、第三者のプロに見られることが多い為、偽造などは発覚しやすくなります。
十分な利益があることと、ブランドが落ちる事を恐れて、ハウスメーカーの偽造が起こりにくくなります。

販売規模が大きいと、悪い評判はネットですぐに見付けることが出来るはずです。

設計士の場合は・・・
元々の規模が小さいので、第三者のプロの目に触れる機会が少ない。
基礎などは完成するとわかりにくくなる。
「現場管理」(第三者に見せにくく)をしっかりとすれば、発覚の危険性は少ない。
この、「発覚」は法的に問題の無いレベル。
しかし、プロから見ると、「この価格ではもう少し上級の物を・・・」というところを狙います。

結果として・・・
・見た目はキレイ
・建築費は安い
・設計士も不当に儲かる

どんなに頑張っても、素人ではプロに対抗出来ないというのは事実です。

最後は人と人では無いでしょうか?

個人的には設計士のプランニングを工務店に入札することは推奨したくありません。

もしも、設計士の方を信用したなら、その設計士が信じる工務店を使うことをおすすめします。

入札は、「暇な工務店」を集めるだけです。
安い金額を提示するということはそれだけ「暇」と言うことを証明します。
これが何を意味するかはわかって頂けると思います。

住宅は公共施設や集合住宅(マンション)よりも、規模の小さな建築です。
建築に携わった、全ての方の顔が近くにあります。
職人も人間です。
契約時に値切られた(入札)ではやる気も無くして当然です。
設計図通りでも、やる気の部分で、いくらでも手抜きは可能です。